兄「…ったく」
妹「ヒック…ヒック…」
兄「大丈夫か?」
妹「ヒック…ヒック…」
兄「お前もすぐに泣いたりするからアイツらが…」
妹「ヒック…だって……」
兄「…」
妹「ヒック…ヒック…」
兄「ほらっ帰るぞ」
妹「…ヒック…おんぶ…」
兄「……ほらっ」
ヒョイ
兄「…」
妹「…」
妹「ヒック…ヒック…」
兄「大丈夫か?」
妹「ヒック…ヒック…」
兄「お前もすぐに泣いたりするからアイツらが…」
妹「ヒック…だって……」
兄「…」
妹「ヒック…ヒック…」
兄「ほらっ帰るぞ」
妹「…ヒック…おんぶ…」
兄「……ほらっ」
ヒョイ
兄「…」
妹「…」
(F904i/FOMA)
母「あんた本気で言ってるのかい?」
兄「…うん」
母「簡単になれるほど騎士の世界は甘くないんだよ」
兄「…」
タタタッタッ
妹「…お兄ちゃん!」
母「はぁ…一体誰に似ちまったのかねぇ…」
妹「でもお母さん…お兄ちゃんはふざけてなんて言ってないよ!」
母「妹…分かってるわよ」
妹「…」
母「あの子の覚悟を…確かめたいだけさ…」
兄「…うん」
母「簡単になれるほど騎士の世界は甘くないんだよ」
兄「…」
タタタッタッ
妹「…お兄ちゃん!」
母「はぁ…一体誰に似ちまったのかねぇ…」
妹「でもお母さん…お兄ちゃんはふざけてなんて言ってないよ!」
母「妹…分かってるわよ」
妹「…」
母「あの子の覚悟を…確かめたいだけさ…」
(F904i/FOMA)
妹「いよいよ今日からだね!」
兄「うん!…母さんのこと頼むな」
妹「こっちは任せておいて♪…兄さんもよーやく王立騎士団の一員かぁ」
兄「正直な話…やってけるかどうか不安だけどな」
妹「兄さんなら…きっと大丈夫だよ♪」
兄「ありがとう…じゃぁ行ってくる!」
妹「行ってらっしゃーい!!」
兄「うん!…母さんのこと頼むな」
妹「こっちは任せておいて♪…兄さんもよーやく王立騎士団の一員かぁ」
兄「正直な話…やってけるかどうか不安だけどな」
妹「兄さんなら…きっと大丈夫だよ♪」
兄「ありがとう…じゃぁ行ってくる!」
妹「行ってらっしゃーい!!」
(F904i/FOMA)
妹「はぁ…最近は全然帰ってこないね……」
母「しょうがないさ。隊長に昇格して何かと忙しいんだよ」
妹「はぁ…」
母「それよりも…妹……」
妹「ん?」
母「本当に見習い試験を受けるつもりなのかい?」
妹「…うん…私も兄さんのような強い騎士になりたい」
母「泣き虫なあんたがねぇ…何だか心配だよ」
妹「私なら平気だよ。それに今の時代は女性も活躍しなくっちゃ!」
母「まっ…悔いの残らないようにね」
妹「うん♪」
母「しょうがないさ。隊長に昇格して何かと忙しいんだよ」
妹「はぁ…」
母「それよりも…妹……」
妹「ん?」
母「本当に見習い試験を受けるつもりなのかい?」
妹「…うん…私も兄さんのような強い騎士になりたい」
母「泣き虫なあんたがねぇ…何だか心配だよ」
妹「私なら平気だよ。それに今の時代は女性も活躍しなくっちゃ!」
母「まっ…悔いの残らないようにね」
妹「うん♪」
(F904i/FOMA)
妹「やっとここまで来れたよ…」
団長「よし…次の者」
妹「!」
スタスタスタ
妹「きょ、今日から配属されました!妹です!!」
騎士「ひゅ〜♪ これまた小っこい騎士ちゃんだね」
妹「ち、小さくても騎士道精神は海よりも深いです!」
騎士「はははっ…君おもしろいねw」
団長「…」ギロッ
騎士「っと…」
団長「………よし…次の者」
団長「よし…次の者」
妹「!」
スタスタスタ
妹「きょ、今日から配属されました!妹です!!」
騎士「ひゅ〜♪ これまた小っこい騎士ちゃんだね」
