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1 村岡由佳

日々のつきあい

私には同居している彼氏がいる。
私は大学三年で、彼氏の田中貴佳は二年生

高校の時から付き合っていて、違う大学に通っているんだけど近いから家賃のこともあるし、一緒に住もうかって話しになった。

一緒に住みはじめると

「ほんっとだらしない」こと

朝のやりとりは、

「よしく〜ん、起きないと遅刻するよ?」

「まだ大丈夫だよ〜〜」

「一緒に朝ご飯だべようよ」

「眠いよ〜〜」

こんな感じ。ちゅーして無理矢理布団から引きずりだして、ようやく起きたんだけどさ(笑)
[作者名]
村岡由佳
(EZ)
2 村岡由佳
家は私の名義で借りている。住んでいた家に彼がころがりこんできたといった方がただしいかもしれない。

二人で一緒に暮らすのだからルールをいくつか決めていた。彼も最初はちゃんと守っていたが、だんだんいいかげんになってきたとこがある。

ポストの中に家賃の催促状が入っていた。交代ではらうのがルールになっている。今月は彼が払うばんであった。

これで三回目だ。

二回も説教したのに、まだ懲りてないのな

帰ってきたら、いつもより厳しく叱ってやらなきゃいけないね
[作者名]
村岡由佳
(EZ)
3 村岡由佳
ガチャガチャと鍵を開ける音がして、彼が帰ってきた。

「よしくん、ちょっとはなしがあるんだけどいいかな?」

私は笑顔できいたつもりだったが、彼は怒られることがわかっていたんだろう。

だって説教のはじめはいつもこうだから(笑)

「そこに座って」

床を指さす。ちゃんと正座するところは教育がいきわたってきたというところか


「なんのはなしかわかる?」

「えっと…」

それだけいって黙る。しばらく黙っていたので、私から話した。

「家賃の催促状きてたんだけど、どういうこと?」

「…ごめんなさい。忘れてました」

「あのさ、忘れてたじゃ済まされないことなんじゃないの?」

しばらく沈黙が続いた。うつむいている彼をずっと凝視していたが、目を合わせようとしなかった。

「お金がなくて払えなかったの?それともただ忘れてただけなの?」

「…」

「どっちなのよ?」

段々と語調が強くなっていくのが自分でもわかった。
[作者名]
村岡由佳
(EZ)
4 ライトニング
金のトラブルはめんどいからこいつと別れるべきだな
(SP)