Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ1290 2006/5/7 19:30

搭木
「残吻」
今でも口の中に
残る苦い鉄の味

永遠告げる接吻

鮮やかな紅色は
長い口移しにて

濃い口紅を引く

言葉は紡がれぬ
微笑も浮かばぬ

凍り付いた貌に

僅かな温もりの
滓を縋り求めて

再び口付け交わす
5/7 19:30
HP

塔nルヒ
女性 18歳
さかな
サカナは水が嫌いでした

泳ぐのが苦手でした

でもサカナはサカナです

どんなに嫌いでも
水がなければ
死んでしまうのです

運命をサカナは嘆きました


鳥が鳥であるように

海が海であるように

自分はサカナなのです


キラキラ光る水面

サカナは大好きでした

水がなければ
これはみれません


嫌いから目を離したら


素敵なものが割りと
あるのかもしれない
5/7 16:59

到-だいだい-
「今と僕と未来と君の唄」
晴れの日も、
雨の日も、
抱きしめよう。

青くても、
赤くても、
抱きしめよう。

光りも、
闇も、
抱きしめよう。

広くても、
狭くても、
抱きしめよう。

○も×も、
抱きしめよう。

僕を抱きしめよう。
君を抱きしめよう。
素足の少女も、
傷ついた兵士も、
みんなみんな
抱きしめよう。

水平線と地平線の上で、

生きろ
5/7 13:26

的CE
女性

ろうかん翡翠の色した鞠藻
悲しい恋歌の調に合わせ
静かに静かに
ふわり
上下
水面穏やか霧が満ちて
幻のように距離縮み
二つの影
添う沿う
5/7 13:23
HP

塔\ラ
女性 21歳
永遠
きっと すっごく好きなのに
貴方がすっごく好きなのに

きっと
何ヶ月 何年たっても
私は貴方が好きなのに

いついつまでも
私は貴方が好きなのに

そんな覚悟も勇気もなくて

この薬指の赤い糸を
断ち切る勇気もないくせに


貴方が隣にいて
同じ空を見て
同じ風をうけて
同じ陽を浴びて
貴方は笑って

そんな貴方を
私は幸せそうに眺め


ただそれだけで


世界中の
どんな奇跡より
きっと ずっと 素晴らしいことなのに
5/7 8:56

都in@
旅路
月の船に

銀の櫂

何処へ向かうか分からずに

細い銀糸をたぐりよせ

届かぬ想いを届ける為に

冷たい月光

ただただ浴びて

見えない世界の最果てへ
5/6 11:21
HP

12911289

掲示板に戻る