みしみし

過去ログ70 2023/12/5 9:15

▼三島ゆかり
七戦目の巻 満尾
   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑
   そんな子にかぎつて月を曳きたがり     貴
    電気ポットのお湯がしゆんしゆん     生
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り
    ドーナツ割つて半分残す         を
   雪にまだ水の匂ひの少しして        恵
    山々はほら微笑み返し          苑
   さんざめく光も花の色となり        萸
    頁に萌ゆる午後の若芝          貴

起首:2023年11月6日(月)
満尾:2023年12月5日(火)
捌き:ゆかり

 これにて満尾とします。連衆の皆様、ありがとうございました。しばしご歓談下さい。多少の差し替えも受けつけます。


▼三島ゆかり
流れ
 一句目を頂きます。先にご質問に答えますと、物語ではないので意味上の流れは前句とのあいだにしかありません。語弊があるかも知れませんが、認知症の人が三分前のことはもう忘れていても、人間として普通に理性も感情もあり、今その一瞬の連続を生きているのに近いものがあります。そのような前句と付句のあいだの今の連続体が連句なので、「文台引き下ろせば即反故也」(=終わってしまえばなにもない)といういささか極端な芭蕉のことばが残されていたりします。このあたり、エリック・ドルフィーの “When you hear music,after it's over,it's gone in the air. You can never capture it again. “ とほとんど同じですね。


▼西脇祥貴
七戦目の巻 ナウ6 挙句
お待たせしてすみません、はじめての挙句で軽くパニクっています……。

 山々はほら微笑み返し          苑
さんざめく光も花の色となり        萸

頁に萌ゆる午後の若芝
浴び尽くしてや拓く春潮
素面の耳に咲う春風

いかがでしょう、お捌きお願いします。
……こんな最後の最後に質問して申し訳ないのですが、打越より前の句の流れは、どれほど意識すべきものなのでしょうか? 打越と同じポイント(重ねない、戻らない)だけ意識すればいいのか、意味はお捌きに任せて気にしない、でいいのか。。。教えてください<m(__)m>
「禁止tag排除」


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナウ5 花
 茱萸さん、ありがとうございます。一句目を頂きます。ナオ二句目に「光るたまねぎ」があるのでどうしようかとも思ったけど、二句目は「身を低くして」があるし、三句目は打越に「匂ひ」があるから、息を吸うわけにもいかず、最初の直感で一句目とします。どれも単体ではいい句だと思います。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑
   そんな子にかぎつて月を曳きたがり     貴
    電気ポットのお湯がしゆんしゆん     生
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り
    ドーナツ割つて半分残す         を
   雪にまだ水の匂ひの少しして        恵
    山々はほら微笑み返し          苑
   さんざめく光も花の色となり        萸

 祥貴さん、挙句をお願いします。春のおめでたい句で、体言止めがよいです。


▼沢茱萸
七戦目の巻 ナウ5
雪にまだ水の匂ひの少しして        恵
    山々はほら微笑み返し          苑

さんざめく光も花の色となり
律動の花々に身をさらわれて
息深く吸い込む花の世界ごと

うーん、どうでしょうか…


▼三島ゆかり
ううむ
 茱萸さん、ありがとうございます。二句目から逆算すると一句目の鈴は熊鈴? なんだか「花咲く森の道 くまさんに出会った」にインスパイアされたような花の座ですね。三句目の方は「滋味深き」と言わずにそう感じさせるような句にしたいところです。
 もう少し花そのものを主人公にしてあと二三句いかがですか。


▼沢茱萸
七戦目の巻 ナウ5
雪にまだ水の匂ひの少しして        恵
    山々はほら微笑み返し          苑

ひとつかみ鈴をさらつて花ざかり
花ひらき親熊子熊駆け抜ける
滋味深き花を薄着で眺むれば


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナウ4
 苑をさん、ありがとうございます。二句目を頂きます。三句目の「みはなだ」ということば、初めて知りました。そちらの句もいいのですが、今それを置くと挙句で困るかなと思ったり…。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑
   そんな子にかぎつて月を曳きたがり     貴
    電気ポットのお湯がしゆんしゆん     生
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り
    ドーナツ割つて半分残す         を
   雪にまだ水の匂ひの少しして        恵
    山々はほら微笑み返し          苑

 茱萸さん、たいへんお待たせしました。満を持して花の座をお願いします。「花」という字を必ず使って、象徴的に、暗黙的に桜を愛でて下さい。


▼苑を
七戦目の巻 ナウ4
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り
    ドーナツ割つて半分残す         を
   雪にまだ水の匂ひの少しして        恵

    仔馬は四肢をふるはせて立つ
    山々はほら微笑み返し
    浅き春なるみはなだの空

お捌きお願いいたします。 Up 12/1 11:52


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナウ3
 恵さん、ありがとうございます。三句目を頂きます。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑
   そんな子にかぎつて月を曳きたがり     貴
    電気ポットのお湯がしゆんしゆん     生
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り
    ドーナツ割つて半分残す         を
   雪にまだ水の匂ひの少しして        恵

