明治男色浪漫譚(R20)

やあ、どうも。まずは閲覧を感謝しよう。
今日は私の相手を探しに来たんだが、いや、細かい話は無しにしよう。まずは条件というものを確認してくれ。

条件
・背後様成人済女性
・媒体はG優遇の宿不問
・ロル100字以上400字未満
・1日1通〜
・時代考証はほどほど。過度の時代崩壊が無ければ可
・ストーリーを楽しめる(表裏比率4:6〜7:3)

なに、難しいものは何一つありやしない。肝心なのはここからだ。そう、私達の生きる世界の説明がね。

設定
時は明治時代末期。東京の裏寂れた場所に、一軒の襤褸家があった。かつてその家には、売れない作家の男と、美しい妻が住んでいた。現在その家に妻の姿はない。男は生まれてこの方一貫して男色家であった。裕福な家庭に生まれたその男は、幼い頃より両親によって定められた許嫁である女性と結婚してからも、一度も妻を愛したことは無かった。男にとって彼女は妹に他ならなかった。結婚して間も無く、男には同性の愛人が出来た。しかし、妻を裏切る罪悪感と、子を設けぬ事に対する親類からの非難に辟易し、愛人と入水心中を図る。しかし自殺は失敗に終わり、愛人だけがこの世を去った。男の世界は崩壊した。下戸にも拘わらず日々酒に溺れ、博打に走り、男娼を買い漁った。健気な妻はそれでも夫を支えたが、翌年、心労が祟って病を患い、若くして亡くなった。男が正気を取り戻した時、男にはもう何も残されていなかった。親類からは縁を切られ、財産を使い果たし、焦がれた愛人も、妹の様に大切だった妻もいない。残されたのは、襤褸家と万年筆と原稿用紙。それだけだった。それからというもの、男は細々と小説を書き、稼いだ金で食い扶持を繋いだ。金に余裕が出来ると、たまに訪れるバーでいっぱいの酒を嗜むのが唯一の楽しみだった。恋は二度としないと誓っていた。一人の男と出会うまで。

どうかね。気に入ってもらえると良いんだが。いや、私の恥ずかしい半生を披露したに過ぎないのだがね。
恋は罪悪というが、これは良い得て妙なものでね、私の様な恥ずかしい人間が恋をするなんていうのは、実に死に値するような罪なのだよ。それでも、それでも良い。そう思える男に、出会いたいのさ。あと一度だけ。どうせ罪を犯さなくとも、人は皆死ぬのだから。

募集
幼い頃の初恋の人、当の昔に縁を切った腹違いの兄弟、弟子入りを希望して襤褸家に住み込む書生、男娼、バーで出会った軍人、命を救った町医者、パトロン志望の資産家、博打仲間、担当の編集者、作家仲間、その他持ち込み歓迎

さて、私と罪悪の恋に走る者がいるならば、本文に簡単な挨拶、君のプロフィール、希望や質問(任意)、萌え萎え、サンプルロル(貴Cの設定により出会い方が変わるため内容は自由)を明記した文を送ってくれ。
きっとすぐに返事を書くよ。

それじゃ私は、暫く原稿用紙と向き合うとしよう。最近は隙間風が酷くてね。火を焚く薪を買う金も十分にはないから、人肌のぬくもりを与え合いたいものだよ。それが一番安く付くだろう?
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プロフィール
宗田結弦(そうだ ゆうげん)
27歳、176cm。焦げ茶色の髪は傷み、毛先はだらしなく左右に跳ねている。無造作に伸ばされた前髪は所々目元に掛かり、表情が分かりづらい。しかし良く見るとくっきりとした二重瞼と綺麗に通った鼻筋が印象的な端正な顔立ちをしている。必要最低限の筋肉が備わっているのみで、華奢で骨ばった身体付き。今でこそ顎には無精髭のぽつぽつと生えただらしのない男だが、学生時代は絶世の美少年として女学生から絶大な人気を誇っていた。しかし当時自身が男色家であることは誰にも明かしていなかったため、好きでもない少女と仕方なく付き合っていた時期もあった。かつては勤勉な性格で、帝国大学を首席で卒業後は官僚になることを期待されたが、親類の勧めを押し切って一軒の家を借り、そこで小説を書き始める。22歳で許嫁と結婚するも、間もなくバーで出会った男と愛人関係を結ぶ。それからというもの、今まで抑圧されていた欲望が開花し、自身の欲に忠実で奔放な性格となる。しかし妻と愛人を亡くした現在は、ほとんどの物事に執着を見せない無気力な人間となってしまった。現在でもたまに男色小屋を訪れては男娼を買って抱いているが、愛人に対してだけは抱かれる側であった。

萌え萎え
萌え:日常〜裏〜激裏、甘々、ほのぼの、シリアス、嫉妬、束縛、愛無しから始まる肉体関係、駆け引き、修復可能な喧嘩や怪我や病気、修復や絆を深めることを前提とした浮気、ハプニング、イベント、サブC、軽SM、羞恥、アブノーマルプレイ各種、展開相談、その他萎え以外
萎え:メインCの死、永久愛無し、グロ、切断、大スカ、行為中の嘔吐、修復不可能な喧嘩や怪我や病気、短ロル、本体会話
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