【第6試合】パウリ vs 是空

先攻：パウリ

小節制限：無し
バース数：3バース
猶予：72時間
延長：1試合に1度可(24時間)
勝敗：後攻の3バース目から72時間の判定期間内で得票の多いプレイヤーの勝利
(同数の場合は決着が着くまで24時間の判定期間延長。)

※ 11月11日20時スタート ※

名前の元は色即是空か？
指針とフレーズ成して韻を踏んでくんなら
先ずは言葉で自身の存在意義を具現化
しないとバトルする意味も薄れるな
こちらは指名手配犯の腐った神経、思考に
猛毒を打つ、つまるは死刑執行人。
奇形児の様に不完全なバース書くなら
当然、お前に挙げる判定は無くなるわな

不器用な作詞、蹴飛ばして次のまた次
海も砂漠にも無い自然な韻踏みの絡繰り
前述した通りこれは首を刈らずに罪を裁く詩
死に顔が向き合うルビンの盃

選ばれる2分の1、半か丁か
せいぜいお前はこの戦いで亡骸が負った
擦過傷が参加賞だ
こちら公開処刑する惨禍の裏で百花繚乱、
２度と来ない予選の後悔の念で脳内汚染、
ってか？

後攻の役目、今後のバースで僅かな粗と隙を
突きつつ如何に判定のドーパミンを出すか
其処には要らないはず徒花の武士道
容赦なく来いよ、遅咲きの桜

延長お願いします

言葉は魂を水源に湧き出す大河の一滴
砂漠だろうが海原だろうが描いたこの詩片
価値観とイメージがあれば渇く間もなく場も問わず示してきた己が存在
韻と論が袂分かつ程度のライマーと一線を画す
この吐いた音と罪科の指摘は確実にその首を切り落とす
精々擦過傷ごときのそのバース　刃も姿勢もモノが違う

さあ、お前の罪を数えようか

罪状も語らずに罪を裁く処刑人
滑稽にも無知を晒す韻と論の間の奴隷思考
不必要な錯視　自分のサイズを見誤るアリスシンドローム　
「公開」処刑のわりに「裏」に隠れた執行者　言葉の根底に足りぬ理想像

不器用な作詞、奇形児、不完全、繰り返す表現
比喩の過積載　積み込んだ作品、冷静に俯瞰で振り返る必要性有り

判定、判定ってお前は何と戦ってんだ？
歓声、賛成　それらは価値のある戦いをすれば自ずとついてくる
感性、丹精に綴って相手をいかに殺すか　それが勝負だ

さて、名前に関してはお前の言う通りだが
それがどうした？答えろよ。

名前の元を確認して正解だったよ

やっぱバースの主張に本質無し
正当化する為の鬱陶しい口実かい？
ナマクラな言葉の刃、都合良い様に使い
傷つけるどころか空を切り、正味不快。
ルビンの盃は左右対称、反映する鏡のように
つまり見誤る筈がないサイズ、曲げる話の要旨
無理矢理それっぽくした表現like a ペンローズの三角形
エゴの文章化だけじゃ変わる戦局も変わんねえ
過積載だろうと問題ないし関係ない。
ここはトラック無しで言葉を運ぶ自由小節
歪んだボキャブラリー纏った粗悪な詩であってもこいつは偉そうにほざくらしい。
8割方「こちらの論依存」のリリックス
詩片と称すがその「独創にも疎い」イズム
まるで「キセイ」でしか生き残れない
ロイコクロリディウム
こういうラインこそ脳に濃くこびりつく
トドメは毒、だから論じる「亡骸」
擦過傷は土産。ちゃんと読み砕いたか？
落ち着かぬが故、愚かな早トチリ
折角咲かした桜も早々と散り
花片が大河を流れる様、最早只の塵
魂なのか感性なのか、悲しくもバラバラの因子
判定気にしなきゃ只のスペックの独白
に過ぎず、生成出来ない侮蔑の毒薬
そこに価値が見えるならばとんだ幻。
どうりで字面が下等なアンソロジー
歓声や賛成、感性も判定の内だぜ？
お前が白状したのは一つ「駄弁」の罪だけ

