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『、の部屋』

つかいみちはひろめッス
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換喩
「換喩」は、表現対象と関連性の高い(意味が近い)物事に置き換える表現方法を指します。「◯◯の××が好きだ」を「◯◯が好きだ」と表現されます。対象の言葉を省いても意味が伝わる場合に活用できます。

【用例】
通常:「パソコンの OSを起動する」
換喩:「パソコンを起動する」
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国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。
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すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
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国家権力というものは、時として暴走してしまうものです。
それは、歴史が示しているので、皆さんもご存知のことでしょう。

人間というものは弱いもので、どんな人でも一旦強大な権力を握ると、自分たちの都合のいいように権力を発動しがちですよね。私は世界史に詳しくないので良くは分かりませんが、ヒトラーなどは典型例なのでしょうね。現代社会でもそんな光景は散見されます。

中世の王様のぼやき

「立憲主義」とは
いにしえの人たちは、そんな光景をよく見ていたので、教訓にしていたのです。

そこで、国家権力を担う人たちが法律等によって国民たちの権利・自由を
不当に侵害しないよう、一定の歯止めをかけようとしました。

それが「憲法」です。

このように、国家権力に対してその権力行使を制限し、
憲法に基づく政治をすることを「立憲主義」と言います。

立憲主義に基づく憲法は、人間の権利・自由の保障と、
そのための国家組織の基本を制度化したものになります。

ここの、国家権力の横暴による人権侵害に歯止めをかけるためのものが憲法、そして、その憲法に基づく政治をすることを立憲主義、という感覚は、是非、身に付けておくべきです。
近代憲法の基本理念ですし、日本国憲法も近代憲法ですからね。ちなみに、日本は「立憲君主国」です。
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ジョン・ロックの自然権思想が立憲主義の根源
この立憲主義は、中世ヨーロッパにその根源を求めることができます。
立憲主義の根源は17〜18世紀頃ですが、それ以前にも国家権力に歯止
めをかけるという思想は存在しました。

しかし、それは貴族や僧侶などの一定の身分の特権を守るものであって、
一般市民の権利を守るためのものではなかったのです。

ここから一歩進んで国民個人個人を一人の人間として尊重し、そのため
に国家権力に歯止めをかけていくべきというジョン・ロック(1632−1704)
やジャン・ジャック・ルソー(1712-1778)らによって説かれていきました。

ジョン・ロックはのちのアメリカ独立宣言(1776)
や日本国憲法の第13条に引き継がれる「自然権思想」を提示します。

人間は生まれながらにして自由かつ平等であり、生来の権利である自然権『生命(life)・自由(liberty)・財産(property)』を持っている。
この自然権を確実なものとするために、国民は相互に社会契約を結び政府に権力行使を委任した。(契約による政府)
そして、その政府が権力を恣意的に行使して国民の権利を不当に制限する場合には、国民は政府に抵抗する権利(抵抗権)を保障する。
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このように、個人の人権を守るために国家権力に歯止めをかけるシステム、
すなわち、立憲主義の基礎が確立されていったのです。
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成文憲法
せいぶんけんぽう
実質憲法つまり国家統治の組織と作用に関する基本法が正式の立法手続を経た成文の形式をとって存在するものをいい,慣習や判例の形式で存在する慣習憲法や判例憲法など不文憲法に対する。イギリスでは,実質憲法は一部はさまざまな不文の慣習の形式で,一部はいろいろな成文の議会制定法の形式をとって存在している。しかし成文憲法という語は,特に憲法と呼ばれる1つの法典の形式をとって存在する憲法をさしても用いられる。イギリスは,この意味での成文憲法はもたず,今日の世界にあってユニークな存在となっている
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硬性憲法
こうせいけんぽう
その改正について,通常の立法手続よりも厳格な手続を要求している成文憲法。軟性憲法に相対する。今日のほとんどすべての成文憲法は,硬性憲法である。議会の特別多数決を要求するほかに国民投票に付すという方法をとるのが一般的である。日本国憲法の場合は,各議院の総議員の3分の2以上の賛成で国会が発議し,さらに国民投票または国会の定める選挙の際行われる投票において過半数の賛成を得なければならない,とされている (96条) 。
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