みしみし

過去ログ41 2023/4/27 0:56

▼なかやまなな
傘二本の巻 ウ9
遅くなりまして申し訳ありません。
む、むずかしい。雑と早春、それぞれ肉、いや二句ずつ。

 四つ角のポストを照らす夏の月    篠
  詩集『青猫』刊行百年       猫

 柚子胡椒味唐揚げに爪楊枝  
 筆記具といへば鉛筆しかなくて
 寒明のエンドロールに立ち上がる
 山椒の皮いつぱいのゴミ袋

よろしくお願いいたします。


▼三島ゆかり
傘二本の巻 ウ8
 青猫さん、ありがとうございます。朔太郎と日本書紀と明恵上人ですか…。『月に吠える』から導かれたであろう朔太郎を頂きます。
 
   傘二本広げて家や犬ふぐり     なな
    至近距離からうぐひすのこゑ  ゆかり
   自転車で暮の春から逃げだして    也
    両膝に貼る傷あてパッド    らくだ
   深酒はいよいよ月を傾かせ  ひろじゆん
    カーブミラーに映る橡の実     篠
ウ  複眼でミヤマアカネのふりをして  青猫
    何冊も書くノストラダムス     な
   眠らない夜を重ねての眠れぬ夜    り
    わざと滑れぬふりのスケート    也
   耳元へささやく声は熱を持ち     だ
    団扇に残る古き店の名       ん
   四つ角のポストを照らす夏の月    篠
    詩集『青猫』刊行百年       猫

 ななさん、花の座圏内に突入しました。雑か早春でお願いします。すでに「暮の春」とか「夏の月」とか出ているので、直球で「春」の字を使うのは避けて下さい。


▼青猫
傘二本 ウ雑
団扇に残る古き店の名       
  四つ角のポストを照らす夏の月    

詩集『青猫』刊行百年
非時(ときじく)の実をていねいに食べ
あかあかあかや阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ)

お願いいたします。


▼三島ゆかり
傘二本の巻 ウ7 夏の月
 篠さん、ありがとうございます。一句目を頂きます。かつて店があったところにはポストしかない、みたいな寂寥感がありますね。打越の「熱を持ち」を冷ますかのように前句でとぼけて「団扇」を出しているので、三句目の「月涼し」は障ると思います。
 
   傘二本広げて家や犬ふぐり     なな
    至近距離からうぐひすのこゑ  ゆかり
   自転車で暮の春から逃げだして    也
    両膝に貼る傷あてパッド    らくだ
   深酒はいよいよ月を傾かせ  ひろじゆん
    カーブミラーに映る橡の実     篠
ウ  複眼でミヤマアカネのふりをして  青猫
    何冊も書くノストラダムス     な
   眠らない夜を重ねての眠れぬ夜    り
    わざと滑れぬふりのスケート    也
   耳元へささやく声は熱を持ち     だ
    団扇に残る古き店の名       ん
   四つ角のポストを照らす夏の月    篠

 青猫さん、雑でお願いします。


▼篠
傘二本の巻 夏の月
   耳元へささやく声は熱を持ち     だ
    団扇に残る古き店の名       ん

   
   四つ角のポストを照らす夏の月    篠
   宵宮の路地から月を見上げゐて
   消息を湖畔に追へば月涼し

お捌き下さい。


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