傷ついた獣の住処は、

夜分に研ぎ澄まされていく神経が憎い。これではいつまで経っても眠れない。
ざわめく血液、胸元が苦しい。こんな思いをするぐらいなら、いっその事今すぐ外に出て滝行でもしようかと思うぐらいに頭が回路混線中だ。
俺がこんな風になるなどと可笑しいか?いつも冷静沈着、動揺などしないように見えるか?……見せてるだけだとしたら?

別に、誰かに暴露したい話がある訳じゃない。
誰かに面倒を見て貰いたい訳でもない。

ただ、人の声を聴いて、そしてこのツンとした湧き上がる物を忘れたいんだ。
誰か、共に言葉を交わさないか。それとも、弱った俺はお好みじゃないかな?まあ、弱ってるだなんて、見せはしないけれどな。はは。

提供は、俺か服/部君。
募集は、降/谷君か工/藤君。

沈黙の女神は微笑むのか。
静かな部屋で、ひとつ。君を待つ。
[本体通話orなり電]
なり電