価値観だのイメージだのアンサー(笑)を仕込んだ意志を
後攻で持ち出したところで既に激しい好対照
第一犠牲者の戯言か？悪いが執行対象
後の2本で仕上げな。お前らしい凝った遺書

並んだ死顔二つ。見誤らぬサイズ。
鏡に見た茫漠の輪郭　その首が語らぬ細部。
野晒し、既視感を揺らす亡骸は白日の元に。
愉悦に満ちた口角と日がな固く踏んだライムの
所有者たる死人が網膜に焼き付けた彼岸花が謳う詩。

さぁ、罪を数え続けよう。

バトルの本質、その定義は不明瞭。
韻か、論か、それとも表現力か。
いや、そうじゃない。何かを否定しようが肯定しようが
真贋の差、自らのものさしで正しさの証明をできるかだ。
韻と論と表現で互いの言葉をぶつけ合う主戦場

だからこそ対話が前提。こちとら端から十割依存してるわ

その上で言わせてもらうが
「エゴの文章化」に乗っけた「俺の論に八割依存」
孕む自己内矛盾。価値観にしろ表現にしろ、それが一番の罪悪だ

そもそも依存を否定するならお前の韻ですらスタートから俺の名前に依存してんだ。

踏みに行った結果の自我崩壊
どっかで見たような言葉遊びでしたり顔。
「毒」だから擦過傷程度で大丈夫。という謎理論に芯が蒙昧。
結局、お前がつけられるのは擦過傷止まり

お前が考えた本質を提示してみろよ

対話が前提なら最初の 6,7行は何なん？
結局、論にしろ構成 力にしろ半端じゃん
筋も通せないうちに正しさの証明
なんて高望みし過ぎ。自ら剥がした予防線
推敲を重ねた意見文の等価交換、したいなら
もっとライマーらしい応答を書こうか
否めない論の無理矢理さと加工感
お前の網膜歪ませたのはスマホの透過光か？

本質とはつまり最低限のオリジナリティ、
個性無いバースばかり蹴ってくのも意味無いし
てか10割依存って先攻じゃ打つ手無し
そっちこそ明らかに適当な矛盾展開

こっちがしてんのは都合の良い依存“度”の否定
気付かぬ間に毒が回り意識、朦朧として
理解すらままならず、最早擦過傷で事切れる
腐り果てた屍は地獄の最下層へ堕としてく
指摘したいが故まともな表現と韻が欠けてく
奴が語る自我と踏みに行く事の因果関係って
空虚でしかない、正に海市蜃楼
この場で死にきる前にせめて改心しろ

「自我崩壊」「芯が蒙昧」「主戦場」
「不明瞭」だの 申し訳程度 の 韻が混在
棚上げする前に良質な 押韻吐け低脳
道理がペテンの 論と 空言のブレンド
否応無し、お前こそ 文面の修正を した方がいい
自 身のライミングスキルの証明すら出来ず、
そのまま 韻と乖離する言い分も当然砕け散る

捻りすぎた詩(？)は圧倒的電波系、
後は説得力無い主張でしか反論出来ねえだけ
名ばかりの罪数え、弁明の間違いだろ
もっと付けろ、偏見と価値観に差を。

暴論なんて予選で去る因業のバウンサー
そんな御託への回答のバースがお前の最期の晩餐

しっかり食らって、味わえ

今やただの空洞になった二つの眼とその魂
物悲しい風葬地帯　降すヨゲンも届かない
踏んだ無を銘す言葉たちと自ら転んだ轍
頂いた喰ないフラストレーションまみれのこの賄い
歪む骨身と離れた首、棄てられた言霊に供物として捧げよう