妹「ち、小さくても騎士道精神は海よりも深いです!」
騎士「はははっ…君おもしろいねw」
団長「…」ギロッ
騎士「っと…」
団長「………よし…次の者」
(F904i/FOMA)
妹「はぁ…緊張したぁ」
ポン
妹「ひやぁ?!」
騎士「っと…驚かないでよw」
妹「さっきの…?」
騎士「そそw これでも君の先輩なんで宜しくなwww」
妹「こちらこそ! 宜しくお願い致します!!」
ペコリ
騎士「うわぁ…堅すぎて引くよw」
妹「そ、そうですか…?」
騎士「うんw もっと肩の力を…って言ってもまだ無理かwww」
妹「頑張ります!」
騎士「ははっw …うお?!」
妹「…?」
騎士「まっ分からない事があったら気軽に聞いてねー」
タタタッタッ
ポン
妹「ひやぁ?!」
騎士「っと…驚かないでよw」
妹「さっきの…?」
騎士「そそw これでも君の先輩なんで宜しくなwww」
妹「こちらこそ! 宜しくお願い致します!!」
ペコリ
騎士「うわぁ…堅すぎて引くよw」
妹「そ、そうですか…?」
騎士「うんw もっと肩の力を…って言ってもまだ無理かwww」
妹「頑張ります!」
騎士「ははっw …うお?!」
妹「…?」
騎士「まっ分からない事があったら気軽に聞いてねー」
タタタッタッ
(F904i/FOMA)
妹「ん…?」
団長「何か言われたのか?」
クルッ
妹「に…兄さん」
団長「まぁいい…新人のうちはあまり前には出ない事だな」
妹「わ、分かってるわよ…でも……」
団長「ここはおまえが想い描く華やかな幻想など一切ない!」
妹「…」
団長「騎士と聞こえはいいが戦場では真っ先に血に染まっていく…忘れるなよ」
妹「うん…」
団長「それと…ここでは兄さんなどと呼ぶな」
妹「分かりました…団長……」
団長「…」
スタスタスタ
団長「何か言われたのか?」
クルッ
妹「に…兄さん」
団長「まぁいい…新人のうちはあまり前には出ない事だな」
妹「わ、分かってるわよ…でも……」
団長「ここはおまえが想い描く華やかな幻想など一切ない!」
妹「…」
団長「騎士と聞こえはいいが戦場では真っ先に血に染まっていく…忘れるなよ」
妹「うん…」
団長「それと…ここでは兄さんなどと呼ぶな」
妹「分かりました…団長……」
団長「…」
スタスタスタ
(F904i/FOMA)
22 あ
未完のものに対して面白いもくそもないだろ
理解出来なくて当然
これで完結ならくそ
現時点の「面白い」というコメントは、「これから面白くなりそうな展開で面白い」という意味の「面白い」であり…
かまわん。続けろ
理解出来なくて当然
これで完結ならくそ
現時点の「面白い」というコメントは、「これから面白くなりそうな展開で面白い」という意味の「面白い」であり…
かまわん。続けろ
(K002/au)
23 無名さん
____
// ̄ ̄`|
/|続 だ |
/ |く が |
/イ \___|
/ |// /| |
/_\ /_/_レ|
∧o>/ ィニ≡三\|
/ミ// r-<彡ノ|
/ /彡 ヾ\_O> |
/iハ-イ )  ̄丶彡|
`/ i∧二 // |
/ (`ー、\ // /|
`<|`ーヾ_丶 // (r|
`< ノ / リ|
`< //7|
`</ / |
`<|
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/|続 だ |
/ |く が |
/イ \___|
/ |// /| |
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/ミ// r-<彡ノ|
