1 シュウ
お父さん2(※ /Mです)
(※前作の続編です)
遠藤修司は会社では一応、係長という役職に就いていた。
家に帰ればヒエラルキーの最下層にいる彼にも会社では部下もいるのだ。
いま修司は可愛がっている部下2人と飲んでいた。
「やっぱ妻は貞淑であるべきですよね、遠藤さん」
「当たり前だ!!流行りの鬼嫁なんかありえないっつーの!」
「さすが係長!家では亭主関白ですか!」
修司は酒が入っているため、際限なく調子にのっている。
まさか、家では妻の由美子をはじめ子供たちにまで尻を叩かれているなんて部下たちは思いもしない。
「俺なんかなぁ、由美子のやつが口答えなんかしたらバシッとやっちゃってんだよ」
バシッとやられているのはもちろん修司の方である。
今現在、家庭の財布の紐は由美子が握っており、修司は付き合いだなんだと言って飲みに行くときは由美子が与えた小遣いの範囲で全て済ませなくてはならなかった。
おまけに、べろんべろんに酔って帰れば次の日にはキツイ尻叩きがまっている。
にも関わらず修司はほろ酔い気分で部下を従え、由美子の待つ我が家へと帰ってしまった。
「おいっ由美子!帰ったぞ。客が来てんだ、酒持ってこいっ」
由美子は内心キレそうになりながらも、お客様の手前…ということで「はいはい」と微笑みながらツマミや酒を準備する。
「じゃんじゃん飲めよ」一人盛り上がる修司。
「すみません、夜分遅くに…」
部下たちは由美子に頭を下げる。「いいえ、大したものは出せませんが、どうぞ」
(係長の言った通り…美人で貞淑そうな奥さんだ)
[作者名]
シュウ
遠藤修司は会社では一応、係長という役職に就いていた。
家に帰ればヒエラルキーの最下層にいる彼にも会社では部下もいるのだ。
いま修司は可愛がっている部下2人と飲んでいた。
「やっぱ妻は貞淑であるべきですよね、遠藤さん」
「当たり前だ!!流行りの鬼嫁なんかありえないっつーの!」
「さすが係長!家では亭主関白ですか!」
修司は酒が入っているため、際限なく調子にのっている。
まさか、家では妻の由美子をはじめ子供たちにまで尻を叩かれているなんて部下たちは思いもしない。
「俺なんかなぁ、由美子のやつが口答えなんかしたらバシッとやっちゃってんだよ」
バシッとやられているのはもちろん修司の方である。
今現在、家庭の財布の紐は由美子が握っており、修司は付き合いだなんだと言って飲みに行くときは由美子が与えた小遣いの範囲で全て済ませなくてはならなかった。
おまけに、べろんべろんに酔って帰れば次の日にはキツイ尻叩きがまっている。
にも関わらず修司はほろ酔い気分で部下を従え、由美子の待つ我が家へと帰ってしまった。
「おいっ由美子!帰ったぞ。客が来てんだ、酒持ってこいっ」
由美子は内心キレそうになりながらも、お客様の手前…ということで「はいはい」と微笑みながらツマミや酒を準備する。
「じゃんじゃん飲めよ」一人盛り上がる修司。
「すみません、夜分遅くに…」
部下たちは由美子に頭を下げる。「いいえ、大したものは出せませんが、どうぞ」
(係長の言った通り…美人で貞淑そうな奥さんだ)
[作者名]
シュウ
(PC)
14 妄想おやじ
シュウさんの作品、感動しながら読んでます。
いつも妄想ばかりしてましたが、この前、妻にカミングアウトしました。ただ、子供が小2で、なかなか夫婦の時間が作れず、あいかわらず妄想してます。
これからも、あらゆる職業女性からの作品を書いて下さい。
いつも妄想ばかりしてましたが、この前、妻にカミングアウトしました。ただ、子供が小2で、なかなか夫婦の時間が作れず、あいかわらず妄想してます。
これからも、あらゆる職業女性からの作品を書いて下さい。
(S)