なんだかなあ　

夢の中であれをした　
朝起きてむなしく
死にたくなってきた
でも生きる
理由なんか知らん
だいたい死んだらあれが
できなくなるだろー

そりゃまあ当たり前だ

　
死んだあとの事ばかりは、分からないとしか言いようもないからこそ、興味深く、考え応えもあるテーマではあるが、俺のじいちゃんは熱狂的なキリスト信者で、死ぬまで『永遠の命』というものを考えていた真面目な人間だった。もう、それは、熊本のソッチ関連の人間はみんな知る程にね。で、死んだあと、じいちゃんばあちゃんの遺影を飾るオフクロの家ですげー、色んな事が起こるんだよ。不自然……って、言葉では片付かない程、遺影が揺れたり、物音がしたり、まあ、来ているんだろうなとしか言えないような話が、これだけの短期間でアレコレ起こってはいるんだよね。病気で医師から死を宣告され、死を直面し、人は変わると言われる。これまで、乱暴な口の利き方しかしなかった人間が優しくなったり、取っ付きにくかった人間が、必要以上に取っ付き易くなったり、と、勿論、気持ちが荒れ、逆となる者もいるが、それでも、最終的には、穏やかな気持ちの持ち方に変化していく人間が多いとの事である。それって、ある意味、悟りの境地に達した人間の心の在り方だとも言えなくはないと俺は思う。親父さんとどんな話をしたかって事なんかもパリハなりの解釈で、リアルで受け答えし、パリハや俺に伝えてやりたいとは思うぜ。俺もパリハもそういった気持ちで文字を打ちだしていることだろうしさ。