俺も

宇野浩二が読みたくなってきた。
でもイーニッド・ウェルズフォードの『道化』を読んでいる途中だった。4章まで読み終えたのだが全く頭に入っておらん。俺には難しすぎた。確か次の章は俺の好きな宮廷道化師についての章だったはず。読むのが楽しみなところでしおりを挟んだわけだけれど、その章さえも意味が分からなかったらどうしよう。
宇野浩二をちょいと読んでみるか。

宇野浩二全集1巻の後半部分を読んだのだが、読んだら止まらなくなりそうだった。
面白いというより、内容は読んでいて当時の宇野の苦労が知れて涙ぐんでしまいそうになるほど普段の彼に似合わず暗めの話だったのだが、彼のファンだから彼のことがもっと知りたくて読み勧めてしまった。
普段の宇野の小説ときたらそんな苦くて先の見えなかった状況すら愉快に語ろうとする。彼の人生の暗い部分をフィルターで濾したようなものだから読みやすいのだろうけれど、俺はずっと当時の彼の本音も知りたかった。
宇野よ、記しておいてくれて、遺しておいてくれてありがとう。益々好きになったよ。それでもあんたには小説しかなかったんだな。まさに文学の鬼だよ。

読み進めてだな。

宇野浩二

まどかちゃん

パイナさん

　
ふぉっふぉっふぉっふぉー。