【第1試合】キャラバン vs けいそん

先攻:キャラバン
後攻:けいそん

8小節の3本。
猶予は48時間。

せっかくの週末を邪魔する雨は嫌いだ
だが勝負は今日の天気ほど荒れはしないな
秋雨の前線の中でお前が歌詞書けど０点
ほほの水滴を雨だと偽り佇む涙目の青年

けいそん侮辱し勝ち上がり成功を説く
計測不能な秋空の下でも晴耕雨読
お前とは差があり過ぎる経験と名声
底辺の青年にとっては青天の霹靂

名声もなく突如として現れるゲリラ豪雨
嫌いな雨が自分にだけ降り注ぐ今の精神はどう？
涙目は敵を容易に殺めてしまうという悔し涙
自信満々な君を殺すのに気持ちが揺らぎました
経歴がない俺も秋雨のように計測不能
背後から敵将の首を討ち取る戦国武将
噛ませ犬臭を漂わせるその高慢な態度
驕り高ぶるだけの雑魚兵に勝算はないぞ

韻を追い天気から戦国へと１バで迷走
確かに降雨量は計測不能な霧雨程度
お前こそ自己見つめ気付けよ虚勢に
お前はゲリラの振りした狐の嫁入り

雨降っても語尾の"字"は固まらず
突然の敬語へシフトし踏み方が変わる
俺に対し雑魚だ噛ませだってディスが現実離れ
高慢で結構。気持ち昂る俺の右手に村"雨"

比喩表現が迷走ってそんなディスはない滅相
瞑想でもして落ち着け 足りてないinformation
霧雨程度も測れない君の度量が小さすぎる
ゲリラのフリそりゃ比喩だからな君は死んだフリする？
俺は先手のバースをみて噛ませと臭うただけ
現実離れ？最初から虚勢張ってる自分を疑え
雑魚兵が村雨 持っても宝の持ち腐れ 無駄だぜ
敬意から軽蔑へシフトチェンジ 雨降って小休止 敵将が肉の便器

統一された主題と暗喩法の生む感無量
傘要らぬ霧雨は地に着けば直ぐに雲散霧消
身の丈合わぬ比喩を纏う糞の戯れ言
「比喩だから」言い訳だけが雨後の筍

お前とは違う雨ニモマケズ培った表現技法
No pain No gain , No rain No rainbow
俺の宝は刀でなく頭と濃密な経験や韻
雨上がり晴れ渡り次へ進む本日ハ晴天ナリ

その宝という馬鹿な頭が村雨という刀を出した
身の丈合わぬ比喩がどちらか解らないようならば終わりだ
負の感情｢雨嫌い｣のはずが随分と雨にこだわるんだな
君が思ってる以上に俺達の上にある空は優雅だ
勝手に｢主題｣という鎖に繋がれて表現狭まった意気地無し
晴天探そうと"空"回りの君に対し俺の表現は自由自在
その虹も絵"空"事 赤い雨がこびり付いたベルリンの壁
雨ニモマケズ？捉え方から負けてる 武将にとって雨は恵みの雨

一回戦から事実上の決勝みたいな戦いじゃないですか…
参加者ながら判定は落とさせてもらいますね。

まず、今回重要になったのは「雨」ですよね。

キャラバンさんは色々な雨にまつわる熟語、ことわざを繰り出してきました。ヤバイです。１０回は喰らいました。さすが。
一番決まったと感じたのは、「雨ニモ負ケズ」のカモフラージュかな？「本日ハ晴天ナリ」の所。ネトラ特有の文字の使い方をうまく活かしていて、やべーと思いました。

けいそんさんは負けじとそれに付いていった印象です。特に、１バース目のゲリラ豪雨の下りは最高。秋雨など、物理的といいますか。キャラバンさんが文学的なのにたいして、理科的な用語を使って、自分や相手を表現していましたよね。かなりのセンスの持ち主かと‥‥。勝手に思ってます。

で、どこで結果つけようかな？と思ったとき、やはり韻になりました。質です。
けいそんさんは普通に上手い。何回も韻を並べて且つ攻撃ができていました。ですが、キャラバンさん。「雨」に関する語句を伴って韻を踏めている回数が多かったかなと。

