【題王位】closer-one VS inge【一回戦】

テーマ【youtube】
13日20時開始

ルール
★最後まで積極判定★
1バース
猶予72時間【延長なし】
先攻後攻はなし、猶予期間内に各々自由なタイミングで蹴り
両者ともに1バずつ蹴った時点から72時間を判定期間とする
相手へのDisは禁止
字数制限50〜400文字

判定理由が書かれていない票は無効票
引き分けの際は決着がつくまで24時間ずつ判定期間を延長
後で蹴った方は【大会用試合終了報告＆判定依頼】スレに、試合終了および判定依頼を行うこと
http://www.z-z.jp/thbbs.cgi?id=rhymegard01&p3=&th=10

もっと生きて と、云わんばかりに震える
小さい手を握る 大きい手
少し荒い息遣いと鼻をすする声
画面の揺れから伝わる苦痛の念
か細い笑顔が小さな声で 何かを訴える
表情だけで解る。「ありがとう」だって…

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幾つかのパートに別れていた映像もここで途切れた
1人の子の短い命を記録したドキュメンタル
75億の人生が何気なく回ってる雑踏の中に
たしかにそこにあった命 それを奪った謎の病

映像媒体はブラウン管から液晶画面
メディアは地上波からネットとなって 身近な情報を目に届かせる
今や画面の中の空想だった世界はそこらで息をしてる
ゲームもコメディも音楽も1/75億の何気ない日々と人生

楽しさ 虚しさ 哀しさ 尊さ 切なさ 重さ 儚さ
それもこの環境がなきゃ誰かに届かなかった
生きた証が次の命に繋がればと 記録を残した
世界は良い方向に転がってる そう思いたい

久しぶりに会った知人は憔悴していた。

「旧石器人が一生で得る情報の量は 現代人の一日分と同等のようだが…私は16、7歳の頃からとある番組配信の中毒なんだ。精神を延々犯す独創的な経験の数が、2分3分の累積を超え指数関数的に増え時間軸と垂直に交わったら、その先は？不安は底無しだ、待て！帰るなそれでも友達か」

半年後にyoutubeで見たのは、異様な演説をする彼の姿だった。
『イエー！俺は 死 因 不 明 の廃人勢！これは終わりの無い実験！毎日オイデ廃人学校！Let’s try！this at home！』
みられる側に回ることでみることを辞めたという訳か。発狂者なりの合理的な判断なのだろう。

だが一体何だったのか？旧石器人がどうとか。振りかざすのが借りた意見じゃ人生もまるで仮体験、青くさい学生議論の追体験ならtwitter行けば済んだ、、、何だか思考の志向がおかしいナ。もう一度動画をみてみよう。
『イエー！俺は……

ingeさん
youtubeという枠を上手く広げて　より読ませるバースを作り上げててよかったです
単純に内容も深くて色々と考えさせられました
素晴らしかったです

黒沢さん
驚きました　星新一のショートショートを読んでいるかのような気分
ノベルスタイルという新たなジャンルを確立できたのではないでしょうか
ネトラの新しい可能性を見ました
起承転結といいオチと言い　お手本のようなショートショートっぷり
感服しました！

票は黒沢さんに
お互いが最高でしたが
ノベルスタイルが僕に刺さりまくりました！

めっちゃ悩む！
とりあえず二人ともうまい！

二人ともオリジナルですね！
ショートストーリーを読んだ、そんな余韻に浸るのはcloser-oneさん
ingeのは色々考えさせられるな。

今回はcloser-oneさんに！
オチが秀逸でした。

ハイレベルで甲乙つけ難い試合でした。

【ingeさん】
「画面の揺れから伝わる苦痛の念」
→YouTubeってお題で、画面の向こう“の手前”を書ける感性は鋭いと思いました。

「今や画面の中の空想だった世界はそこらで息をしてる
　ゲームもコメディも音楽も1/75億の何気ない日々と人生」
→人間交差点の宇多丸のような見事な世界の切り取り方でした。

「世界は良い方向に転がってる そう思いたい」
→ポジティブの途中、好みです。

【Closer-oneさん】
「久しぶりに会った知人は憔悴していた。」
→狙い澄ましたかのような書き出し（笑）物語の始まりを予期させました。

僕も星新一を思い浮かべたのでMAGEさんとほぼ同意見です。
「ミイラ取りがミイラになる」で宜しかったでしょうか。

〜〜〜〜〜〜

かなり悩みましたが…
動画アップロードサイトが乱立する人類総記者時代なので、
「学生議論の追体験ならtwitter行けば済んだ」と断言した後者のほうが
YouTube“ならでは感”が前に出てたと思います。

僅差ですが題王位戦なので、ココ基準でお願い致します。

票はCloser-oneさんに！
両者お疲れ様でした。

ちょっと僕には難しい部分もありましたが、、、

黒澤さんに一票です。
二度見させる力がありました。

簡素で申し訳ないないです。
両者おつかれ様です！

判定させて頂きます
テーマ戦ていかにお題から外しつつ関連付けていくかって面白さといかに重いものに持っていくかって手法があると思うんです
なんですかねテーマ戦ならではのテクニックというか
なんか上手く言えないんですが黒沢さんに表を
両者お疲れ様でした！

