1

『、の自習室♭3』

あらゆることに神の摂理を求める部屋です
(ID:unMA01)
92
【仕入・経費】

1.仕入

商品や原材料の購入代金をいいます。

2.租税公課

イ.租税とは、事業税、事業用資産にかかる固定資産税・自動車税・不動産取得税・自動車取得税・自動車重量税、事業の遂行上発生した酒税・印紙税・揮発油税・納付消費税などをいいます。
ロ.公課とは、事業遂行上の商工会の会費や納税協会、青色申告会の会費などのように法令や定款の規定により賦課されるものをいいます。
(注)所得税、府県市町村民税、相続税、贈与税、各種加算税・加算金・延滞税・延滞金・罰金、科料、過料のような租税公課は、所得計算上必要経費になりません。

3.荷造運賃

商品などの発送のために要した包装材料や運賃などで自分が負担するものをいいます。(仕入れや資産の購入に要した引取運賃は、仕入金額や取得価額になります。)

4.水道光熱費

事業用に使用した水道料、電気料、ガス料などをいいます。

5.旅費交通費

仕入や販売のために要した交通費、宿泊費などをいいます。

6.通信費

事業用のハガキ代、切手代、電報料、電話料、FAX代などをいいます。

7.広告宣伝費

新聞雑誌の広告料、折込広告に要した印刷代及び折込料、カレンダー・マッチ作成費、大売出の際の福引費用などをいいます。

8.接待交際費

事業用の茶菓子代、飲食費及び贈答費用などをいいます。

9.損害保険料

棚卸資産や事業用資産に対する掛け捨ての火災保険料、事業用の車両の損害保険料などをいいます。
(ID:unMA01)
93
10.修繕費

事業用の建物や機械器具などを修理した場合の維持補修費用をいいます。

11.消耗品費

帳簿等の事務用品の費用や包装紙、テープ、事業用の車両用ガソリンなどの費用、器具備品のうち、使用可能期間が1年未満のものや取得価額が10万円未満の少額なものをいいます。

12.福利厚生費

従業員の慰安会費、医療費、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、中小企業退職金共済事業団等に対する退職共済掛金など事業主が負担する費用をいいます。

