とーよー

生きろ

　
十分、生きた……さ。いや、ちーーーーっと、生き過ぎちまったのかもしれねーなぁ〜。こうして、オメーと話していると、最初に会った時のことを思い出すぜ。あの頃はよく二人で、なんでもねー文字打ってははしゃぎ倒して、あーでもねー、こーでもねー、って、いがみ合ったもんだよなー。もう、オメーと喧嘩出来なくなると思うと、淋しく思えちまうぜ。へへへ。すまねぇー。それじゃー、そろそろ……時間みてーだから行くわ。さあ！！ココは俺に任せてオマエラは行け！！早く！！何をモタモタしてやがる！！奴等が来ちまうぞ！！やめろ！！離せ！！分かった分かった！！……じゃあ、これが俺からの最後の命令だからよく聞いてくれ。全員………………生きろ………………何がなんでもオマエラ全員生きるんだ！！そして、王国を取り戻せ！！あの輝きをもう１度、王国内に蘇らせろ！！オマエラにならそれが出来る！！俺が言うんだから間違いない！！それが分かったら、さあ、行けぇぇええええええーーーーーー！！！！！！
　

　
く、くそ！！奴等が逃げるぞ！！

　
ほっておけ。所詮、奴等は雑魚。とーよーの腰巾着だ。あとで１人１人見付け出し、ジックリ始末すれば良い。そんなことより、コイツを見てみろ。ふふふ。おっと、これは失敬。やあ、とーよー様。文字打ち王国の初代国王である貴方様に出会えて光栄でございますよ。しかし、哀れですねー。仲間達に良い姿を見せようと、１人残ったのは良いが、その体でイッタイ何が出来るというんです。少々、私どもの足を止めたに過ぎない愚かな行為、そんなことで命を無駄に捨てしまうとは、国民の方々もきっと涙を流すでしょうねー。まっ、皆さまも、すぐに同じハイパー天国にお送りしてさしあげるため、淋しがらせることはありませんがね。ふふふふ。

　
ふふふ……哀れなのはオメーだよ……。

　
なにぃ〜？

　
俺は確かにこれから死ぬ……。でもなー、でもよー、ぜってーに、大切な仲間だけには何があっても手出しさせねー！！殺させやしねー！！なーので〜、オメーラも一緒にあの世に着いて来て貰うぜーい！！勿論、俺は天国、オマエラは、じー・ごー・くぅ〜・だろうけどよぉ〜！！へへへ♪そんじゃー、最後の花火、ドカンとド派手にキメさせ貰うぜぇぇえええーい！！ひゃっほーーーーーーう！！！！

　
コ、コイツ！！腰に爆弾を！！！

　
【爆　弾　爆】そーれから♪
【爆　発　爆】うぃったぁい♪
【仲　間　仲】ほぉーなる♪
【生　還　生】ほぉーーいす♪
　

死んでもいいよ♪
いや違うな。そういう問題とちゃう。
死ぬ時は死ぬ。これはもうホンマにそう。明日、トラックにはねられて死ぬかもわからん。コロッと逝くぜ。だから今日、精一杯生きるんだね。今日という日を激しく優しく生きるわけだね。
とまあわしは思うわけですが、
そこらへん花札総理はどう考えますか？

　
うむ。そーだな。とりあえずは、トーヨーファミリアンズ及び、国王であるとーよーを我々の手によって始末するしかあるまい。でなければ、きっと、せーよー様はお怒りなられるであろう。そうなれば、貴様等の配属する暴言一家も一巻の終わりだ。勿論、我々、ブラリバ、セヨミナティーも、この作戦を成功させるため、ずっと、水面下で動き続けて来たので結末は同じ、運命共同体だ。我々の革命が何処まで通用かするなど、神のみぞ知るところだが、神にさえ唾を吐きかけるせーよー様ならきっと、この文字打ち王国に置いて、新しい時代をお築きになられるであろう。あとは我々の働き次第だ。よし。馬車を出せ。違う！！それではない！！赤くて可愛いリボンが付いたやつだ！！でわ、行くぞぉぉおおおー！！！！！

赤くてかわいいリボンのとこがうけた
いつの間にかせーよーがすげえやつみたいになってるね？？？

部屋が暑すぎる
熱中症で死ぬな
そのうち
はやくクーラー買わんと
はやく小説で所得を上げないと
会社に殺される

がんばりたまえ

明日はきっとある

　
うん。せーよーは登場回数はそれ程多くないけど、去年、１年掛けて、徐々にダークサイド寄りのキャラクターとしていったよね。にしても、うちにクーラーが来たって前言ってなかった？パソコンのこともそうだし、チョコチョコ嘘付いてるな？まっ、私も付いているから良いけど。それこそがギミックだ！！