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/iハ-イ )  ̄丶彡|
`/ i∧二 // |
/ (`ー、\ // /|
`<|`ーヾ_丶 // (r|
`< ノ / リ|
`< //7|
`</ / |
`<|
(W53T/au)
ザワザワ
騎士「よっ!」
妹「あっ騎士さん」
騎士「もしかして緊張してるの?」
妹「…初めての戦いだからかな」
騎士「俺も最初の頃は妙に緊張したなー」
妹「ですよね…」
騎士「…」
妹「…」
騎士「…本当は違うでしょ?」
妹「ふえっ?!」
騎士「何となくだけど…そんな気がする」
妹「す、鋭いですね」
騎士「…」ニコッ
妹「実は───」
騎士「よっ!」
妹「あっ騎士さん」
騎士「もしかして緊張してるの?」
妹「…初めての戦いだからかな」
騎士「俺も最初の頃は妙に緊張したなー」
妹「ですよね…」
騎士「…」
妹「…」
騎士「…本当は違うでしょ?」
妹「ふえっ?!」
騎士「何となくだけど…そんな気がする」
妹「す、鋭いですね」
騎士「…」ニコッ
妹「実は───」
(F904i/FOMA)
騎士「なるほどね…優しかった兄さんが変わってしまったと」
妹「今の兄は何か怖いと言うか…感情がないように感じられて……」
騎士「うーん…妹ちゃん」
妹「はい?」
騎士「んー…」
妹「…」
騎士「こればっかりは口で説明しても分からないか…」
妹「?」
騎士「何て言うか…っと」
騎士「団長が来たよ!」
妹「!」
スタスタスタ
団長「今より我々は西の外れにある村へ向かう」
団長「その村は昨日オークの急襲により陥落したとの報告があった」
ザワザワ
騎士「また獣人かよ…」
妹「…」
団長「目的はオークの掃討…皆気を引き締めていけ」
騎士「いきなりハードな内容だね…」
妹「掃討作戦…ですか…」
団長「A班は正面からB班は裏手から回り込め!」
団長「よし!行くぞ!!」
騎士「俺についてきてね」
妹「はい!」
妹「今の兄は何か怖いと言うか…感情がないように感じられて……」
騎士「うーん…妹ちゃん」
妹「はい?」
騎士「んー…」
妹「…」
騎士「こればっかりは口で説明しても分からないか…」
妹「?」
騎士「何て言うか…っと」
騎士「団長が来たよ!」
妹「!」
スタスタスタ
団長「今より我々は西の外れにある村へ向かう」
団長「その村は昨日オークの急襲により陥落したとの報告があった」
ザワザワ
騎士「また獣人かよ…」
妹「…」
団長「目的はオークの掃討…皆気を引き締めていけ」
騎士「いきなりハードな内容だね…」
妹「掃討作戦…ですか…」
団長「A班は正面からB班は裏手から回り込め!」
団長「よし!行くぞ!!」
騎士「俺についてきてね」
妹「はい!」
(F904i/FOMA)
オーク尖兵「グワッ…」
騎士「っと…こいつで最後かな」
妹「す、すごいですね…」
騎士「まーねw 団長の次ぐらいにオレ強いよwww」
妹「私なんてただの足手まといなのに…」
騎士「いやいや…最初はそんなもんだって」
妹「…」
騎士「あらかた片付いたし…1度戻ろっか」
妹「はい!」
トコトコトコ
妹「(はぁ…結局何も出来なかったなぁ……)」
カタン
妹「…?」
妹「何の音だろ?」
キョロキョロ
妹「あれ…教会の扉が開いてる」
妹「誰かいるのかな?」
トコトコトコ
妹「誰かいますかぁ…ボソッ」
…
妹「いない…よね?」
ゴン
妹「っ…」
騎士「っと…こいつで最後かな」
妹「す、すごいですね…」
騎士「まーねw 団長の次ぐらいにオレ強いよwww」
妹「私なんてただの足手まといなのに…」
