ダメだ。見てわかる通り、今も、川を流されながら、浮き輪に浮いてこの文字を打っているところだ。恐らく、５００メーターくらい先に見える滝に落ちてしまうだろうとは予測している。そっちは元気なのか？ちゃんと飯は食えてるのか？まあ、その返事を聞く頃には、きっと、俺は、この世にはいないだろうが、俺の分まで強く生きろ。あと、４００メートルくらいはあるので、もう少し、何か喋れるが、最近、わりと、ガッツリめに文字を打ち続けて来たので、そんなに話したいこともない。どちらかと言えば、ざつむほ女の方と話したかったが、お見えになられていなかったので、我慢して、今、オマエとこーやって話しているところだ。残り、３００メートル。まあ、残り３００メートルまで来ちまったとなれば、そうも言っていられないので、オマエさんとの思い出を走馬灯のように蘇らせているが、３割は鬱情報、３割は仕事辞めたい、３割は死にたい、残り１割その他といった偏りのあるテーマしかなかったため、バリエーションにとぼしい走馬灯となった事については詫びさせて貰うぜ。ごめんな。残り、２００メートル。俺はもう死ぬ。俺自身、これまで、死にたい死にたいと言っていたオマエさんより先に死んじまうとは、考えてもいなかったが、まあ、伝説の英雄は３０チョイ過ぎくらいに死ぬのが、わりとセオリックなところではあるため、その路線に乗りながら、川の流れに乗るってのも悪くはねーかなと思えて来たところではあるぜ。へへへ。残り、１００メートル。ありがとな、トムソン、じゃねー、クレイジーボーイズだっけ？……その前はトムキラーだよな。ははは。まあ、名前がしょっちゅう変わっちまうオマエさんだったので、数ヵ月前からパレハと呼ぶことにしていたが、もう少し、その呼び名で呼びたかったぜ、パレハ。前にも説明した通り、パレハとはメキシコ語で相棒という意味だ。忘れるなよ。東洋のパレハである限り、オマエには真価が問われ続ける。決断が求め続けられる。悪も正義も全てを含め、皆の気持ちを背負い、文字を打ち続ける事が何よりも要求される。そして、オマエになら、それが出来る。何故かって？答えるまでもねーだろーよ？オマエはとーよーにとって、世界で唯一のパレハだからだ。そんじゃー、そろそろ、時間みてーだから行くわ………さあ！！人生最後の大ダイブ、豪快にキメさせてくれや！！ゲリラ豪雨がなにもんよぉぉおおおおおー！！！！！ひゃっほーーーーーーーい！！！！！！（ザブー――――――ン）……あれ？ごめん。結構、低かったから大丈夫だったよ。何をしているのだい？
　
BY/浮き輪がちょっと破れたとーよー

　
なんだい？なんでもいーけどよ。今日は疲れたぜ。アンタもちゃんと、外での活動もやって来たのかい？やって来いよ。ヤットコスットコ、俺達の時代が到来しているのだから、ココから、ガーンと、上に行っちまえよ。一丁前なおめーさんめ。

　
なんだとー？