日向へ。

君の目にもう一度映る事を願って、呟いてみる。


細かな事はケジメとしてしまい込んだ。
良い大人なんだからって、くだらない理由で君を諦めたつもりだった。

でも、つもりはただの”つもり”でしかなかったみたいだ。
どうしたって僕の心が、あの日々の中で君がくれた言葉達を掴んで離してくれない。

「お前に傘を差して、その傷に絆創膏を貼ってやりたいんだ」

そう言って笑ってくれた君が、ずっと忘れられないでいる。

今はただひたすら君がどうしているのか気になって仕方ない。

君も、君の大事な人達やワンコも、元気にしてる?
頑張り過ぎてない?
優しい君の事だから、誰かに振り回されてないかな。たまにはキレた方が良いよ。
真面目な君に敵う奴なんかいないんだから。

それから、


まだこんなに好きで、ごめんね。


何とかやってみたんだ。
迷惑ばっかり掛けてた僕だから、せめて少しでも変わる為に癖を治してみたり、新しい事に挑戦してみたり。

それでも、それでも君の影を追わずにはいられなくて、誤魔化し続けて。…あれから数年経つのに…、僕はこうして君を探しに来てしまった。

ごめんね。
”良い大人”のお面をぶら下げている癖して、僕はまだ子供のままで、そして未だに、君が好きなんだと自覚してしまっている。

許されるなら直接伝えたい。

ねえ、日向。傷付けて本当にごめん。
まだ君が好きでしょうがない。
以前も今も、君を尊敬してる。

万が一この記事を君本人が見てくれる事があって、不愉快な思いさせてたらそれもごめん。

……もし、淡い記憶を思い起こしたいとかそんな気まぐれが起こったら声掛けてほしい。眼鏡割る勢いで喜ぶから。

もし君が今、幸せの中に在るなら心からおめでとうを言わせてほしい。
そりゃ、かなり妬くけど、何より君が笑える事に敵うもんなんてないんだから。


それでも、だけど、……ごめん、あいたい。
きみがすきだ。


【鍵】
僕は君より年下、お茶が名物、蕎麦が名物、初めましての時は君が来てくれた、けん玉、それぞれ白い猫と白い犬、君は荒北タイプが好み
これおれかも?って思った、から、……いや思ったから名乗り挙げてみたとこでどうしようかとか全然なんも考えてねーんだけど!考えてねーけど気になったんだからしょうがねーじゃん、もし違ってたらごめんな!
月島が探してんのがおれだとしたら、もう何年も前だけどおまえは今何してんのかなーって気になってんのはおれも同じ。最後にうんとおまえの事傷付けちまったのはおれだし何言ってんだって言われたらそれまでだけど。あん時こうしてりゃもっと優しくしてやれたのかなあとか考えなかったって言ったら嘘だしなあ。気強そうに見えて人一倍傷付き易いとことか、変わってない?
おれは色々あったけど色々あり過ぎてヒ、ヒツゼツ…?にし難い感じ!(笑)

取り敢えずこれちゃんと繋がるアドレスだから、おまえが何かしらアクション起こしたいって言うなら使ってくれ!
んで、鍵な。多分最後辺りのが一番分かり易いかも。人違いだったらごめん!

二人で日記書いた/二人とも煙草吸う/おれは犬、おまえは猫飼ってる/水族館行った/おまえがかんざしプレゼントしてくれた
嘘でしょ、…え、嘘デショ。みたいな感じでさっきから動揺しまくりなんだけど、一旦この記事と貰ったメールにそれぞれ返信してみたから良かったら連絡してやってくれないかな。
割れた眼鏡片付けながら待ってる。