騎士「いやいや…最初はそんなもんだって」
妹「…」
騎士「あらかた片付いたし…1度戻ろっか」
妹「はい!」
トコトコトコ
妹「(はぁ…結局何も出来なかったなぁ……)」
カタン
妹「…?」
妹「何の音だろ?」
キョロキョロ
妹「あれ…教会の扉が開いてる」
妹「誰かいるのかな?」
トコトコトコ
妹「誰かいますかぁ…ボソッ」
…
妹「いない…よね?」
ゴン
妹「っ…」
(F904i/FOMA)
騎士「団長!教会周辺は制圧完了です!!」
団長「…」
騎士「団長?」
団長「あぁ…すまない」
騎士「何か問題でも?」
団長「いや…掃討は上手く行っている……が」
騎士「が?」
団長「どうにも腑に落ちない」
騎士「…呆気なさ過ぎるって事ですか?」
団長「そう…まるで我々をサンドリアから……」
団長・騎士「?!」
団長「すぐに戻るぞ!」
騎士「は、はい!」
団長「チョコボで急いでも半日か…くそっ!」
騎士「あ、あれ?」
団長「ん…どーした?」
騎士「新人が…いません……」
団長「なん…だと」
団長「…」
騎士「団長?」
団長「あぁ…すまない」
騎士「何か問題でも?」
団長「いや…掃討は上手く行っている……が」
騎士「が?」
団長「どうにも腑に落ちない」
騎士「…呆気なさ過ぎるって事ですか?」
団長「そう…まるで我々をサンドリアから……」
団長・騎士「?!」
団長「すぐに戻るぞ!」
騎士「は、はい!」
団長「チョコボで急いでも半日か…くそっ!」
騎士「あ、あれ?」
団長「ん…どーした?」
騎士「新人が…いません……」
団長「なん…だと」
(F904i/FOMA)
妹「…あ…だ、だめだよ……」
オーク尖兵「…」
妹「は、恥ずかしいよ…」
オーク尖兵「…ゴクリ」
妹「………!」
妹「ふえっ?!…お、オーク?」
オーク尖兵「あぁ目覚めちゃったすね」
妹「…」
妹「…ここは一体?」
オーク尖兵「ここは教会の中っすよ」
妹「教会の…なか……そ、そうだ!後ろから殴られて…」
オーク尖兵「気絶して縛られたっす」
妹「くっ…(ほどけないか)」
オーク尖兵「足掻いても駄目っすよ?」
妹「あんた達…こんなとこで一体何を企んでるの?」
オーク尖兵「…まぁ…所詮は女一人……いいでしょう」
オーク尖兵「我等の計画はお前たちサンドリア騎士団を誘き出すこと」
妹「おびき出す?」
オーク尖兵「王都を攻めるには邪魔な存在なんすよ」
妹「じゃぁ…今頃は」
オーク尖兵「軍の精鋭達が攻め込んでるところっすかね」
妹「そんな…」
オーク尖兵「あ…今から戻っても間に合わない距離っすからね」
妹「…」
オーク尖兵「諦めるのも勇気っすよ」
妹「…な、なんであんた達は隠れてたのよ!」
オーク尖兵「んー…時間の調整ってやつっすね」
妹「…?」
オーク尖兵「騎士団の掃討が早そうなら時間稼ぎにコイツラを使おっかなぁっと」
チラッ
妹「えっ…」
オーク尖兵「…」
妹「は、恥ずかしいよ…」
オーク尖兵「…ゴクリ」
妹「………!」
妹「ふえっ?!…お、オーク?」
オーク尖兵「あぁ目覚めちゃったすね」
妹「…」
妹「…ここは一体?」
オーク尖兵「ここは教会の中っすよ」
妹「教会の…なか……そ、そうだ!後ろから殴られて…」
オーク尖兵「気絶して縛られたっす」
妹「くっ…(ほどけないか)」
オーク尖兵「足掻いても駄目っすよ?」
妹「あんた達…こんなとこで一体何を企んでるの?」
オーク尖兵「…まぁ…所詮は女一人……いいでしょう」
オーク尖兵「我等の計画はお前たちサンドリア騎士団を誘き出すこと」
妹「おびき出す?」
オーク尖兵「王都を攻めるには邪魔な存在なんすよ」
