Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ1367 2006/7/10 23:27

塔Aリシア
女性
最後の願い
幸せになるためには
一億粒の涙が
必要だというならば
ためらわず捧げよう


笑うためには
千本の傷跡が
必要だというならば
歯を食いしばり
痛みに耐えよう


けれど
零れる涙に気付く人は
流れる血に気付く人は
いるのでしょうか


世界に捨てられて
人混みの中にある
空間に熔けてしまった
誰も振り返らない
ああ
…見捨てられた
もう少し もう少し
汚く生きればよかった


ねえ お願い
代価なら
私の涙 私の血
何でもあげるから
心から笑っていいですか
幸せを下さい
7/10 23:27
HP

塔泣i
女性 20歳
部屋
ガラスの外れた大きな窓に
両脇でカーテンがなびいてる
古ぼけたフローリングは
白みがかって
捨てられたピアノの鍵盤のように
配列をみだしてる
今、強い風が吹いて
ホコリが立った、靴の空き箱がころがった
壁にもたれて
安っぽい金の額縁の
水差しと果物の絵をながめる
夕日が差し込み
絵が薄れていく
7/10 19:37

嶋齒H
診察待ち
さようならを埋め尽す
愛している言葉のお薬

一週間分の処方箋頂戴。
[これからの予定]
仕事
7/10 17:22

唐艪、
女性 18歳
きいて?
目立ちたいんじゃない
誰かの視界に入っていたいだけ
私がいるって事に気付いていて欲しいだけ
誰かの視界から外れたら自分が居なくなりそうで怖い
見捨てられるのが怖い
見捨てないで
私はちゃんと此処に居るって
誰かいって
言葉にしていって

アナタの記憶から 世界から消し去らないで
お願い
私は此処にいる
誰か
気付いて
お願い
7/10 11:36

塔泣i
女性 20歳

壊れたプロペラみたいに

蝶がおちてくる

僕の両手に舞い降りた

季節外れのモンシロ蝶

ボロボロの羽で左右に倒れ

透き通る緑の瞳は

まだ空を仰いでいた


灰色の雲が覆う空を


立ち尽くす少年
ちらちらと通行人
彼に何ができたというのでしょう

雑踏さえ
秒針に聞こえて
悔しさで泣きながら
次の風花に
少年はそっと蝶を乗せた
[これからの予定]
今日はお休み
7/10 10:32

湯ヨ
女性 東京
蜘蛛の糸
闇の中

君の一言
手繰り寄せる

頼り
しがみつき
がむしゃらに

上る
登る
その先は

君の姿在って欲しい
7/10 8:38

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