1 あずさ
お灸昔話
これは私が幼い頃、おねしょをして母に叱られた時
おばあちゃんが私に聞かせてくれた昔話です。
おばあちゃんの名前はミツヱ。
おばあちゃんのお母さんは厳しい人でね。昔おねしょした時にね…
[作者名]
あずさ
おばあちゃんが私に聞かせてくれた昔話です。
おばあちゃんの名前はミツヱ。
おばあちゃんのお母さんは厳しい人でね。昔おねしょした時にね…
[作者名]
あずさ
(i)
2 あずさ
「ミツヱさん、いつまで寝ているんですか?早く起きなさい」
廊下を歩いて来る母の声がします。
私はミツヱ。8歳になりました。
今、起きてはいるんですが、布団から出られない状態なんです。
何故かと言うと、おねしょをしてしまったんです。
しかも今日で3日連続です。
昨日はお尻を叩かれ、お庭に立たされました。
きっと今日はもっと叱られるに決まっています。
「ミツヱさん?まだ寝ているの?早く起きなさいな」
母が部屋に入って来ました。私は目をぎゅっと閉じて布団をしっかり握りました。
「ミツヱさん?あなたまさか…」
母は私の掛け布団を一気に剥ぎ取りました。
[作者名]
あずさ
廊下を歩いて来る母の声がします。
私はミツヱ。8歳になりました。
今、起きてはいるんですが、布団から出られない状態なんです。
何故かと言うと、おねしょをしてしまったんです。
しかも今日で3日連続です。
昨日はお尻を叩かれ、お庭に立たされました。
きっと今日はもっと叱られるに決まっています。
「ミツヱさん?まだ寝ているの?早く起きなさいな」
母が部屋に入って来ました。私は目をぎゅっと閉じて布団をしっかり握りました。
「ミツヱさん?あなたまさか…」
母は私の掛け布団を一気に剥ぎ取りました。
[作者名]
あずさ
(i)
3 あずさ
ツーンとしたオシッコの匂いと共に、びっしり濡れた布団が現れました。
「まあ!やっぱり!!」
「お母さんごめんなさい」
「あやまってもダメですよ!昨日『もうしない』と約束したでしょ?」
「でも…」
「でもではありません!早く起きて布団を干しなさい!寝間着も自分で洗うんですよ!」
私は濡れた寝間着を脱いで着物に着替えました。
庭に出て布団を干し、たらいで寝間着を洗いました。
「お洗濯終わりました」
[作者名]
あずさ
「まあ!やっぱり!!」
「お母さんごめんなさい」
「あやまってもダメですよ!昨日『もうしない』と約束したでしょ?」
「でも…」
「でもではありません!早く起きて布団を干しなさい!寝間着も自分で洗うんですよ!」
私は濡れた寝間着を脱いで着物に着替えました。
庭に出て布団を干し、たらいで寝間着を洗いました。
「お洗濯終わりました」
[作者名]
あずさ
(i)
4 あずさ
お母さんにそう伝えると
「よろしい。ではお尻ぺんぺをから始めましょう。昨日のように縁側で四つん這いになりなさい」
「…はい」
私は縁側に座布団を一枚敷いて、そこに膝を乗せて四つん這いになりました。
「8つにもなっておねしょだなんて、恥ずかしい事ですよ!」
パシン!パシン!
平手でお母さんはお尻を叩きました。
パシン!パシン!
「痛いです!もうしません!」
「『もうしません』と言いながら毎日じゃないですか!」
パシン!パシン!
「今日はきつく懲らしめてあげますよ!」
パシン!パシン!
[作者名]
あずさ
「よろしい。ではお尻ぺんぺをから始めましょう。昨日のように縁側で四つん這いになりなさい」
「…はい」
私は縁側に座布団を一枚敷いて、そこに膝を乗せて四つん這いになりました。
「8つにもなっておねしょだなんて、恥ずかしい事ですよ!」
パシン!パシン!
平手でお母さんはお尻を叩きました。
パシン!パシン!
「痛いです!もうしません!」
「『もうしません』と言いながら毎日じゃないですか!」
パシン!パシン!