妹「じゃぁ…今頃は」
オーク尖兵「軍の精鋭達が攻め込んでるところっすかね」
妹「そんな…」
オーク尖兵「あ…今から戻っても間に合わない距離っすからね」
妹「…」
オーク尖兵「諦めるのも勇気っすよ」
妹「…な、なんであんた達は隠れてたのよ!」
オーク尖兵「んー…時間の調整ってやつっすね」
妹「…?」
オーク尖兵「騎士団の掃討が早そうなら時間稼ぎにコイツラを使おっかなぁっと」
チラッ
妹「えっ…」
(F904i/FOMA)
子供「んー…んー…!」
オーク尖兵「ガキは五月蠅いから口は塞ぐっす」
妹「いち…に……5人も」
オーク尖兵「まぁ何だかんだで使う機会もなかったわけで…」
妹「なら今すぐに子供達を解放しなさい!」
オーク尖兵「…」
妹「私達の戦いに子供は無関係でしょ!」
オーク尖兵「んー…それは無理な話っすね」
妹「…どうして?」
オーク尖兵「子供は成長すれば大人になる…」
妹「当たり前じゃない!」
オーク尖兵「大人は獣人を狩るっすからね」
妹「それは…」
オーク尖兵「悪いけど子供達には死んでもらうっすよ」
子供「んー…!」
妹「!」
オーク尖兵「勿論あんたもっすけど」
妹「…」
オーク尖兵「まぁ隊長が戻ってくるまで大人しくしていることっすね」
ドタドタドタ
妹「(お兄ちゃん…)」
オーク尖兵「ガキは五月蠅いから口は塞ぐっす」
妹「いち…に……5人も」
オーク尖兵「まぁ何だかんだで使う機会もなかったわけで…」
妹「なら今すぐに子供達を解放しなさい!」
オーク尖兵「…」
妹「私達の戦いに子供は無関係でしょ!」
オーク尖兵「んー…それは無理な話っすね」
妹「…どうして?」
オーク尖兵「子供は成長すれば大人になる…」
妹「当たり前じゃない!」
オーク尖兵「大人は獣人を狩るっすからね」
妹「それは…」
オーク尖兵「悪いけど子供達には死んでもらうっすよ」
子供「んー…!」
妹「!」
オーク尖兵「勿論あんたもっすけど」
妹「…」
オーク尖兵「まぁ隊長が戻ってくるまで大人しくしていることっすね」
ドタドタドタ
妹「(お兄ちゃん…)」
(F904i/FOMA)
騎士「…!」
団長「教会の中にまた入っていったな」
騎士「殲滅したと思ったのに…」
団長「おそらく隠れていたのだろう」
騎士「何の為に?」
団長「分からん…が教会に何かあるのは確かだな」
騎士「あそこに新人も?」
団長「周りで探してないのはあそこだけだろ」
騎士「…」
騎士「…団長」
団長「ん?」
騎士「サンドリアに戻らなくて良かったんですか?」
団長「あぁ…あいつらだけでも大丈夫だろ」
騎士「残ったのは…新人が……家族だからですか?」
団長「…」
騎士「妹さん…なんですよね?」
団長「確かにお前の言う通り新人は家族だ」
騎士「…」
団長「だが…それが残った理由ではない」
団長「もし今の妹の立場がお前でも、俺は同じ行動をとるだろう」
騎士「…でも妹さんは」
団長「分かっている…」
騎士「…」
団長「!……見ろ。あそこの木から二階に入れそうだぞ」
騎士「…行きましょう」
団長「教会の中にまた入っていったな」
騎士「殲滅したと思ったのに…」
団長「おそらく隠れていたのだろう」
騎士「何の為に?」
団長「分からん…が教会に何かあるのは確かだな」
騎士「あそこに新人も?」
団長「周りで探してないのはあそこだけだろ」
騎士「…」
騎士「…団長」
団長「ん?」
騎士「サンドリアに戻らなくて良かったんですか?」
団長「あぁ…あいつらだけでも大丈夫だろ」
騎士「残ったのは…新人が……家族だからですか?」
団長「…」
騎士「妹さん…なんですよね?」
