Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ1366 2006/7/10 8:34

塔nルヒ
飽和
言葉は繋がるようで
繋がらない

虚しいだけで
あろうとも

オレンジ色の夕日が
部屋を包んでいく

虚ろな眼差しの先
揺れるコスモス


知る術を知らず
語られないまま

秒針は進むのを
止めない


なのにあの日は
止まったまま


パラパラと
記憶が落ちて
消えて行く

意思継ぐことが
答えなら

何故そうしない?


疑問は夜の中に
消える


後悔だらけで

認められるはず
なんてない


月は優しくて


咎人は成す術も
なかった
7/10 8:34

塔nルヒ
異界
何も救えないなら
せめて祈らせて


何も変わらない

それでも無力は
耐えられないから


灰色の太陽

鳥は感覚を失い
コウモリのように
ふらりふらりと

毒々しい草花は
愚かさと憎しみを
讃える

濁った風は
疫病を運び


徘徊する処刑人は
にんまり笑顔


争いは何処から
やってきた?

争いは何処まで
続く?


モラルなんて
とうにない

善悪より
生き抜くこと


皆武器を持って
楽しそう


みんな
みんな
笑顔

お前の為だと
武器を向け

お前の為にと
自らを撃ち


幻想に呑まれ
真実は歪み

答えは遠ざかる


実行された
プログラム

過ちだと
気付いたときは
いい玩具にされた後


滅ぶ為にあるのなら
どうしてソレを産み出すの……
7/10 7:37

塔泣i
女性 20歳
トラウマ
周りが暗がりで

無限につづく宇宙に

置き去りにされたみたいで

恐くて体が動かない

ここ、どこ?


トラウマは連鎖して今を縛り付ける

立ちの悪い憎しみを
出し切ってから消えていく
7/10 0:26

塔nルヒ
ベルフェゴール
子犬の鳴き声
雨の音に消えて


蛍光灯の光の中
紙に鉛筆を走らせる


教科書は
知識を投げる

受けとる私は
あやふやなまま
脳に詰め込む

現実逃避な
妄想は

メールによって
引き戻されて


雨は急かすように
地へ落ちて行く

自由の落し物

楽しみの報酬
7/10 0:25

悼エ
ゾクでわりぃか
群れなきゃなにもできねぇよ!

だって一人じゃこぇえだろ!

俺らゾクだけど一人じゃこぇえから群れてんだ、だってこぇえだろ?

仲間いりゃあいきがれるべ、ダサくてもよぉそんなにこわくねぇんだよ
一人じゃこわくていきがれねぇんだよ!

だって一人じゃこぇえだろ、マッポだって俺一人じゃこぇえけどよ、群れてりゃそんなにこわくねぇんだよ

それによ誰かにやられねぇには、やるほうになったほうがこわくねぇじゃねぇかよ
一人じゃこわいんだよ、だから群れんだ、ワリィかよ
俺馬鹿で弱いから
他人の邪魔したり迷惑かけたりよ、まともに生きられねぇゴミだってのはわかってっからよ

いきがってっけどよ、馬鹿で弱いから群れなきゃこわくてよ

まともに生きられねぇんだ、馬鹿でよ、内確総理大臣?も小泉しか知らねぇんだよ

だって馬鹿だからよぉ

アメリカのギャングみたいにかっこよくねぇし、音楽とかもできねぇし、馬鹿だからなにもないけどよ

いきがりてぇんだよ、馬鹿でクズでもよ
7/10 0:15

唐まがっぱ
letter
片付けをしていたら
色褪せた
手紙が出て来た

馴染み深い筆跡の
友からの手紙

他愛ない日常を綴った
他愛ないメッセージ
きっと私も
他愛ない返事を返したのだろう

手紙をくれた少女は夭折し

彼女の他愛ない日常は
途絶えた


久しぶりに見た
友の筆跡が
心に沁みた
7/9 22:56
HP

13671365

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