それじゃあ、最後の罪を数えよう。

書き出しから蒙昧を露呈するだらしない顎
問われた存在の証明。紡ぐアンサーに何か問題でも？
振るう刀は公開処刑人のものか用心棒のものか。
跳ねるの意をくるむ飾り鞘は蛇足にしか過ぎぬ
加速する脳内妄想。瞑る目蓋。「俺がしてるのは単なる依存度の話じゃない！」
これで死んだと嘯く狂った感覚の「都合の良い」カイシャク。
やるならこの首スパッと切り離せ。

まぁ、仮にお前の話を是としたとて
どうやら件の寄生虫とやらはお前の中にもいるようで
否定する以上は俺の論に依存するのは必然
煮詰めると否定しか残らぬリテイク注文の山
悪いがロイコクロリディウムは相手の思考を規制するんだぜ
俺の論の否定に支配された意見文なんざ三文以下の空っぽな価値しか残らんな

本質が独創性　ならば　「個性がない」のは確かに致命的
「お前のいうところ」の捻り過ぎた電波系は個性には当たらないらしい
まぁ、どちらのバースがよりオリジナリティに溢れるかは自ずとわかる
こちとら彼岸花の一字にすらコトバを重ねる重厚な詩

さぁ、夜が明ける。
後に残ったのは死に顔一つ。

先1
ここまで前傾姿勢な1バはなかなか見れないので好感が持てました

後攻の役目、今後のバースで僅かな粗と隙を
突きつつ如何に判定のドーパミンを出すか
其処には要らないはず徒花の武士道
容赦なく来いよ、遅咲きの桜

GOOD

後1
価値観とイメージがあれば渇く間もなく場も問わず示してきた己が存在
韻と論が袂分かつ程度のライマーと一線を画す

かっこいい！

罪状も語らずに罪を裁く処刑人　納得のアンサーでした

判定、判定ってお前は何と〜自ずとついてくる
ここも秀逸な返しでした

先2
語彙力が豊富ですね！　長所を存分に見せてました

8割方「こちらの論依存」のリリックス
詩片と称すがその「独創にも疎い」イズム

先攻2バとしては有効な攻撃手段でした

ただ冒頭の　やっぱバースの主張に本質無し
ここは有効打ではなかったかなと　むしろ相手の1バは本質が良く現れていたと思いました

後2
真贋の差、自らのものさしで正しさの証明をできるかだ。
だからこそ対話が前提。こちとら端から十割依存してるわ
本質に対しての綺麗なアンサーでした　攻防一体！

「毒」だから擦過傷程度で大丈夫。という謎理論に芯が蒙昧。
結局、お前がつけられるのは擦過傷止まり
これは強い！！芯をくってました

後3
冒頭の子音の連踏みいいですね！

自我と踏みに行く事の因果関係って
空虚でしかない、正に海市蜃楼
この場で死にきる前にせめて改心しろ
かっこいいラインでした！

良質な押韻を攻めの主軸に置いたこともあり、自身の押韻力を存分に見せてるバースでした

名ばかりの罪数え、弁明の間違いだろ
もっと付けろ、偏見と価値観に差を。
この対比とか韻も含めてGOOD！　


後3
加速する脳内妄想。瞑る目蓋。「俺がしてるのは単なる依存度の話じゃない！」
これで死んだと嘯く狂った感覚の「都合の良い」カイシャク。

これまた強い！！

本質が独創性　ならば　「個性がない」のは確かに致命的
「お前のいうところ」の捻り過ぎた電波系は個性には当たらないらしい
これも説得力がありました

並んだ死に顔が最後に一つになってるのもオシャレでした


票は是空さんへ
スキルは同格　お二方とも高水準でかっこよかったです！
その中でやはり僕の中で 論では是空さんが頭一つ抜けてたかなと
普段から僕は論重視で投票するんですが、このbattleのメインテーマを考えると、論にいつも以上に比重を置いて判定すべきと思い票を投じました

