1 とーよー

【とよっちゃん】

 
さて、パイナがじばっくんを完成させたのでコッチも対抗手段とし、本日より、本トピックで『とよっちゃん』を書き進めていこうと思う。とよっちゃんとはなにか?それは1文字前までの文字を打っている俺には分からない。言い方を変えれば、1文字先の文字を打つ俺には分かっている。つまり、未来の俺に全てを託し、とよっちゃんは活躍していくわけである。とよっちゃんは良い子である。毎日、お花に水をやっている。じいちゃんとばあちゃんの片モミとかもする。お使いにも行く。回覧板も届ける。悪い奴がいたらやっつけ、良い奴がいたら頭をなでる。それがとよっちゃんである。
(PC ID:tWPyNB)
2 とーよー
 
とよっちゃんはこの日、親友のハンサム太郎と一緒に町へ出た。ハンサム太郎はハンサムだったので、女の子達も100人くらい付いて来た。とよっちゃんとハンサム太郎は映画館へと入った。100人の女の子も一緒に入って来たので、すぐに館内はパンパンとなった。「狭過ぎて窒息死してしまうのぉー。まっ、女共に押し潰されて死ねるのならば本望じゃがのぉー」と、後ろの席で言ったのは村1番のドスケベ変体、エロガッパじいさんであった。エロガッパじいさんはエロイので毎日、何処へ行くにも両手にエロ本を持ち、ウォークマンで女の喘ぎ声を聴きながら歩いている。「お!エロガッパじいさんじゃないですかー。こんなところで何しているんですか?」そう聞いたのは更に後の席へと座っていたフツー太郎であった。フツー太郎は何もかもがフツーなので、村のみんなからフツーだなーと思われているフツーの青年であった。「今日はこの映画の女がシャワーを浴びるシーンを観に来たのじゃ。フツー太郎も来ておったかー。ふーむ、フツー太郎はフツーなので、とくに問題無いにしろ、貴様は死ねぇー!!」と、エロガッパじいさんの杖で脳天をブッ刺されて即死したこの少女こそ、何を隠そう、コロサレタガリーヌであった。コロサレタガリーヌは殺されるのが好きだったので、隙あらば殺されようと、毎日、自分が殺されるチャンスを伺っていた。しかし、生まれながらにしてのゾンビ体質だったので、10秒もするとすぐに生き返ってしまう。また、そここそがとよっちゃんから愛され続けているポイントでもあった。ブゥ〜、映画が始まった。みんなはジッとスクリーンを観た。
(PC ID:tWPyNB)
3 トヨル
 
スクリーンには銃撃戦からカンフーアクション、アダルトヌードから髪の長いオバケと様々なものが映し出されていたが、そんな映画を映写機で回し続けているこのおじさんこそ、何を隠そう、トヨマパである。トヨマパは、とよっちゃんのパパであり、同時にママでもあった。従って、チンコもマンコもあったが、トヨマパは若い頃、整体手術によって、チンポとマンコの両方が備え付けられたため、毎日、自分とセックスをしていた。それで、生まれたのがとよっちゃんであった。従って、とよっちゃんは親のDNAを100パーセント受け継ぎ、トヨパマと何1つ変わらない程、見た目も性格も性別も一緒だった。なので、とよっちゃんも毎日自分とセックスをしていた。ラブラブだった。自分自身をとことん愛して止まなかった。勿論、この日もとよっちゃんは映画館の中で自分とイチャ付いていたが、その様子を密かにスマホニックガラケーで撮影し、ニコニコユーチューブーイングにアップデジタルアトラクションしようとしていた人物こそが、動画貼り付け職人ワールドアジア大会で見事、3位に輝いた、カメラワーク中松である。カメラワーク中松は、カメラワークに拘っていたため、暗闇の映画館の中で、自分が撮影するとよっちゃんの動画に移り込んでしまう人物のコーラやポップコーンに1つ1つ毒薬を入れていたが、これを誰よりも真っ先に見逃さなかったのが、かの有名な見逃さないポリスであった。見逃さないポリスは世界中全ての犯罪を見逃さない透視能力があったので、カメラワーク中松の悪事にも当然気付いてはいたが、1秒で軽く、100犯罪はテレパシングされて来る程に霧が無かったため、この日もいつものように、映画館から3000キロ離れた国の工場でドラム缶を磨く仕事を続けていた。ブゥ〜、映画が終わり、スクリーンが上がった。とよっちゃんとカメラワーク中松の間にある席に座る人達以外は立ち上がり、映画館をあとにした。
(PC ID:uT5YMk)