今回の主体を軸に韻を踏めていたキャラバンさんに１票。

by クレイン

お疲れ様でした
雨の日にピッタリのテーマ戦ですね
偉そうに書いてますが御容赦下さい
納得できない点は指摘してもらって大丈夫です
以下、敬称略
1v キャラバン
まさに晴耕雨読 心地いい 踏み方も綺麗
経験と名声のところで俗気が出たのがちょっと残念
1v けいそん
荒々しい 静と動 良い温度差
・涙目は敵を容易に殺めてしまうという悔し涙
自信満々な君を殺すのに気持ちが揺らぎました
好きです 上手く言えませんが敬語のサイコパス感が堪らない
テーマが雨と戦国に
個人的には雑魚兵を雑兵にして欲しかった
2v キャラバン
一気に攻撃的になりましたね
・お前こそ自己見つめ気付けよ虚勢に
お前はゲリラの振りした狐の嫁入り
お前の重複無しで虚勢の根拠があればパンチラインだった
"字"は固まらず 村"雨"
掛かってますねぇ 飾り無しでサラっと言ったらカッコよかった 完全に好みです
高慢で結構。 滾る
雨と戦国→村雨 いいですねぇ
2v けいそん
・霧雨程度も測れない君の度量が小さすぎる
いい返しだと思いますが全体としては良い荒々しさが無くなったように感じました
3v キャラバン
雨ニモマケズに繋げるのいいですね
綺麗な雰囲気の中で 糞の文字だけが気になりました
・俺の宝は刀でなく頭と濃密な経験や韻
ここかなりキーポイントですね
刀は頭、経験、韻という宝の例えだと主張すれば良かったのかな
3v けいそん
・その宝という馬鹿な頭が村雨という刀を出した
身の丈合わぬ比喩がどちらか解らないようならば終わりだ
完全にキャラバンさんが飲み込んだと思ったけどアンサーの部分ではひっくり返ったと思います
比喩を駆使して比喩について攻めていたキャラバンさんに対してのこの指摘はすごく納得させられました
・勝手に｢主題｣という鎖に繋がれて表現狭まった意気地無し
共感はできるんだけど意気地無しの部分がすごく勿体ない
・雨ニモマケズ？捉え方から負けてる 武将にとって雨は恵みの雨
武将にとって雨が恵みの雨というのはちょっと調べたけどよく分かりませんでした
【総評】
総合的に見るとキャラバンさん
韻も綺麗でテーマに沿って展開できる素晴らしい技量だと思います
上記の通り、アンサーについては納得できる部分があったけいそんさん
大会コンセプトである8小節に乗れていた方はキャラバンさんかな
ということで判定はキャラバンさんに
両者共、お疲れ様でした
by 天草

雨という比喩のテーマに沿いながら殴りあってますな

票はキャラバンさんに！

アンサー面は最後でけいそんさんが捲った感じありましたが
それ以外のリズムや韻、先攻としての立ち振る舞い方は完璧といわんばかりでした。

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僭越ながら判定失礼します。キャラバンさんに1票です
お互いスキルフルで楽しかったです。キャラバンさんからの方が余裕が感じられ、けいそんさんが食らいついて行ってるように見えました。
狐の嫁入りのところが鮮やかで気持ちよかったです。

by クラウリー

こんばんわ
老体が判定にきましたぞ

村雨とは本来の意味の村雨と
架空の妖刀村雨を掛けているとわしは捉えるのぅ

村正でなければわしは平気じゃがの

キャラバン殿の経験と名声から始まる韻踏みは
熟語と熟語、熟語の熟語で何だか簡素じゃの
あとは流れるように理解できましたな

天叢雲がでたら面白かったのぅ

けいそん殿最初のところ邪魔する雨が嫌いなだけで
雨自体が嫌いとは言ってないような気がするがのぅ
後はところどころ破綻してるような気がするのぅ
例えば秋雨は計測不能なのに
霧雨を計れないのは度量とかかのぅ
ここら辺が無ければ返しも嵌まったと思うぞよ

小節がどうこうについては
まったく聴いたことがない歌い手の歌詞だけを見ても
その歌を歌えないのと同じように
わしにはわからんよ
韻についても同様じゃのぅ

判定については
堅い印象があるキャラバン殿へ

お疲れさまでしたぞぃ

by 井上光圀

5票獲得により
勝者:キャラバン

以下コメント

キャラバン「正直負けた気分でしたよ。
何よりけいそんさんのパンチが強かった。
1バのアンサー見てうわっとなったのはこちらも同じです笑
けいそんさんまた相手してください！！

天叢雲は出そうと思ってメモには書いてたフレーズです。けど漢字で書くと読めない人には刺さらないのと
カタカナやひらがなでかくと見栄え悪かったので、
村雨に変えました。（妖刀と掛けていた自己満見抜かれててワロいました）
そして天草さんの指摘の正確さに脱帽です笑

判定くれた人々ありがとうございました！」

けいそん「んんー。キャラバンさんありがとうございました！
先攻みた瞬間うわっと思いましたw
掛詞からなにからなにまで上手すぎました。

判定してくれた方も感謝です。
精進します。
次は勝ちます」