13.給与賃金

従業員に対する給料、賞与及び現物支給した費用をいいます。

14.利子割引料

事業用の借入金の支払利子や受取手形の割引料をいいます。

15.地代家賃

店舗、工場、倉庫などの敷地の地代や建物の借用料をいいます。

16.貸倒金

売掛金などについて、回収不能になったものをいいます。

17.外注工費

原材料などを支給して加工などさせた場合に支払う工賃などをいいます。

18.研修費

事業用に必要な講習などを受けるために支払う受講料、テキスト代などをいいます。

19.専従者給与

青色専従者に支払った給与をいいます。

20.減価償却費

建物や車両などの償却資産について所定の方法によって計算された償却費をいいます。所得金額10万円以上

21.雑費

以上の費用のほか、事業に必要な経費をいいます。

(ID:unMA01)
94
勘定科目の種類を覚えましょう
勘定科目の種類―資産・負債・資本・収益・費用―

 正規の簿記(複式簿記)により記帳する際に用いる勘定科目の主なものは、次のとおりですが、一度に覚えるのは大変です。参考としてご覧ください。

主要勘定科目一覧
【収入】

1.売上

商品や製品の販売代金や、サービスの提供代金をいいます。

2.雑収入

空瓶や作業くずなどの売却代金や仕入割引、リベートなどをいいます。

3.自家消費

家庭用に消費した商品や贈与した商品の金額をいいます。



(ID:unMA01)
95
【資産】

1.現金

事業用の現金をいいますが、次のような金銭と同一の性質を有するものも含めます。
(a)他人振出の小切手、(b)公社債の満期利札、(c)郵便為替証書など

2.当座預金

事業用の当座預金をいいます。

3.定期預金

事業用の定期預金をいいます。

4.その他の預金

事業用の普通預金、通知預金、外貨預金、郵便局の通常貯金、定額貯金などをいいます。

5.受取手形

得意先への売上に基づいて発生した手形債権をいいます。

6.売掛金

得意先への売上に基づいて発生した営業上の未収入金をいいます。

7.有価証券

事業に関連して取得した公社債、株式などをいいます。

8.棚卸資産

商品や製品、原材料などの期末残高のほか、消耗品費から減算した未使用の消耗品をいいます。

9.前払金

商品や原材料などを購入する場合に、現物の引取りより前に支払った金額や翌年分以降に経費とされる前払保険料、前払家賃などをいいます。

10.貸付金

事業用の資金を他人に貸し付けた場合の債権をいいます。

11.建物

店舗、工場、倉庫などの事業用の建物をいいます。
(ID:unMA01)
96
12.建物附属設備

建物に付属する電気設備、冷暖房設備、給排水設備、内装設備等をいいます。

13.機械装置

製造設備など、事業用の機械及び装置をいいます。

14.車両運搬具

営業用車両やトラック、フォークリフトなどの車両及び運搬具をいいます。

15.工具器具備品

事業用の工具(測定工具等)、器具(看板など)及び備品(応接セットなど)をいいます。

16.土地

事業に関連して使用される土地(店舗や工場の敷地、来客用駐車場など)をいいます。

17.事業主費

事業用の現金などから家計に渡した生活費や家事関連費のうち、家事分として必要経費から除外した金額などをいいます。

(ID:unMA01)
97
【負債・資本】

1.支払手形

仕入や物品の購入に基づいて発生した手形債務をいいます。

2.買掛金

仕入や物品の購入に基づいて発生した未払金をいいます。

3.借入金

事業用資金を銀行や他人から借入れた金額をいいます。

4.未払金

仕入代金以外(消耗品や固定資産の購入代金など)の未払金をいいます。

5.前受金

売上に際して、現物の引渡しより前に受け取った金額をいいます。

6.預り金

従業員の給料から天引きした源泉所得税や住民税、社会保険料や、前受金以外の一時的な預り金をいいます。

7.事業主借

事業用資金として事業主から受け入れた現金・預金や事業用の現金・預金以外から支払った事業上の必要経費、事業所得の計算上収入とならない預金利息や税金の還付金などをいいます。

8.元入金(資本)

資産総額と負債総額の差額をいいます。なお、次年度以降は、次により計算することになります。
[前年末の元入金の額]+[前年の青色申告特別控除前の所得金額]+[前年末の事業主借]―[前年末の事業主借]
(ID:unMA01)
98
預金と貯金の違い
預金は決済を目的としたもの、貯金は貯蓄を目的としたものだと言われています。
日本では、都市銀行や地方銀行、信用金庫などの口座を預金と呼び、ゆうちょ銀行や農協・漁協などの口座を貯金と呼びま
(ID:unMA01)
99
普通預金口座
皆さんが個人で利用されている普通預金口座と同じです。
自由に預け入れや払い出しができる口座でキャッシュカードを発行してもらえば、その銀行や提携金融機関のATMを利用することもできます。
また毎日の最終残高に対して利息がつきます。多くの銀行ではその利息は6か月ごとに入金されます。

・当座預金口座
小切手や手形を振り出し決済するための口座です。当座預金には利息はつきません。また、小切手や手形が現金と同じ価値があるものであることから、それらの振り出しや決済に関する社会的な責任と信用が求められるため銀行などによる審査を受ける必要があり、社歴が若い会社などは口座の開設ができない場合があります。
(ID:unMA01)
100
・定期預金口座
普通預金や当座預金の場合、経費や仕入代金の支払など決済用の口座という性格が強いですが、定期預金口座の場合には貯蓄という性格が強い口座です。
満期日には普通預金よりも高い利息が受けられますが、満期日または一定の据え置き期間内は払い戻しが受けられないという場合もあります。
会社の場合には、運転資金の余裕部分を預け入れて運用するとか、納税用の資金を預け入れるといったケースが多いようです。
(ID:unMA01)