abara

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1:

ジャンプして空をパンチ!
してみたらグッド・マークが出てきた!

一歩一歩を楽しみながら歩いてると、だんだん景色が強い光を放ってきて、眩しくなってしまった。

真っ黄色の視界のなかで、忙しなく動く木製の生きものが右へ左へ大慌て。
空は優雅な昼下がりの真っ最中だというのに。

木製の生きもの達の一部が空高く飛びはじめ、それがカラスだと判明。

空がオレンジジュースで一杯になった頃、僕のペットボトルは空瓶になって空き缶になって潰れた。

そこから弾き出たガッツポーズが指を差す格好となって、僕を自宅へとナビゲーション。

歩くたびに10ポイントずつ加算されていくけど、何の点数なのかは不明。

ジャンプをすれば20点!
ステップ踏めば30点!!

坂の上に家が見えてくると、INの文字が出て家が点滅。

部屋に入ると、縦長の窓の前に痩せ細った椅子が置いてあるだけで、一切の家具がなかった。

トイレからプラスティカ製で液状フォルムの仮面を被った僕が出てきて椅子に座った。

僕のほうを向いて、変な踊りをしている。

彼は僕の考えていることを躍りで表現してくれているんだ。
それに呼応して縦長の窓の景色が変わる。

僕が笑うと彼の踊りは楽しくなって、景色は何かのパレードのよう。

僕が泣くと、彼の動きは鈍くなり、姿勢も悪く。
景色は曇天に薄茶けた雨。

僕が感情を押し殺せば、彼は単なるガラクタ人形のように座っている。
窓は遮光カーテンで見えない。

僕が椅子に座る僕を蹴り倒すと、彼はカーテンごしに窓を割って、外へ落ちていった。

急いで僕はカーテンを開けたけど、そこに窓はなくコンクリート製の壁が立ちはだかっていた。

窓があったところへ椅子を投げ付けても、椅子の脚が曲がるだけ。

何かないかとトイレへ行けば、液状フォルムの仮面が鏡に映ってるだけ。

僕が仮面を被ってトイレから出ると、指ナビに連れられて僕が帰宅。

窓は元に戻っていたので、僕は椅子に座って僕と向き合った。
2006/11/5

2:
まず私はプラスティカ製の仮面を二つ用意しました。

これから掃除をして引っ越しだというのに部屋の主は帰ってきません。

やっと帰って来たか!
と思えばゴーグル型のゲーム機で遊びながらでした。
音で分かります。

実際の視界にゲーム要素を加える、若者に大人気のゲーム機。
外での使用で交通事故や喧嘩トラブルが絶えない、そんな商品です。

驚かせようと仮面を被ってトイレから飛び出すと、反応がいまいち。

椅子に座って喜怒哀楽を踊ってみると、それに合わせて彼も反応しています。

突然、彼に蹴り飛ばされた私は、地面めがけて背後の窓を突き破って真っ逆さまに落ちました。

不幸中の幸い、一階の住人が使っていたハンモックに落ちて、私は無事に揺られてリラックス。

彼の部屋を見上げると、窓にへばりついて騒いでいます。
ゴーグルを通すと、何が見えてるのでしょうか。

窓辺から消えたかと思えば、今度は椅子を窓に投げ付けました。
椅子が縦長すぎて、窓ガラスには当たりません。

何だか楽しそうなので、私もゴーグルを着用して彼の部屋へ戻りました。
引っ越しのことなどすっかり忘れて。
2006/11/12

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