Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ1254 2006/4/9 9:15

塔Vロ
男性 21歳
桜の木の下で
「約束をしようよ
 またここで会うための」
貴女はしゃがんで
幼い僕に小指を伸ばす


長い髪と桜の花びらが
風に流されるたびに
頬を赤らませた僕は
春の訪れを感じていた

初恋という言葉さえ
知らなかったけれど
胸の中に燈る温もりは
貴女がくれたのだと
なんだか嬉しかった

庭に咲く満開の桜が
出会いと別れを呼ぶ
貴女はこの春を
どこで祝福してますか?


一番低いあの幹に
ようやく手が届く頃に
送られて来た手紙は
貴女がもっと遠くに
離れて行ったと告げる

失恋という言葉も
聞き慣れた僕がいても
実感のない本当の別れを
信じられるはずもなく
ただ泣いていた

庭に咲く満開の桜が
出会いと別れを呼ぶ
貴女はこの春を
どこで祝福してますか?


「約束をしようよ
 またここで会うための」
貴女は少し見上げ
俯く僕に小指を伸ばす

照れたような顔をした
貴女が目の前で微笑む
もし抱きしめたら
折れてしまいそうなくらい
華奢な肩が震えている

小さく頷いて
延ばした僕の小指が
貴女の小指を摺り抜けて

くしゃくしゃな顔が
僕の顔に近づいてくる
あの日と同じ温もりが
伝わってきた


庭に咲く満開の桜が
出会いと別れを呼ぶ
貴女もこの春を
祝福してくれますか?
4/9 9:15

唐ォの子
女性 20歳 埼玉
無力でも生きようとするそのわけを
空から見た僕たちは
きっとちっぽけで
このまま消えてしまいそうだ
僕はここに何も残す事ができないのだろうか
遠い未来、僕の存在は
なかった事になってしまう
ひとりでは無力すぎる人間(僕)へ…

いずれいなくなってしまうその前に
自分宛ての手紙を、幾度となく言い聞かせる言葉を、夢を、恋愛を、幻想を、憧れの対称を、20年間のそれなりの経験を、少しづつ書き記そう。
それを救いとする以外
生きる術がないのだから。
その無意味な行為に
いつの日か報いあれ…

06'04'09 きの子
4/9 1:17

塔Aリシア
女性 17歳
言葉
どんな言葉で
君の心を解けばいい?
優しさや温かさは
意味がないよね
どんな強がりをしても
結局は確かなものが
必要なんだから


愛してるよりも
大嫌いって言った方が
君の罪悪感も
少しは癒えるでしょ
誓いの指輪より
玩具のピストルの方が
君の気持ちも
少しは楽になるでしょ


私の気持ちは強くても
誰よりも強くても
君には意味がないから
綺麗な言葉より
苦し紛れの言葉で
君の涙を拭いたい
4/9 0:55
HP

梼水晶

喉元通り過ぎる熱が
今も苦しいけど
優しさを手にしたなら
熱思い出すたび
好きでいられるんだろう

いつまで
痛いことを?

とりあえず今は
安定を求めたくて

自分の愚かさ
さらけだし

爆破した後の熱で
君に近づけると
信じている

あと半年
喉元が痛くて泣きだしそうな時間は
4/8 22:50

典ACOPI
21歳 埼玉
春事
ふわりふわり
舞い散る桜の下

キミと手繋いで歩いたね

時が経つのを忘れる程に 笑顔溢れていた

桜道

あぁもう二度と戻れない…

薄れはしない
深く

深く記憶の中

忘れはしない桜道

私は過去を巡り

今日も歩いてる…
[これからの予定]
なんだろ…(^^;)
4/8 22:21
HP

12551253

掲示板に戻る