1 新人賞

みっくん

 みっくんたちに話を戻す。戻さんでもいいけど。三人は担々麺を食べていた。すんげえウマイ担々麺をさ。アホみたいな面して食べていたぜ。
「うめえな」
「最高だ」
「みっくんよかったな」
「うん」
 店長はニッコニコ。お客様の笑顔は店長の栄養だ。仕事つらくても乗り越えられる。店長は先月、娘を失った。トラックにはねられたのだ。仕事をしてないと気が狂いそうだから仕事をしてるってわけさ。まあ、世の中はいろいろあるってわけさ。一筋縄ではいかんのが人生だ。
 雨が降っていた。降りたくないけど。もう、どうでもいい。俺はひたすら小説を書く。
 ざああああああああ。

 ざああああああああ。
 
 ううん。雨は激しさを増す。何てことだ!
 まあいいけど。どうでもいい。知ったことかよ。勝手にしろ阿呆!

 さて……。
 担々麺の話をしたけど実を言うと炒飯と餃子の話だってしたい。

 みっくんたちは!
 ああ。そうとも。
 みっくんたちは担々麺の他に炒飯と餃子も注文したさ。そりゃそうだわなあ。
 当たり前だがみっくんはネギ抜きさ。
 おい。北島の話に戻すぜ! 北島は深夜まだ仕事してる……悲しい……終わらん……。
「うきゃあ!」
 北島は狂って壁を蹴飛ばす。かなりイラついてた。
 なんだかなあ。
 壁に穴が開いた。
 北島は悲しい。
 人生は悲しいね。
 
 北島はソファーに寝転ぶ。続きは朝やる。


 みっくんたちは!
 みっくんたちは!

 北島は。
 朝、会社の近くのコンビニでおにぎりとお茶を買おうとレジに持って行った。

 店員は黒人。北島は怖かった。むちゃくちゃデカイ。


 黒人の名はマイケル。マイケルは独身者だよ。
 趣味は将棋さ!
 珍しい。外国人なのに。まあいいや。
 ある日マイケルは将棋の雑誌を図書館で読む……!
 ううむ。高村名人やるなあ、と思った。天才だと。マイケルは棋譜を見てうなる。


 まあ、そんなこともありまして。


 マイケルの弟、トムは麻薬密売が発覚。逮捕された。悲しい。麻薬はいかん。頭がおかしくなる!
 コメディアンはcrazyだと愉快だが一般人はcrazyだと不愉快だ。
 麻薬はいけないよ。
 マジで。
 トムは、刑務所で泣いた。泣くと健康にいい……と思う。


 トム……。
(WX12K/w ID:JCH.BJ)
2 パリハ???
ちょっとちょっと、マイケルとか新キャラ出て来て弟がワケありだなんてさ。みっくんもだけど今はもうマイケルが気になってしようがないよね。
(SOV36/dion ID:ph8e.v)