ケロイドのマリア像

初めて僕がその存在に触れたのは
「天に焼かれる」という絵本でした

当時の僕はまだ幼稚園児だった筈ですが
その物語の内容については今でも鮮明に思い出せます

なかなか美しい題名ではありますが
表装からしてかなり病んでます

およそ子供に読み聞かせるような代物ではありませんが
父母共にプロの左翼であった為

繰り返してその恐怖と命の尊さを叩き込まれました

もし
皆さんが父親なり母親であったなら
お子様には絶対に読ませないて下さい

心からお願いします。

と
別に両親の意図しない虐待の軌跡を
人類史の悲劇に重ねるつもりは毛頭無いのですが


子供達の歪んだ好奇心の末路はえてして酷い物ですから
さしあたっての注意事項として

まあ
そんな本無いんですけどね！


と
何時もの調子で書いてしまえれば気は楽なのですが
賢明な皆様の事ですから既に検索されており

その存在が確かである事を察しておられるのでしょう

この本の恐ろしいところは
幾分かディフォルメされており

一見子供への平和教育に使えるのでは無いか？と
少々想像力が欠如した代わりにのでた背をもって
大人と思い込む病に侵された可哀想な平和主義者を
ターゲットにしているところです

彼等の悪質なところは

その教育への意思が善意によってのみ
突き動かされている故に

子供の想像力について一度立ち止まって考えてみよう
などという一般的な行為に無頓着な点にあります

まあ
ここまで僕の文章を読まれる様な方でしたら
薄々勘づかれているかもしれませんが

ここで語ろうとしている核兵器とは
それと意識されない悪意や有害な図書であります

うーん
主語やらがおかしい
太宰は凄いなあ

終わり