Lappの覚え書き
過去ログ35 2023/1/21 14:42
▼Tessho
OpAmp de R-waveの特性測定
下で完成した“OpAmp de R-wave”が不安定と言ったが,1.5uFのコンデンサーに
タンタルコンデンサーを使っていたのだが,これに極性があることを忘れ逆極性につけて
しまったのが原因のようで,正常極性に配線しなおしたら,全て安定に動作した。
旧テッショウ塾では散々実験して分かっていたのに・・・
>タンタルには極性がある 投稿者:Tessho 投稿日:2020年12月21日(月)
さて,設計し製作した「オペアンプ式R波発振器」は「心拍数およびパルス幅を広い範囲
で可変でき,かつ,それらを変えても,R波の振幅がほゞ一定である」ことを目指して
設計したのだが,どの程度,これが達成されたかを検証することにした。
まず,LTsSでの検証。
図1は今回設計の回路だが,回路中のVrは心拍数(周波数)を変えるVR(ボリューム),
R7はパルス幅を変えるVR,R4は積分器の時定数を変えるVRである。R7とR4は
2連VRを使って,同時に変わるようになっている。
まず,Vrを1MΩに固定し,R7,R4を10kΩ〜100kΩに変化させ,どのくらいパルス幅
が変化するかを見たのが図2である。LTsSのmeasure機能を使うと自動計算してくれる。
この値を今後の計算につかう。
図3は心拍数を一定(Vr一定)でVoutのパルス幅PWを変化させたときにR波振幅Vpk
がどの位変わるかを見たもので,計算結果をまとめると図4のようになり,PWが33~130ms
の間で,Vpkは8~7Vと約1V低下(約13%)するようだ。
図5はパルス幅を約78ms一定にして,心拍数を変化させた場合のVoutの振幅の変化を
計算させたもので,結果は図6に示すように,心拍数55〜200の間で,R波の振幅は
7.5V〜6Vと約1.5V変化(約22%)する計算になった。
計算結果から,今回の回路は,心拍数やパルス幅を変えると若干振幅も変わってしまうようだ。
そこで,実機で実測してみると,パルス幅を変化させると図7のように,変化するのが
分かる(イメージ図)。パルス幅を30ms〜120msと変化させたところ,図8に示すように,
振幅は7V〜6V程度の変化であった。一方,心拍数(周波数)を変化させて実測すると,
図8のように40〜120/分の間で約1V程度の振幅変化をするのが観測された。
以上は,ほとんどLTsSでの検証と同様の傾向を示した。
まあ,心拍数やパルス幅にあまり影響されずに,概ね振幅一定のR波が得られるといって
いいだろう。手軽に作れるR波発振器である。オススメ!
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Up 1/21 14:42
2023/1/21(土)14:14
▼Tessho
OB会総会の報告
いずみちゃんからのmailで
「昨年10月15日に開催されたOB会総会の模様が、
栄光学園同窓会HPの「活動報告」⇒「支部等活動」
にアップされています。」
で,その報告を見てきましたので載せます。
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2023/1/16(月)16:53
▼Tessho
我がゴミ屋敷
やり始めると,足の踏み場もなくなる。
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Up 1/15 13:18
2023/1/15(日)13:14
▼Tessho
CE安全研究会のお知らせ
廣瀬先生からのお知らせです。
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Up 1/12 22:01
2023/1/12(木)21:57
▼Tessho
あたし,バカよね〜〜
おバカさんよね〜〜・・・
電流を一定にするダイオード「定電流ダイオード」(CRD: Current Regulative Diode)って
知ってますか? 図1のような,外見は「普通のダイオード」(秋月ページから)だが,
これは定格1mAのCRDで@30程度(汎用ダイオード1N4148が50本\150の10倍)。
これの特性を図2のようにテスターで調べて,「ほっほ〜1.02mAね。」なんて納得し,
何気なく「逆方向特性は?」と,電池の極性を逆接続してみた。「おやっ」と思いつつ
デジタル表示はゼロ。ただ,一瞬だが「OL」(over loadの意味)と出たような気がして
CRDの代わりに10kΩの抵抗を繋いで測ったら,これもゼロ表示。あっちゃー,ヒューズ
飛ばしたな!と思って,デジタルテスターの裏ブタを開け,mA計測用に入っている400mA
のヒューズを取り外し,他のテスターで導通を調べると「断線!」。手持ちの0.5Aの速断
ヒューズの取り付け,テスターは正常復帰。逆接続したCRDも生きていた!良かった。
「ダイオード」という言葉に騙されたんだ。頭の中は「ダイオード=整流素子」となって
いるんだが,単なる「2極素子」という意味(di-=2つ,ode=電極)で「整流作用」を意味
してはいないのだった。調べると,図3のように逆方向には大電流が流れる特性であった!
そもそも,CRDの構造は,図4のように接合型FET(J-FET)のゲートとソースを繋げた
構造(GS間に抵抗が入ってる場合もある)をしているので,順方向(アノードAに+,
カソードCに−)では,図5のように,広い電圧範囲でほゞ一定電流に保つが,図6の
ように,逆方向(Aに−,Cに+)では,ゲートがp形,ドレイン(チャネル)がn形
なので,pnは順方向で,ほゞショート状態になる(図5と図6は電流スケールが違うのに注意!)。
とまあ,大失敗談なのだが,「定電流ダイードには整流作用はない!」と覚えて下さい。
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Up 1/12 10:52
2023/1/12(木)10:51
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