団長「確かにお前の言う通り新人は家族だ」
騎士「…」
団長「だが…それが残った理由ではない」
団長「もし今の妹の立場がお前でも、俺は同じ行動をとるだろう」
騎士「…でも妹さんは」
団長「分かっている…」
騎士「…」
団長「!……見ろ。あそこの木から二階に入れそうだぞ」
騎士「…行きましょう」
(F904i/FOMA)
スタッ
騎士「大丈夫そうです」
団長「よっ…と」
スタスタスタ
騎士「一階と吹き抜けになっているのか………っ!」
団長「どうした?」
騎士「団長…静かに……あそこです」
団長「……妹」
騎士「子供もいますね…」
団長「見える範囲で五匹のオークか」
騎士「妹さんだけならまだしも…子供達も守りながら…か」
団長「…」
騎士「む!…誰か入ってきましたよ」
ドタドタドタ
騎士「大丈夫そうです」
団長「よっ…と」
スタスタスタ
騎士「一階と吹き抜けになっているのか………っ!」
団長「どうした?」
騎士「団長…静かに……あそこです」
団長「……妹」
騎士「子供もいますね…」
団長「見える範囲で五匹のオークか」
騎士「妹さんだけならまだしも…子供達も守りながら…か」
団長「…」
騎士「む!…誰か入ってきましたよ」
ドタドタドタ
(F904i/FOMA)
オーク隊長「そいつは?」
オーク尖兵「はっ!騎士団の1人と思われます」
オーク隊長「ふむ…とりあえず作戦は成功した。我らも拠点に引き上げるぞ」
オーク尖兵「はっ!」
妹「…」ジー
オーク隊長「なんだその目は?」
妹「…」
オーク隊長「こんな状況下でも反抗的とはな………おい!」
オーク尖兵「はっ!」
オーク隊長「こいつの目の前でそこの子供達を殺してやれ」
妹「なっ…!」
オーク隊長「如何に自分が無力な存在なのか知ってから死ぬんだな」
妹「卑劣な!」
オーク尖兵「このガキでいいっすかね」
女の子「…ヒック…ヒック」
オーク隊長「やれ!」
オーク尖兵「じゃあな!お嬢ちゃん!!」
ドン
オーク尖兵「うおっ?!」
女の子「!」
妹「!」
男の子「…」
オーク尖兵「このガキ…いつの間にロープを」
男の子「い…妹をいじめるなっ!」
女の子「…お兄ちゃん」
オーク尖兵「テメエっぶさけやがって!」
男の子「ほら…後ろに…」
女の子「…」コクリ
オーク尖兵「はっ!騎士団の1人と思われます」
オーク隊長「ふむ…とりあえず作戦は成功した。我らも拠点に引き上げるぞ」
オーク尖兵「はっ!」
妹「…」ジー
オーク隊長「なんだその目は?」
妹「…」
オーク隊長「こんな状況下でも反抗的とはな………おい!」
オーク尖兵「はっ!」
オーク隊長「こいつの目の前でそこの子供達を殺してやれ」
妹「なっ…!」
オーク隊長「如何に自分が無力な存在なのか知ってから死ぬんだな」
妹「卑劣な!」
オーク尖兵「このガキでいいっすかね」
女の子「…ヒック…ヒック」
オーク隊長「やれ!」
オーク尖兵「じゃあな!お嬢ちゃん!!」
ドン
オーク尖兵「うおっ?!」
女の子「!」
妹「!」
男の子「…」
オーク尖兵「このガキ…いつの間にロープを」
男の子「い…妹をいじめるなっ!」
女の子「…お兄ちゃん」
オーク尖兵「テメエっぶさけやがって!」
男の子「ほら…後ろに…」
女の子「…」コクリ
(F904i/FOMA)
オーク尖兵「糞ガキがっ!死ねっ!!!」
ザクッ
男の子「…っ」
オーク尖兵「…き、貴様」
ポタッ…ポタッ…
男の子「…お、おねーさん?」
妹「…怪我は…ない?」
男の子「」コクリ
女の子「おねーちゃん…血が…いっぱい……」
妹「私なら大丈夫……しっかり妹さんを守ってあげてね」
男の子「うん!」
クルリ