それぞれの良さがあって難しい試合でした

ingeさん

今や画面の中の空想だった世界はそこらで息をしてる
ゲームもコメディも音楽も1/75億の何気ない日々と人生

ここすごく好きです
youtubeがあることで一つの物語が何の関わりもない別の一人に届く可能性を得たことを、世界に対して持てる希望として結んだのも良かったです

closer-oneさん
既に何度か出てますが星新一的ですね
最初少し戸惑いましたが読めば読むほどに引き込まれていく不思議なバースでした
主観では知人扱いなのが向こうからは友達となっているところも、両者の距離感(特に主人公側からの)を上手く示していて面白かったです

両方に票を入れたいくらいなんですが、大会の試合なのでどちらか選ぶとしたらingeさんです
テーマから発想が遠くへ飛んでいく感じが好きでした

Closer-oneさんに一票。

単純に好きでした。小説でもそうだと思うんですけど、最初の一文で引き込まれると虜になりますよね。ま、小説読まないんですけど。
上でも出てますが、知人と友達、あとは見る側と見られる側 この対比が上手く描かれていてリリックとして形が整っているなぁと思いました。んでもう一回動画見るあたりも皮肉っぽくもあるんですけど何度でも見れるっていうコンテンツの特徴も踏まえて書かれていて印象に残りました。

ingeさんも命という壮大である第二のテーマをYouTubeの画面越しに感じている様が繊細に表現されていて好きでした。命の重さを知れたのもYouTubeの手軽さがあってこその情報だという点が上手く描かれていたと思います。あとingeさんは韻がテーマに溶け込んでいるというか、ピッタリの言葉で韻を踏んでいるので何の違和感もなく読めた感じでした。

ですが、Closer-oneさんのリリックに引き込まれてしまったので今回はこちらに票を入れさせていただきました。

お二人ともお疲れ様でした。

・ingeさん
「苦痛の念」から「か細い笑顔」で搾り出している感じが伝わります。
「楽しさ 虚しさ 哀しさ 尊さ 切なさ 重さ 儚さ
それもこの環境がなきゃ誰かに届かなかった」
今の環境があるからこそ救われている人だっているはずだと思いました。
自分も救われている部分が少しはあります。時間を忘れてしまって本末転倒になるときも・・・？

・Closer-oneさん
たちのさんと同様に構成で唸りました。
小説のような形式でバースを書いたことが無いので新鮮でした。
自分の場合全体よりも部分を気にがちなのでちょっと難しいかな・・・。
もう一度動画を見てみようと毒されているような感じでingeさんと異なるyoutubeの一面が伺えます。
星新一の本は読んだことが無いので気になってきました。

すいません、ドローでお願いします。。。

両者お疲れ様でしたm（＿ ＿）m

すんません、ドローで！

ingeさん
娯楽以外の、有効的なYoutubeの役割を巧く表現していました
最後前向きなところに救いがあってそれがまたバース全体を一層良くしているというか……
読後、上質なワインのような余韻がありました

黒沢さん
そうかー、こういうのもテーマ戦なのか、と目からウロコなバースでした
twitterを引き合いに出したり、番組配信という特性をうまく盛り込んでテーマに沿った内容になっていました
死 因 不 明 には何か特別な意味があったんでしょうか？読み取れなかった……

ご両人とも違う方向に完成度が高くて読む度に分からなくなります
今回は勘弁してください汗

いやー面白いですねぇ
「Youtube」っていうお題もナイスだったように思います
お疲れさまでした！！

ものすごく悩みました！
どちらも素晴らしい「作品」として完成されていたと思います！
ingeさんの頭にこびりつくような後を引く作品とcloser oneさんの読みふけってしまうような作品
素晴らしいとしか言えない自分の語彙力の無さを恨みますが、
私はcloser oneさんに一票です
ここまでくると感覚に近いものでしか判定出来ないのですが、読ませる魅力をcloser oneさんから感じられたので
簡素で失礼します。お疲れ様でした！

黒沢さんに票を。

YouTubeに限らず、という点で少しうーん、となりましたが。
特にチャンネル登録者が少ないネット配信者にはヤバい奴多い、というイメージだったので、その点ではガツンときました。

ingeさんの非情な現実や、希望や理想…こういう文章はとても好きなのですが…
やはりYouTubeという枠内で、というのを見たかったのが正直なところです。
綺麗な文体と、自然な韻は流石でした。

インパクトとしても、後出しの黒沢さんにもっていかれてしまった印象もあります。
テーマ戦の戦法を考えさせられる一戦でもありました。

両者おつかれさまでした。

判定期間終了のため
closer-oneさんの勝利となります

判定下さった皆様、
ありがとうございました！
色々コメントいただけて嬉しい限りです。
伝えたい事が伝わってくれてて安心しました。

黒沢さん
ありがとうございました！
流石の一言です！

テーマ戦面白いですね〜。
1回戦で死んじゃって消化不良感あるのでだれかやりません？笑

お疲れ様でした！

判定いただいた皆さんありがとうございました。メイジさん、依頼代行すみません。ボーっとしてました💦

ingeさん
感動系にもっていく発想はなかったわーて思いました。堪能しました！
対戦ありがとうございました。


オチをどの程度明確にするか悩みました。
自分で解説するのはサムいんですが、
死因不明＝子音踏め
→ 主人公が子音踏んじゃう
っていうギミックでした。