天秤に掛ける。

例えば……空を羽搏く為に両腕を失うとすれば、それでもお前は空へ舞う為の翼を選ぶだろうか。一匹残らず巨人を駆逐出来る代わりにそのでけぇ双眸を失うとしたら?声を無くす代償として研究し続けた巨人の謎が解けるなら?
…なんて下らねぇ事を繰る繰ると考えた俺なりの結論は、何かを失う事で何かを叶えたならば一瞬の高揚は手に入ってもその先の心が満たされる未来は見えねぇ。そんなところだ。…お前の天秤は何に傾き、何を選ぶ?考え方は人それぞれ、お前の考えが聞きたいんだ。

聞き覚えの有る喧しい鳴き声に空を見上げれば…ああ、彼奴らは何と呼ばれていたか、…そうだ、白鳥。白鳥の群れが空を飛んでいた。それがどうしたと問われれば何でもねぇと答えるが、自分の脳内に置かれた錘の無い天秤は無意味だろうと感じた。
…何かを達成する為に何かを手放す、何かを失わなければ何も手に入らねぇ。今までそう考えていた思考回路が、目的地のみを見据えて進む白鳥の群れを見たっつうだけで無駄な回路に思える。俺は何かと物事を天秤に掛ける癖が有るらしい、…その天秤を捨て去る勇気と覚悟が出来た時、景色は違って見えるのだろうか。

▼条件
二十五歳以上の社会人女性
媒体:帯、捨
日に一通以上の会話が可能
恋人や想い人無し
打切り時には自然消滅では無く、退室又は白紙を
☆肌色を除いた写真の送り合いが可能
最後のは行く行く出来れば嬉しいが必ずしもじゃねぇ。不可なら最初に教えてくれ。

▼提供
リ_ヴ_ァ_イ、エ_レ_ン

▼募集
リ_ヴ_ァ_イ、エ_レ_ン、エ_ル_ヴ_ィ_ン、ハ_ン_ジ(♂)、ミ_ケ

── 今日は何があった、何を見た、こんな時お前だったらどうする、どんな解釈をする……そんな話をしながら日々を過ごし、四季を感じたい。何処かで所論の相違が有ったとしても頭から否定せずに話し合って受け入れようと思うし、受け止めて欲しい。個としての互いを認めて背中を預け、気を遣う事無く肩を並べて歩けるなら文句は無ぇな。巫山戯た応酬も、腰を据えて腹蔵無く向かい合う事も好ましい。…てめぇの時間をくれるなら俺の時間も可能な限りお前に。
何とも無しに互いの日常生活へ混ざり溶け込み、空気として在るような関係になれたら。隣に居る事が当たり前であり、傍に居ないと何処か落ち着かねぇ。…そんな存在が欲しい。

取り留めも無く漠然と書き連ねちまったが、大切と思える存在を欲している。それは戦友か恋人か好敵手か…名の付く関係性を想像するのも悪くねぇが、先ずは出会うところから始めてみないか?絆なんて目に見えねぇもんを信頼するのは簡単じゃねぇって事くらい解っている。俺達の関係が数日限りか年単位か、如何なるかなんて言葉を交わして感じなければ解らねぇ。

世界観は原作寄りでも現代設定でもお前の好きな方を選べば良い。
…お前と向き合いたくて長々と綴った文章だ、少しでも何かお前の関心を引く事が出来れば良いのだが…まあ何だ、お前を口説こうと必死なんだ。…出会って直ぐに肌を重ねようなんざ思っちゃいねぇが属性はリバだ、お前の属性は問わねぇよ。

最後までの目通しに感謝を。
気長に待たせてもらうぞ、削除まで募集。