Lappの覚え書き
過去ログ72
2025/6/8 23:01
▼Tessho EMS電極の貼付けインピーダンスを測ってみた 少し温かくなったので、例のEMS機器の付属電極(図1)を大腿部に貼って、HIOKIの3522-50でインピーダンスを測ってみた。
結果を図2に示す。グラフ上段はインピーダンスの絶対値Z(kΩ)で、下段は位相角θ(°)。
ほとんどC性で、1Hz付近では600kΩ以上と非常に大きい。10kHz以上で570Ωくらいの一定値になる。位相θは10Hz〜1kHzでは、ほゞC性であることを示している。
図3は図2からRp(kΩ)//Cp(nF)を計算したものだが、皮膚特性は低周波部分でRpは1MΩ程度、Cpは100nF〜300nF程度になる。
図4は皮膚特性をRp//Cpで表し、内部組織の拡がり抵抗をrで表す(Rp//Cp+r)モデルで実測値をシミュレーションしたもので、ほゞ、図2の特性を表しているようだ。
図5は、実測値(茶)と模擬回路(青)の特性を重ねたものだが、大まかには、この3要素モデルで表せるようだ。
EMS電極は粘着導電性ゲルが貼り付けてあるのだが、最近のECG電極同様、皮膚を濡らさないので、Rpが高い(皮膚抵抗が高いということ)。ただ、先にEMS機の出力波形を示したように、かなり短いパルスなので、実際の刺激時はRp//Cpを通り抜けて、500Ωくらいの内部組織へと電流を流すことができるので、刺激装置としての役目はするようだ。
今日は久しぶりに電極インピーダンスを測ったので、手順を忘れていたり、データ整理の仕方を忘れていたりで、かなりの時間を使ってしまった。本当は、ほかのTENS電極の特性も取るつもりだったんだが、それはまた後日ということになってしまった。
なお、明日は、3か月ごとの三井記念病院の診察日なので、実験はお休みかな・・・・
2025/6/8(日)23:01
▼Tessho この雲、なんだろう? 久しぶりの陽射し。ごろんと寝ころんで空を見上げる。まぶしい・・・
太陽が雲に隠れたところで空を見上げると、こんなモコモコ雲が。
この雲は何だろう?
https://i.imgur.com/Z5cT7zz.jpeg https://i.imgur.com/vwQSkql.jpeg https://i.imgur.com/NvKi3bR.jpeg 2025/6/4(水)10:26
▼Tessho ジューンベリー 今年は葉っぱも良く茂っているが、実もいっぱい生った。豊作である。
ただ、ジューンベリーは頭(お尻?)に髭が生えているので、ヨーグルトに入れて食べるとちょっと髭が気になる。あんまり好きじゃない。
鳥の時々くる。メジロは好きなようだ。他は、あんまりこないなあ。あ、ドバトは厚かましいから、かなり低い位置まで降りてきてムシャムシャするが、フンを落とすので、廷々は追い払う。
ま、手の届かない(6m位上)ところは鳥さんにお任せというところだが、下にはご覧のように、沢山の実が落ちている。落ちた実は、蟻さんも見向きもしない。鳥たちも勿論見向きもしない。そのまま、たたきは紫に染まる・・・。
https://i.imgur.com/QaJAcFn.jpeg Up 6/6 21:49 2025/6/4(水)9:50
▼Tessho ECG比較 上:オムロンHCG-801 下:スマートウオッチ
https://i.imgur.com/QEkQDE9.jpeg 2025/5/23(金)21:47
▼Tessho 長〜〜いヒコーキ雲 いつだったか思いだせないだが、先月下旬か今月上旬、ちょっと肌寒かったが庭でデッキイスに寝ころんで青空を見上げていたら、東の空から真上に向かって双発の旅客機が長〜い飛行機雲を吐きながら飛んで来た。鳥観察用の単眼鏡で覗くと、白い飛行機がくっきり、そして双発ジェットから、キレイに2本の飛行機雲が出ている。スマホを取りに行こうかと思ったが、見逃すと勿体なので躊躇しているうちに、西の空へ消えていった。
あんなにキレイなヒコーキ雲はここ何十年もみたことがない。
仕方なく、ChatGPTに「双発のジェット旅客機が青い空に2筋のヒコーキ雲を長く伸ばして飛んでいるところを下から見上げた絵を描いて」とお願いして描いてもらったのが図1。
3回ほど書き直させたが、文句も言わずに、ほゞこちらの要望に合わせて描いてくれた。
そして、「長―い飛行機雲」でGoogle検索したら、ウェザーニューズの雲の投稿欄が見つかって、先月21日に全国(関東が多かったが)で観られた「長〜〜いヒコーキ雲」のうち私が見たのに近いのが図2。スマホで撮っても、ジェット機はキレイには写らなかったろうが、もうちょっと「私の見た映像」に近いのが有ったらうれしかったのに・・・
https://i.imgur.com/HiYqBQj.jpeg https://i.imgur.com/SIoJsFY.jpeg ChatGPTにもう一度書き直させたのがこれ、それなりに雰囲気が出ている
https://i.imgur.com/C1A7YCA.png Up 5/20 18:12 2025/5/20(火)17:42
▼Lapp yamato こっちのほうがいいかも
https://i.imgur.com/qKlOIXh.jpeg 名前入り
https://i.imgur.com/slcHXkP.jpeg 2025/5/19(月)21:52
▼Tessho タッチカレントのMD >JIS T 0601-1の漏れ電流等 2025/5/6(⽕)16:41
で「接触電流」が追加と言うか名称変更(外装漏れ電流⇒接触電流)された話をした。その際、『JIS C 6950-1:2016「情報技術機器−安全性−第1部:⼀般要求事項」と整合させた』と書いたが、このJISでは「接触電流」を「タッチカレント」と呼んでいた。JIS T 0601-1では、たぶん、患者漏れ電流などの他の漏れ電流の呼び名に合わせて、日本語訳の「接触電流」としたのだろう。その測定回路のMDは図1のように示されている。
