とーよー不在

とーよー不在。オレは悲しむ！　しかしながら前進する。


　北嶋は、花屋。花を売っている。いい花を。
「あ〜飽きた」
　頑張れお客様のために。
　不況だから客がへった。みんな花より団子って感じ。北嶋はひまだったから、花を食べた。まずい。吐いた。バカか。
　このままだと店がつぶれる。北嶋は、花を使って、ムサルガードを作った。一個7500円で売った。78個売れた。凄い凄い。しかし開発費に100万円かかってるから赤字だ。
　悲しいことだ！
　北嶋は鬱になって自殺した。そんな花屋の隣にラーメン屋がある。担々麺がむちゃくちゃ旨い。
　まどかと田中は食べに行った。
「おいしいね」
「まじうま」
　店主が、ねこラーメンもあるよと言った。猫を捕まえてきて鍋にぶっこんだ。
　残酷！
　ねこラーメン750円です！

オレは寝る。
といっても一時間だけ！

オッケー
いい感じだ

　
おはよん！

寝れば良いし、起きれば良い。

色んな夢を見れば良い。

「いぬラーメンもあるよ。ねずみ餃子もあるよ。カエル定食もいかがかね？」

店主はニコニコしながら様々な残酷メニューをまどかと田中にオススメした。田中はまどかの前だったこともあって格好付けて店主に言った。

「ココにはそんな非人道的な料理しかないのですか？私達はそんな残酷なものは食べれません」

その言葉を聞いて店主はちょっとムッとした表情を浮かべた。ムッとしながらこう言い返した。

「おい。なにが非道徳的なんだ？どこが残酷なんだ？オマエラは普段何を食ってる？普通の餃子にも豚肉は入っているし、ラーメンにはチャーシューも卵も入っているぞ。それが猫や犬に代わるだけで残酷って考えの方が差別的であって非道徳的なんじゃねーか？残酷の定義も考えずに青二才がほざきやがるな。食わねーのならさっさと出てけ」

それを聞き、田中は返す言葉が出て来なかった。