妹「…」キッ
オーク尖兵「うッ…た、隊長?!」
オーク隊長「…武器もなければ両手は未だに縛られたままのナイトに臆するな!」
オーク尖兵「で、ですが…」
オーク隊長「チッ…女と思って甘く見ていたが やはりナイトはナイトか……」
妹「この子達には指一本触れさせませんよ!」
オーク尖兵「」
オーク隊長「貸せ!」
オーク尖兵「ひっ?!」
オーク隊長「俺様をそこいらの雑魚と一緒にするなよっ!…死ねぇぇえぇ!!!」
妹「っ!」
ザクッ
男の子「…っ」
オーク尖兵「…き、貴様」
ポタッ…ポタッ…
男の子「…お、おねーさん?」
妹「…怪我は…ない?」
男の子「」コクリ
女の子「おねーちゃん…血が…いっぱい……」
妹「私なら大丈夫……しっかり妹さんを守ってあげてね」
男の子「うん!」
クルリ
妹「…」キッ
オーク尖兵「うッ…た、隊長?!」
オーク隊長「…武器もなければ両手は未だに縛られたままのナイトに臆するな!」
オーク尖兵「で、ですが…」
オーク隊長「チッ…女と思って甘く見ていたが やはりナイトはナイトか……」
妹「この子達には指一本触れさせませんよ!」
オーク尖兵「」
オーク隊長「貸せ!」
オーク尖兵「ひっ?!」
オーク隊長「俺様をそこいらの雑魚と一緒にするなよっ!…死ねぇぇえぇ!!!」
妹「っ!」
(F904i/FOMA)
団長「…お前がな」
オーク隊長「ふえっ?」
ズバッ
オーク隊長「」
オーク尖兵「ひぃぃぃいぃぃ」
妹「だ、団長!」
団長「話は後だ!…先ずはコイツらを片付けるぞ」
妹「は、はい!」
オーク隊長「ふえっ?」
ズバッ
オーク隊長「」
オーク尖兵「ひぃぃぃいぃぃ」
妹「だ、団長!」
団長「話は後だ!…先ずはコイツらを片付けるぞ」
妹「は、はい!」
(F904i/FOMA)
団長「ふぅ…」
騎士「何とか片付いたみたいですね」
団長「まさか子供までいるとはな」チラッ
騎士「確かに予想外でしたね」チラッ
妹「もう大丈夫だよ」
男の子「ありがとうございました!」
ペコリ
女の子「ありがとー」
ニパッ
妹「…ん」ニコリ
騎士「まぁ予想外なのはそれだけじゃないんじゃないですか?」
団長「…だな」
騎士「でしたら…」
団長「」
スタスタスタ
団長「…怪我は大丈夫か?」
妹「えっ…あ、はい!」
団長「…」
妹「…」
団長「何故あの時突っ込んだ?」
妹「…」
団長「命を無駄n」
妹「無駄じゃ…ないよ」
妹「昔兄さんが教えてくれたこと」
妹「ナイトは弱き人達の盾になる」
団長「…」
妹「誰かを守る想いが…」
団長「力を溢れさせる…か」
団長「懐かしい言葉だな」
妹「気付いたら体が自然に動いてたんだ…」
団長「そうか…」
妹「ねぇ…兄さんは───」
騎士「何とか片付いたみたいですね」
団長「まさか子供までいるとはな」チラッ
騎士「確かに予想外でしたね」チラッ
妹「もう大丈夫だよ」
男の子「ありがとうございました!」
ペコリ
女の子「ありがとー」
ニパッ
妹「…ん」ニコリ
騎士「まぁ予想外なのはそれだけじゃないんじゃないですか?」
団長「…だな」
騎士「でしたら…」
団長「」
スタスタスタ
団長「…怪我は大丈夫か?」
妹「えっ…あ、はい!」
団長「…」
妹「…」
団長「何故あの時突っ込んだ?」
妹「…」
団長「命を無駄n」
妹「無駄じゃ…ないよ」
妹「昔兄さんが教えてくれたこと」
妹「ナイトは弱き人達の盾になる」
団長「…」
妹「誰かを守る想いが…」
団長「力を溢れさせる…か」
団長「懐かしい言葉だな」
妹「気付いたら体が自然に動いてたんだ…」
団長「そうか…」
妹「ねぇ…兄さんは───」
(F904i/FOMA)