その後制定されたIEC 60990の翻訳規格に図2のJIS C 60990「タッチカレント及び保護導体電流の測定方法」があるが、この中には、感電等の状態(図2下の4つの状態が提示され、それに応じたMDが提言されているが、残念ながら4つの状態の「定義」はされていないので、字面で意味を理解するしかない)に応じた3種のMDが提言されている。そして、このJIS C 60990(IEC 60990)は、現在では、ほゞほとんどの規格で採用されているようなので、このMDの特性をJIS T 0601-1のMDとの比較で調べてみよう。
基本は図1だが、3つのバリエーションが用意されている。
2025/5/11(日)12:02
▼Tessho みかんの花 ホットリップも
https://i.imgur.com/hQCVm2Y.jpeg https://i.imgur.com/zjhFzXn.jpeg https://i.imgur.com/M47NfoG.jpeg 2025/5/7(水)10:50
▼Tessho Heating Factorの提案者? IEC 60601-2-2(JIS T 0601-2-2)の2005年版から2020年版で大幅に変わったのが、「大電流モード」と「加熱係数」なんだが、JIS原案主査の方から、これはドイツ国内委員会のDr. Norbert Nesslerらの提案だったということをお聞きして、元論文か関連論文か分からないが、Heating Factor(加熱係数)が出ているNorbert Nesslerの次の論文
Norbert Nessler, Nessler Medizin Elektronik, Innsbruck / AUSTRIA
High-Current Neutral Electrodes
を見つけたので、画像として紹介しておく。まだ読んでいないので論評できないが。
https://i.imgur.com/hwlmArN.jpeg https://i.imgur.com/Y1YKz7V.jpeg https://i.imgur.com/Iz0B4M6.jpeg https://i.imgur.com/oA3OVpO.jpeg Up 4/25 22:11 2025/4/25(金)22:10
▼Tessho RF漏れ電流150mAの根拠は? この疑問は当然なのだが、JISには明確に示されていない。
旧テッショウ塾を検索したら、下記の記事が出てきた。
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>電気メスRF漏れ150mAの根拠 投稿者:Tessho 投稿日:2010年10月24日(日)16時13分37秒
電気メスのJISは何回か改訂されていますね。 しかし、高周波漏れ電流の値は、メス先コードをつないだ状態で「150mA以下」です。 で、この根拠について病院の臨床工学技士から質問があったとのことで、2008年2月に セムコの青木さんから質問がありました。また、最近も他の電気メスチェッカの企業の 方からも質問がありましたので、2008年2月にお応えしたことを下に書いておきましょう。
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結論から言うと、「私も知りません」です。 根拠はないと思います。 たぶん、どのくらいなら「企業として実現可能か」が第一にあると 思っています。 たとえば、500kHzで500W(一番大きくみつもって)出すのに、内部 インピーダンスを500Ω(これも大きく見積もって)のときの発振電圧 は、実効値で500Vになりますね(P=E^2/Rから)。すると、漏れが 150mAなら、漏れインピーダンスは3.3kΩ(500V/150mA)になります。 これは、漏れ結合キャパシタンスに換算すると、500kHz では、 約100pFになります。(100pfの500kHzに対するインピーダンスは3.2kΩ) これを50pFにするのは、かなり大変(特に、対極板コードやメス先 コードをつけて、しかも人体に貼り付けたり、術者が手で持ったり したときの、等価的な対地静電容量は、この程度が限度でしょう。 小生は、150mAが「安全な値」ではないと思っています。今回の実験 でも、150mAでは2cmΦの分流熱傷は「起こりうる」との結論でしたね。 これが80mAになったら、多分「1cmΦ以下なら起こりうる」という 結論になるでしょう。だから、できたら80mAとか50mAに制限したい のですが、そうしたら、ほとんどすべての電気メスメーカは電気メス が作れなくなるでしょう。 対極板は絶対不可欠の要素ですから、その部分の発熱実験とそれに 基づく規制(大きさや温度上昇規定など)が必要ですが、分流に 関しては「注意すれば防げる(分流点をつくらないようにする)」 わけで、電気メスの必須条件にはならないわけです。そうなると 「企業努力」と「到達可能なレベル」との兼ね合いで、どこかで 「妥協点」を探すしかないと思います。その妥協点が150mAである わけで、私としては「まあ、いい線かな」と思っています。 明確な回答になりませんが、その臨床工学技士に答えるとすれば 「製造企業の努力目標として定めた値で、使用者が注意すれば 分流熱傷を起こさないレベル」とでも答えるのでしょう。
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以上ですが、皆さんの中に、もう少しマシな答えがあったら 教えてください。
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今でも上記のように思っています。すなわち、
「製造企業の努力目標として定めた値で、使用者が注意すれば 分流熱傷を起こさないレベル」
その意味で、手術室で働く臨床工学技士は「使用者が注意すれば!」のサポートを是非お願いします。
2025/4/19(土)13:15