両者お疲れ様でした！

是空さんに一票！


パウリさんもよかったですが、指摘箇所の差でより頷けたのが是空さんでした。それと、韻を多く踏んでいたのはパウリさんでしたが、もう少し捻ったやつが欲しいなーって思っちゃって、対照的に是空さんのオリジヌー具合が秀でて映りました。

お二人ともお疲れ様でした。

是空さんに1票で

どちらもワードセンスのレベルが高くて悩んだんですがその中でも印象に残るようなラインやライムを残していた是空さんに今回は票をいれます。

簡素ですみません。
両者お疲れさまでした。

是空さんに１票！

詩的＆指摘を両立できているライマーだなぁと感じました。パウリさんも攻撃的でしたが、遊びを感じたのが是空さんのほうでした。

韻はどちらかというとパウリさんの韻のほうが好みではありました
ただ、論に関して是空さんの擦過傷止まりとか、論の依存の返し、オリジナリティの返しとか一つ一つ的確で全体を通しても是空さんが上回っていったように感じましたので是空さんに一票とさせていただきます

簡素ですみません
お二人ともお疲れ様でした

お疲れ様です
なかなか難しい戦いでしたね。


パウリさん
詩人ですねぇ。対話しつつもきちんと意味を持たせてる印象です。
着眼点や例え方が面白かったものの、
その比喩に説得力を持たすにはあともう1つアクセントが足りない印象でした。
3バース目が1，2バと比べて少々散文的になってしまった為
必死感が出てしまった印象でした。
韻のクオリティとしては是空さんより上を行っていた印象だけに
惜しさを感じました。

是空さん
詩的なリリックってどうも温度の無い文章になりがちなのですが、
きちんと考え方や決意が見えている点が素晴らしいですね。
高度な言葉を扱いきれている証拠だと思います。
以前と比べて「らしさ」みたいなのが確立されたなぁと。
これにより高度な韻が乗っかるとかなり強いと思います。

簡素失礼します。お疲れさまでした。

パウリさんに一票で、個人的に琴線がくすぐられたのでそちらの方に上げさせて頂きます。バトルの内容で言えば是空さんなんだろうなって思いましたが、好みでパウリさんに投票させて貰います。
リリーストップみたいな判定ですいません、御二方ともお疲れ様でした。

パウリさんに一票

めっちゃ悩みました。
言い負かしているのは是空さんに見えましたが、パウリさんにはスラスラ読ませる力があったと思います。
韻の明快さでも自分の好みに感じたのはパウリさんでした！

両者お疲れ様でした。

票は是空さんへ

パウリさん
ワードセンス光ってかなと
ただ前後の関係性とか
自分自身の解釈とか意図とか
第三者側とのズレが
生まれちゃう気がしました

何度も読み返したんですが
ワードそのもの
単語は残るけど全体的な印象が
ちょっと薄かったのかなと

俗に言うパンチライン的な

まぁそれは僕も
散々言われてますが…
棚上げすみせん

あと気になったのは
名前をイジったわりに
そのあとの広がりが
なかったように見えたのが
残念でした

是空さん
パウリさん同様ワードセンスが
いいなと思いました

相手の方を拾ってからの
罪の数を数えようかとか

真贋の差とかカイシャクの掛け方とか

好みでした

ただ多少野暮ったいというか
切れ味のあるラインとか
あったりするともっと
よかったのかなとも思いました


両者お疲れ様でした

是空さんに一票。

素敵なバトルでした。
が、特筆するならパウリさんの指摘が所々やや野暮ったく感じちゃいました…。
是空さんは論がまとまっており、頷ける部分が多くて強く感じました。
簡素ですみません、お二方とも、お疲れ様でした！

判定期間終了です

勝者 是空

パウリさんありがとうございました！
判定くださった皆さん、勉強になりました！ありがとうございました！

判定していただいた皆さん、是空さん、
ありがとうございました！
精進していきます