Ψ 言霊の宿木 Ψ
過去ログ1235
2006/3/27 17:22
塔Vロ男性 21歳
リリパット「ソースを取って」と彼女
僕は青いフタの瓶を渡す
目玉焼きを頬張る彼女が
「これ醤油よ!」と怒る
わざとじゃないけど
彼女の態度に腹が立って
「別にソースでも醤油でも
どっちでもいいだろ
って言うか普通フタは
醤油が赤でソースが青
じゃないの?」
ストレスのせいか
いつもは寡黙な口が
今日はやけに滑らかだ
僕の言葉に彼女は
「私は子供の頃から
目玉焼きと言えば
ソースをかけるの!
フタだって家では
ソースが赤で醤油が青
それが普通なの!」
眉間に皺を寄せて言う
「だから嫌いなのよO型は
性格がおおざっぱで!」
それは聞き捨てならないと
「血液型のことを言うなら
君は几帳面過ぎるんだよ
潔癖症のA型と一緒だと
いつも肩が凝る!」
テーブルの真ん中で僕らは
身を乗り出して睨み合った
でもお互いの瞳に映り込む
自分の顔が可笑しいくて
二人して笑い出していた
こんなちっぽけな違いや
好き嫌いなんかで
二人の世界は簡単に壊れる
それを憂う人もないまま
離れ離れになるんだ
そんな事にならないように
目の前の彼女を抱きしめた
間のテーブルがギシギシと
肩身が狭そうに軋んで
それを聞いて僕らは
また笑えてきた
3/27 17:22
唐まがっぱ夜更けに夜更けに迷惑な
酔っぱらいのメール
叩き起こされて
不機嫌なまま
画面をみると
妙に
上がったり
下がったりな
ジェットコースター
テンション
可笑しくなって
話しに付き合う
意味のない会話
それでも
夜の孤独は
しっかりと
埋まった
[これからの予定]
午後のお仕事
3/27 12:38
HP
塔Rマ女性
フェイド潮の音が 耳の奥
残香だけが 涙に宿り
置いて逝かれる感覚は
あの日の罪と贖いと
優しい音を立てて
降りしきる雨は
足跡を消すように
小さな流れを紡いで
変わってゆくこの街の
色と引き替えに
浮かぶセピアの輪郭は
眩暈の後の陽炎
3/27 10:29
HP
悼リ.[枝別れの路]
枝別れの路から
何かひとつ
ヒント
ください
それはあたしの
望むものじゃなくて
それはあなたの望むもの
唯ひとつ
右か左か
嗚呼
要するに
あなたが通った路か
そうでないか
3/27 2:20
釘eliever猫ひなたぼっこをしてる猫
温かそうでいいなぁ
猫は自由で気ままだよ
自分の心のままに生きてる
そんな猫になってみたい
こんな縛られた世界はやだよ
孤独でもいい
ただこの世の中を抜け出したい
伸び伸び生きられる世界へ
3/27 2:03
搭木「深実」私達にとっては
希望の道標でも
貴方にとっては
絶望の切符の物
理解し合う暇も
無い程深まった
溝が埋まる時は
何時になるのか
傷付け合う事は
必要無い代わり
互いに想い合い
優しく在る事を
此の願いが酷く
高慢であっても
必ず実現する事を
3/26 22:04
HP