1 東洋

<侍スピリッツ〜新型リムルの心理戦>

 
本日も十兵衛師匠から稽古を付けて貰った。

相変わらず、素晴らしい十兵衛捌きが光っていたが、俺が開発したリムルルの壁&氷使い、特大ジャンプ攻撃を見事、心眼で捌いたシーンには驚かされた。というのも、この技は、一瞬相手が見えなくなり、更に、自キャラや地上の状況も画面アウトするため、非常に読みづらく、実際、リムルルを使う相手にリムルルをぶつけると、次の試合ではキャラ替えを望まれる事もある。

この類の技は画面上を動き回るスマブラをやっていた時に編み出していたものだが、サムスピでも自キャラと敵キャラの距離感の違いでカメラワークがズームになったり、アップになったりするため、ココを利用した戦い方をすれば、相手を撹乱しやすくなる。それに加え、サムスピでは、横には対応するものの、縦、つまりはジャンプ、しかも、リムルルの氷と壁蹴りを合わせた東洋公式三段ジャンプを使えば、敵キャラと地上の状況が一瞬把握出来ず、そこにリムルルの遅くてノロノロとした魔法の氷が飛んでいる上に、上空からリムルルの攻撃まで降り注いで来るとなれば、まあ、厄介だろうという事で、ある程度のプレイヤーは翻弄出来ていたが、十兵衛師匠には、この攻撃を読み切られ、見事、心眼までキメられてしまった。

近くのトピックにいるゴーゴー師匠もそうだが、十兵衛師匠も実に様々なキャラクターを使いこなす事が出来る。本日は同キャラ戦をメインに戦ったが、この前、師匠から幻昇竜の使い道が斬新で面白いとお褒めの言葉を授かったので、昨日はココを重点的に研究し、ぶつけてみた。

最近、十兵衛師匠から教えて貰った掲示板……ではなく、勘違いして行き着いてしまった掲示板で俺を見付け、メールをくれた子とも何戦かやったが、これも楽しかった。結果は俺の勝ち越しに終わったが、センスはあったので、やり込めば上手くなるだろうとは思った。サムスピ経験は俺より長いとの事だが、格ゲー経験に関しては10年ばかり俺の方が先輩なので、当然と言えば当然の結果であったようにも思われる。

格ゲーというのは、言わずと知れて、どちらが強いのかを決めるゲームであり、その最たるものではあるが、過去トピでも書いたよう、1日の負けを通過点に考え、技なら技、システムならシステムと、1つずつ覚えるべきものを消化し、同時に、キャラクター性能を把握し、その都度、イメージトレーニングを含め、自分のパーツを増やしていけば、必ず誰でも上手くなっていく。

サムスピのオンライン対戦で1つ、他のオンライン対戦とは違う部分がある。それはキャラクター選択画面が対戦相手と共同で、どちらがどのキャラクターを選ぶのか互いに分かる形となっている部分である。これは先にキャラクター選んだ方は相手から、相性の悪いキャラクター、または、相手が選んだキャラに対し、有利に戦えるキャラクターを被せてくる行為、所謂、カブセ、が出来てしまえるため、何気に不満を覚えるユーザーも多いだろうと思われるが、然程、キャラバランスに差が無いタイトルである事に加え、実は、俺自身はちょっと、ココが面白いとさえ感じているところもある。というのも、このキャラクター選択画面で、対戦相手の心理がチョイトばかし分かるからである。

パターンは幾つかあるが、その一例とし、負けたキャラクターや、接戦の末、ギリギリ勝ったようなキャラクターは本来、次の試合でぶつけたくないといった心理効果が勝者の方に働きやすくなる。その心境がキャラクター選択画面によって現れるのだ。

俺の場合いは、逆に相手に勝ったキャラクターこそ、次の1戦では相手より先に選び、どうぞ、俺は継続してこれを使うので、貴方は好きなキャラクターを選んで下さいといった態度を示すようにしているが、通常はそれをしたがらないものである。

理由は、そのキャラクターを自分の勝ちキャラとして相手の印象に留めておきたいといった気持ちが無意識的に生まれるからでもある。また、逆に負けた相手としては、実力が明らかに違うならともかく、次の試合にも臨みたくなる程の接戦であった場合い、次にまたやりたいと考える相手のキャラクターは今戦ったキャラクターであるため、ココで妙な駆け引きが生まれ出すという傾向は恐らく、このゲームを経験していなくとも、予想出来ていた範囲だとも思った。そして、俺はココラ辺の駆け引きがわずらわしいため、向こうが気持ち良くやれる選択を取っているだけでもある。

十兵衛師匠の凄いなと思う部分は色んなキャラクターが使えるにも関わらず、定期的に十兵衛をぶつけて来てくれるところである。というのも、全然、実力はまだ向こうが上にしろ、俺も1月でわりと伸び、今では全く勝てないということもない。簡単に言えば、たまには勝つ事もある。これは、逆に、これまで稽古を付けて貰ったので、たまに勝つくらいの事にならなくては失礼でもあるが、師匠の方からすれば、ちょっと、オマエ相手に十兵衛はもう使いたくないぜ、と言わんばかりに、十兵衛以外をぶつけてみたくなるものだろうし、これだけ、色んなキャラクターが使えるなら、当然、それをする事も出来るが、それをしないという部分がカッコイイのであり、益々、流石は俺の師匠だな、と、弟子として大いに褒めたくなる部分でもあるわけである。

師匠が弟子を育てるよう、弟子も師匠を育てていかなければ本当の子弟関係は生まれない。そんな生意気な心持ちも時には必要なのだろうし、弟子だからこそ、気兼ねなく、食って掛かる気持ちで向かっていけば良いのだ。そんな突っぱねた侍スピリッツを持つのもたまには悪くないであろう……なんて事を想った今日この頃であった。

BY/東洋
(PC ID:uT5YMk)
2 とーよー
 
リムルルはサムスピの人気キャラクターナコルルの分身であり、もう1人のナコルルという設定だけど、コンパチキャラというわけではなく、キャラ性能が全く違うので、使っていても、面白いよね。極めればどっちが強くなるんだろう?多分、ちょっとリムルルかな?とは思うけど、ナコルルもナコルルで、動きも早いし、鳥も強いし、まだまだ未開拓なプレイスタイルは隠されているとは思うんだけどね。まあ、ちょっとココは2018年へ向けてボチボチ研究していこう。
 
(PC ID:uT5YMk)