歪のニライカナイ

過去ログ4921 2025/10/2 21:19

▼無名さん
放送中の1988年(昭和63年)5月には、当時最も長く放送された第1作『ブーフーウー』(6年7か月)の記録を塗り替え、最終的には10年半に渡り放送され、『おかあさんといっしょ』内の歴代人形劇では最も放送期間が長い(『ドレミファ・どーなっつ!』は7年半、次々作『ぐ〜チョコランタン』は9年)。以降、『ぐ〜チョコランタン』まで長期間放送の作品が続いた。1989年1月8日より元号が平成に変わったため、本作は昭和最後の人形劇作品であると同時に平成最初の人形劇作品となった。

『おかあさんといっしょ』の放送チャンネルが、今作が放送中だった1985年(昭和60年)4月1日から再放送のみ教育テレビに移行し[13]、『ドレミファ・どーなっつ!』が放送中だった1998年(平成10年)4月6日から本放送も教育テレビに完全移行した[14]。そのため本作は全話、総合テレビで放送された最後の人形劇である[15]と同時に、教育テレビで最終回を放送した最初の人形劇でもある[16]。

ビデオやパソコンゲームも発売され、アニメーション作品も多数製作された。また、夏休み・冬休み時期に北海道富良野市ロケを行ったこともある。放送終了から30年以上が経過した現在でも、主人公3人がテレビ番組やイベントに度々ゲスト出演したり、グッズが発売されるなど、放送当時に本番組を視聴していた世代を中心に非常に人気が高い作品となっている(後述)[17][18]。

着ぐるみキャラクター達の性格については、特技以前にハンデを必ずもっているように設定している。これは井出隆夫の「欠点があるほうが仲良くなりやすいし、それぞれのキャラクターがいきいきするんじゃないか」と言う考えに基づいている[2]。


▼無名さん
宇宙のかなたの地球によく似ている星の「にこにこ島」を舞台に、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの3人が、共に笑い、時にはケンカをして泣き、またあるときは冒険をしたりする、勇気と友情あふれる物語。次作『ドレミファ・どーなっつ!』の舞台である「どーなっつ島」は、にこにこ島の近くにあるという設定になっている。

本作の原作者の井出隆夫は、1970年代より『おかあさんといっしょ』に作詞家として楽曲提供しており、最終的に『ドレミファ・どーなっつ!』が終了する2000年(平成12年)3月までの18年間に渡って同枠の脚本を書くこととなった[4]。

番組タイトルが全て平仮名表記なのは第5作『うごけぼくのえ』以来8年ぶりで、現時点で最後の作品になっている。同じく、番組タイトルに句読点(読点)が入るのは[3]、歴代人形劇で初めてになる。

ぴっころは、『うごけぼくのえ』のポリ以来の女の子キャラクター[5][6]かつ前作『ブンブンたいむ』の"ごじゃえもん"に続き、哺乳類以外の動物(鳥類)のメインキャラクターとして登場し[注釈 6][8]、実在する動物をメインキャラクターに入れている作品の中で、哺乳類以外の動物が選ばれたのは彼女が最後だが、それと同時に今作以降、女の子が必ずメインキャラクターに含まれている[9][10]。また、現時点で男の子のメインキャラクターが全員男性声優によって演じられてた唯一の人形劇になっている。そのため、じゃじゃまるは前々作『ゴロンタ劇場』以来の「男性声優が声を当てた主人公」になり、こちらも現時点で最後の作品になっている[11][12]。


▼無名さん
本作の放送開始前年の1959年(昭和34年)10月放送開始の幼児教育番組『おかあさんといっしょ』がそれまでの月曜のみの放送から、月 - 土曜日の午前10時05分 - 30分放送の帯番組に改編されると同時に、その月曜、火曜のコーナーとしてスタートしたものである[2]。帯番組改編当初、同番組の他の曜日のコーナーには「いいものつくろ」「こんな絵もらった」などがあった[1] が、時間帯を他のコーナーとシェアしない、事実上独立した番組で、週2回放送され、しかも長期間(7シーズン)続いたのは当時は本作のみであった。なお、1966年(昭和41年)からは『うたのえほん』も『おかあさんといっしょ』に併合された。

歴代人形劇としては放送年数が6年7か月と非常に長く、後に1988年(昭和63年)に第8作『にこにこ、ぷん』が記録を塗り替えるまで、最長の年数だった作品である[注 1]。


▼無名さん
メインキャラクターは二人と、『おかあさんといっしょ』の人形劇の中では現時点で最も少ない[2]。また、ピョン子ちゃんは、歴代着ぐるみメインキャラクターで初代・女の子キャラクターになる[2]。さらに『ブーフーウー』[3]や第5作『うごけぼくのえ』[4]など、後の作品とは異なり「ダットくん」「ピョン子ちゃん」と、敬称までがメインキャラクターの公式名称になっている[1][注釈 1]。

主要キャストは『ブーフーウー』から引き続きの起用となった。

NHKにはカラーの番組紹介の映像が保存されている(本編はモノクロ制作)[1]。


▼無名さん
『おかあさんといっしょ』の月曜・火曜と連続して放送されていたコーナーで、原作・飯沢匡、人形デザイン(キャラクターデザイン)・土方重巳による子供向け着ぐるみ劇。「人形が動き出す」という設定は、前作『ブーフーウー』、次々作『とんでけブッチー』と共通している。

子供部屋を模したスタジオセットにいる進行役のおねえさん(吉田珠江)が、部屋にいる子どもたちにお話をするスタイルでエピソードが始まる。そしてメガネがトレードマークの白ウサギの男の子「ダットくん」と彼の妹「ピョン子ちゃん」のぬいぐるみ人形を、おもちゃの機関車の客車に乗せて走らせると、床に敷かれたレールは壁の不思議なトンネルにつながっており、トンネルと抜けると「おはなしの森」の世界となり、ぬいぐるみが「着ぐるみ」に代わり、着ぐるみキャラクターによるドラマが展開される。

月曜日に子ども部屋を出発、おじいさんやおばあさんの住む森の家を訪ね、自然やそこに住む不思議な妖精たちと触れ合った後、再び機関車で子供部屋に帰って来る、という設定で、帰着後はぬいぐるみに戻る。部屋のテレビには森の様子が映し出されており、ダットくん兄妹が森にいる間、子どもたちはおねえさんと部屋のテレビに映し出される様子を見守り、劇中の魔法の歌を一緒に合唱する、という演出もあった。

森の仲間としては、おじいさん、おばあさんの他、いたずら好きだがどこか憎めない黒ウサギの「ゴンタくん」、4体の不思議な形のキャラが組み合わさった「コダマ」の仲間たち、輝く光と共に声は発するが姿は見えない「森の女王様」など。悪いいたずらをしたゴンタくんが女王様に懲らしめられるシーンでは、木から逆さまに吊るされたゴンタくんが「逆さまだからタンゴだ」と言って、タンゴアレンジの悲しみの歌を歌う、というシニカルな描写もあった。


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