Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ1151 2006/2/19 13:24

塔Vロ
男性 21歳
日曜日のある日
公園のベンチから景色が
何より好きと君は言う
どんな名画や名作よりも
こっちの方が好きと言った

よそ見する僕を軽く睨んで
それでも「好き」だと言って
立ち上がりマフラーを揺らす


信号待ちは鼻歌混じりに
交差する車のメロディーを
雑音にしか聞こえない僕は
排気ガスで咳き込むだけ

呆れたように頬を膨らませ
それでも「嫌い」と言わず
上手に白い線を避けて歩く


日曜日の晴れたある日
君と二人ただ歩く
平凡に過ごす一日
君の最も愛す一日

日曜日の晴れたある日
僕と二人ただ歩く
平凡に過ごす一日
僕に許された一日
2/19 13:24

祷a也
男性 18歳 広島
「おはよう」
「おはよう」
この言葉と共に朝は始まる
誰もが口にするこの言葉
この言葉を言うことで
その人の一日が始まる

そしてあの人もきっと…

そんな事を思いながら
僕の一日が始まる
あの人を思いながら…
2/19 6:51

唐ソぃ
女性 14歳
悪魔の囁き
もし、僕がこの世界から
消えたとしたら
誰か、誰か一人でも
気づいてくれるだろうか?もし、君がこの世界から
消えたとしたら
僕は気づいてあげられる?誰か、誰か、誰か
この罪深い僕に
そのコタエを教えて下さい
2/18 22:30

搭木
「孤由」
孤独と自由の狭間
其は一体何と呼び

何の意図を以って
私は立ち竦むのか

私がこうして言葉
力の限り叫べども

響きだけ強く残し
虚しく舞い戻って

何処へも届かない
惨酷な事実を知る

何にも縛られない
解放はまた同時に

何にも悟られない
閉鎖与えるのだと

自由と孤独に惑う
私は何処へ行こう

問い掛けすら返らずに
2/18 18:18
HP

唐ネなし
雲のよう
いつまでも浮いていたい まるで空の雲のように いつまでもふわついていたい
2/18 16:46

唐ワさ
女性
洗濯物
ベランダで
洗濯物が踊っている
風に揺られて
空を飛ぶことを許されず

夕方になり
解放されたかと思うと
主人のタンスの中に入れられて
必要な時にだけ
主人の体と一体になる

朝になり
狭い洗濯機の中に押し込まれ
ぐるぐると回されて
また
ベランダに拘束される

空飛ぶことを夢見ながら
今日も洗濯物が踊っている
[これからの予定]
内政
2/18 15:47
HP

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