＜最悪人生２０１９＞

　
それにしても最悪である。

１週間前にチャリンコのチェーンが外れ、ぶっ飛んでしまい、腕を負傷し、膝をベロンと擦りむき、ゲームすらもまともに出来ない状況の中、トーヨーノートへ行くと、毎度のようにノトリにフラれていた。１度くらい、コッチからフッてみたいが、大体、フラれているため、そのチャンスはなかなか無い。場所に関係なく、文字打ちポテンシャル自体はココ数ヵ月上がらないが、それでも、それなりに、フラれない方向性から、フラれない期待値だけを求め、フラれない法則を導き出しつつ、頑張って来たというのに、これでは、何がなんだか分かったものではない。

とは言え、フラれたところで、ストーカーしてでも、いつか、彼女とセックスするため、なんの問題もない。なんの問題も無いし、実際問題、別れるという話も無いわけである。そんなことを決める権限は鼻から向こうにないのだ。与えてないのだ。全て俺が決めるのだ。亭主関白なのだ。バカヤロウ。

……にしても、最悪である。

せめて、この最悪な気持ちを最悪なパレハに伝えようと、さっきからざつむほに降臨しているというのに、こーゆー時に限ってパレハも居ないので、最悪人生２０１９がオープンしてしまったわけである。俺は偉いので居ない事があっても許されるが、パレハが居ないというのはダメなわけある。生意気なわけである。身分をはき違えているわけである。つまりは有り得ないわけである。

有り得ない事は有り得ないが、居たら居たで、余計な事を言って来るため、悪くないかもしれないわけである。訳アリ物件である。オバケが居るところにアイツを閉じ込めて呪われてしまったにせよ、初めから呪われているような存在なので全く問題無いわけである。

それにしても改めて最悪である。

さっきコーラがこぼれてしまった。

ジュウタンに染み込んでしまった。

この事件で、俺のコーラを減らすと共に、ジュウタンが濡れる気持ち悪さを味合うといった二重の最悪さ加減を味わっているわけである。それでも、頑張って生きていかなければならないわけである。

まったく、最悪である。
　
BY/とーよー