93 アメシスト
>>91
『ま、一本へし折って終わりなんて都合良い事は無いだろうね。

会話の流れからして、多分この後に追加でおかわりが来るんじゃない?
絶望はここからだ、とばかりにものすごい数出てきたら笑うけど』
(念話で苦笑気味に返しつつ、バイザー越しでもわかるほどにまだ終わらないよ、とシリアスな声質で小さく呟く)


ルチル「失礼いたします。少し、お時間よろしいでしょうか?」

リア・ファル「あっ、ルチルさん、どうされたんですか?」
(一同が盛り上がる中、スッと間に入ってきたのはメイド長のルチル)

ルチル「皆様のお力を見込んで頼みたいことがございます。
この新人メイド、アハトを鍛えてはもらてませんか?」
(そう言い、ルチルが指し示した先にいたのはメイド服を着込んだ、少し軽薄な空気を纏った宝石姫。
その傍らには自身の身長を優に超える大型のライフルが立てられている)

アハト「ども、はじめましてっす〜。
メイド?っぽいことやってるアハトっす」

オケナイト「き、鍛える…………?ど、どゆこと?」

ルチル「アハトは才能こそ豊かですが、いかんせんメイドとしての自覚に欠けておりまして…………」

アハト「いや、メイドに自覚を強いるの重くないっすか?」

ルチル「メイドたるもの、主を守るために身を挺して戦うことも大事。
救星主様ご一行を見なさい。自己犠牲の精神に溢れています」
(無表情のままにルチルがリア・ファルを見ながらそう言う。
心做しかその時の表情がキラキラしているのは気の所為ではないだろう)

リア・ファル「いやぁ、それほどでも…………」

ロードナイト「貴方のそれは無鉄砲と言うんですのよ……………?」

リア・ファル「はうっ!?」グサリ

アハト「自己犠牲とか言われても〜。う〜ん、重い、重いっすよ」

グランストーン「そうそう。自己犠牲は進んでやるものでもないし、やられても困るだけだよ?
後々響いてくるからやらないほうがマシだよ」

リア・ファル「うぅっ!?」グサリ
(K/bbtec ID:mhUfwN)