 苑をさん、早春でお願いします。


▼恵
七戦目の巻
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り
    ドーナツ割つて半分残す         を

トンネルの中へと雪はもつれ込み  恵
雪踏んで行く山鹿流陣太鼓
雪にまだ水の匂いの少しして

遅くなりました。お捌きお願いします。


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナウ2
 くらげをさん、ありがとうございます。三句目を頂きます。ドーナツを割ったらドーナツの穴がなくなるようにオゾンホールがなくなるとよいですね。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑
   そんな子にかぎつて月を曳きたがり     貴
    電気ポットのお湯がしゆんしゆん     生
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り
    ドーナツ割つて半分残す         を

 恵さん、冬か雑でお願いします。名残裏なので面白すぎない句をお願いします。雪、まだ出てないですよね。


▼くらげを
七戦目の巻 ナウ2
    電気ポットのお湯がしゆんしゆん     生
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り

双手に持つて日傘雨傘
ふなべりに寄るはぐれ海亀
ドーナツ割つて半分残す

お捌きお願いします。


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナウ1
 小奈生さん、ありがとうございます。四句目を頂きます。十八公ってなんだっけと十七季を開きました。句数は半歌仙と同じなのに、表が十句で裏が八句で月が一句少ないのですね。裏がだらっと行かないようにできているのかしら。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑
   そんな子にかぎつて月を曳きたがり     貴
    電気ポットのお湯がしゆんしゆん     生
ナウ 梅雨寒の回復しないオゾン層        り

 このまま行くと苑をさんに花の座が回りますが、初折裏の月の座を詠んで頂いているので、沢茱萸さんを花の座に回し、ここは私が付けました。
 くらげをさん、夏か雑でお願いします。名残裏なので面白すぎない句をお願いします。 Up 11/26 13:45


▼瀧村小奈生
ナオ12
ただいまと言ひ入るコンビニ
リボン結びは右に傾く
ちよつとしよつぱい鶴見川沿ひ
電気ポットのお湯がしゆんしゆん

よろしくお捌きください。
きのうは初めて十八公を巻きました。


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナオ11 月
 祥貴さん、ありがとうございます。確かに雨乞いに月は鬼のようですね。一句目を頂きます。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑
   そんな子にかぎつて月を曳きたがり     貴

 小奈生さん、雑でお願いします。


▼西脇祥貴
七戦目の巻 ナオ11
たいへん遅くなりすみません! 付けます、月……雨乞いから……!?

駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
 体育の日に雨乞ひをする         苑

そんな子にかぎつて月を曳きたがり
銀紙の月も今日びは罅割れて
円安の月唐傘を張り直し

どうでしょうか、お捌きお願いします。


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナオ10
 苑をさん、ありがとうございます。一句目を頂きます。そういえば数詞以後禁止とか言っていたのをすっかり忘れて、「タラップに四人」とか「馬一騎」とか出てくるわ出てくるわ…。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵
    体育の日に雨乞ひをする         苑

 捌き人がぼうっとしていたせいで、小奈生さんに初折表の月も初折裏の花も回ってしまったので、祥貴さんに月の座をお願いします。


▼苑を
七戦目の巻 ナオ10
赤き大地を深紅に染めて      を
 駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎  恵

体育の日に雨乞ひをする      苑
卒塔婆に絡む野葡萄の蔓
聲嗄らすほど鵙猛る晝

お捌き下さい。 Up 11/23 21:19


▼三島ゆかり
七戦目の巻 ナオ9
 恵さん、ありがとうございます。一句目を頂きます。

   行く秋や日本シリーズ七戦目       苑を
    道頓堀のみづ澄むゆふべ       ゆかり
   月明かりおなかいつぱい食べちやつて  小奈生
    すずろすずろに一駅歩く      くらげを
   遠火事に遠火事らしからぬ気配      茱萸
    腹にくつきり湯婆の縞          恵
ウ  社畜ども吠ゆわたくしのサバンナに    祥貴
    エレベーターが突然止まる        苑
   何につけ口出してくる少年と        り
    安達太良山のやうに抱いてね       生
   前世は松の木だつたわたしたち       を
    いつかの虹が枕辺に立つ         萸
   掛軸をぐいとはみ出し昇龍         恵
    1/fゆらぐ青柳            貴
   磯巾着ひらいて月に濡れてをり       苑
    おんおんと泣く夜の神々         り
   化野へ灯しの花に導かれ          生
    時計仕掛けの曲乗りピエロ        を
ナオ 揚羽蝶たやすくバスの先を行き       萸
    武道館には光るたまねぎ         恵
   タラップに四人の男手を振つて       苑
    昔話に尾ひれ胸びれ           生
   竜宮の我が家に煮ゆるがんもどき      貴
    身を低くして電磁波避ける        萸
   強き酒呷りて投げる手榴弾         り
    赤き大地を深紅に染めて         を
   駆け抜けてしまふ胡瓜の馬一騎       恵

 苑をさん、秋を続けて下さい。十一句目が月の座となります。


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