みしみし

過去ログ46 2023/5/11 10:45

▼篠
傘二本の巻 ナオ10
    急斜面から石は転がり       ん
   悪党の親玉のごと髭の山羊      り

    待ちに待つたる合否の知らせ    篠
    恨み忘れて抱き合つてゐる
    デンデラ野へと流れゆく星
    廃墟のみ込む朝顔の蔓

お捌きお願い致します。


▼三島ゆかり
傘二本の巻 ナオ9
 ひろじゅんさん、ありがとうございます。リアリズムでやったら死人が出そうな四句目を頂きます。
 
   傘二本広げて家や犬ふぐり     なな
    至近距離からうぐひすのこゑ  ゆかり
   自転車で暮の春から逃げだして    也
    両膝に貼る傷あてパッド    らくだ
   深酒はいよいよ月を傾かせ  ひろじゆん
    カーブミラーに映る橡の実     篠
ウ  複眼でミヤマアカネのふりをして  青猫
    何冊も書くノストラダムス     な
   眠らない夜を重ねての眠れぬ夜    り
    滑れぬことにしたるスケート    也
   耳元へささやく声は熱を持ち     だ
    団扇に残る古き店の名       ん
   四つ角のポストを照らす夏の月    篠
    詩集『青猫』刊行百年       猫
   筆記具といへば鉛筆しかなくて    な
    舗道を濡らす昼の沫雪       り
   ひとときの夢に入るごと飛花落花   也
    海市の門の衛兵交代        だ
ナオ よその子が残り一個のパンを買ひ   ん
    不機嫌さうな証明写真       篠
   煤けたる南蛮絵皿ガラガシヤン    猫
    着ぐるみ剥いで化粧整へ      也
   王室の王が男に戻りたる       な
    荷車に積む白き大根        だ
   さりながらいまだ新劇リアリズム   猫
    急斜面から石は転がり       ん
   悪党の親玉のごと髭の山羊      り
   
 篠さん、雑か初秋でお願いします。


▼ひろじゅん
傘二本の巻
 荷車に積む白き大根        
  さりながらいまだ新劇リアリズム

土管原っぱいつの間に消え
旅の終りは安堵にも似て
山を持てども山は売れずに
急斜面から石は転がり

お捌きお願いします


▼三島ゆかり
傘二本の巻 ナオ7
 青猫さん、ありがとうございます。一句目を頂きます。ちょっとばたばたして捌きが停滞してしまいました。すみません。
 
   傘二本広げて家や犬ふぐり     なな
    至近距離からうぐひすのこゑ  ゆかり
   自転車で暮の春から逃げだして    也
    両膝に貼る傷あてパッド    らくだ
   深酒はいよいよ月を傾かせ  ひろじゆん
    カーブミラーに映る橡の実     篠
ウ  複眼でミヤマアカネのふりをして  青猫
    何冊も書くノストラダムス     な
   眠らない夜を重ねての眠れぬ夜    り
    滑れぬことにしたるスケート    也
   耳元へささやく声は熱を持ち     だ
    団扇に残る古き店の名       ん
   四つ角のポストを照らす夏の月    篠
    詩集『青猫』刊行百年       猫
   筆記具といへば鉛筆しかなくて    な
    舗道を濡らす昼の沫雪       り
   ひとときの夢に入るごと飛花落花   也
    海市の門の衛兵交代        だ
ナオ よその子が残り一個のパンを買ひ   ん
    不機嫌さうな証明写真       篠
   煤けたる南蛮絵皿ガラガシヤン    猫
    着ぐるみ剥いで化粧整へ      也
   王室の王が男に戻りたる       な
    荷車に積む白き大根        だ
   さりながらいまだ新劇リアリズム   猫

 ひろじゅんさん、雑でお願いします。


▼青猫
傘二本の巻
王室の王が男に戻りたる       な
  荷車に積む白き大根        だ

さりながらいまだ新劇リアリズム
枯葉踏む足の刺青(タトウ)は鰐かしら
あの声は十年前の木菟よ

山代 巴(やましろ ともえ)作「荷車の歌」という劇があります。
文化座がいまでも上演して。


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