「今日はきつく懲らしめてあげますよ!」
パシン!パシン!
[作者名]
あずさ
(i)
5 あずさ
何回か叩いた後、お母さんは裁縫用の長い物差しを持ってきました。
そして着物の裾をまくりあげ、お尻を丸出しにしました。
「今日は平手だけで許しませんよ!」
ピシャッ!ピシャッ!
「痛い!痛いよ〜!」
お母さんは長い物差しでお尻を叩いたのです。
ピシャッ!ピシャッ!
「静かにしないと、お庭に出しますよ!」
ピシャッ!ピシャッ!
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
ピシャッ!ピシャッ!
謝っても許して貰えず、沢山叩かれました。
[作者名]
あずさ
そして着物の裾をまくりあげ、お尻を丸出しにしました。
「今日は平手だけで許しませんよ!」
ピシャッ!ピシャッ!
「痛い!痛いよ〜!」
お母さんは長い物差しでお尻を叩いたのです。
ピシャッ!ピシャッ!
「静かにしないと、お庭に出しますよ!」
ピシャッ!ピシャッ!
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
ピシャッ!ピシャッ!
謝っても許して貰えず、沢山叩かれました。
[作者名]
あずさ
(i)
6 あずさ
お尻が熱くなって来た頃、やっとお母さんは物差しで叩くのを止めてくれました。けれど
「ミツヱさん、今日はこれだけでは許しませんよ。お尻にお灸を据えますから、そのまま待っていなさい。逃げ出したりしたら、お玄関でお仕置きしますからね」
そう言ってその場を去っていきました。
私は昔いたずらをして玄関の柱に縛られお尻を叩かれた事を思いだし、
あんな事をされてはたまらないと思い、お尻を出したまま待っていました。
お母さんは、小さな袋とお仏壇のお線香立てとお線香、それにマッチとスライスしたしょうがを何枚か持って帰ってきました。
「さあ、お灸です。お座布団の上にうつ伏せになりなさい。」
「お母さん、やっぱり許して!ごめんなさい!」
パシン!
平手が一発お尻にとんできました。
「早くしないと、お灸の数を増やしますよ!」
私はしぶしぶ足を伸ばしてうつ伏せに寝ました。
[作者名]
あずさ
「ミツヱさん、今日はこれだけでは許しませんよ。お尻にお灸を据えますから、そのまま待っていなさい。逃げ出したりしたら、お玄関でお仕置きしますからね」
そう言ってその場を去っていきました。
私は昔いたずらをして玄関の柱に縛られお尻を叩かれた事を思いだし、
あんな事をされてはたまらないと思い、お尻を出したまま待っていました。
お母さんは、小さな袋とお仏壇のお線香立てとお線香、それにマッチとスライスしたしょうがを何枚か持って帰ってきました。
「さあ、お灸です。お座布団の上にうつ伏せになりなさい。」
「お母さん、やっぱり許して!ごめんなさい!」
パシン!
平手が一発お尻にとんできました。
「早くしないと、お灸の数を増やしますよ!」
私はしぶしぶ足を伸ばしてうつ伏せに寝ました。
[作者名]
あずさ
(i)
7 あずさ
「よろしい。今からお尻に2つお灸をします。動いたら大火傷しますからね!」
そう言ってお母さんは私のお尻にしょうがを二枚乗せました。
そしてその上に袋から出した艾を丸めて乗せました。
「今日は初めてだから、小さいものにしてあげます。いいですね?動いてはいけませんよ」
そう言ってお母さんはお線香に火をつけ、そのお線香を艾に近づけました。
しばらくするとお尻が熱くなってきました。
「熱い!熱い!とって〜!!」
「いけません!しばらく辛抱なさい!」
お母さんは私の足を抑えてそう言いました。
お尻は割れるように熱く痛いです。
「熱いよ〜!痛いよ〜!やだ〜!!!!」
あまりの熱さで泣き叫び、私はお漏らしをしてしまいました。
[作者名]
あずさ
そう言ってお母さんは私のお尻にしょうがを二枚乗せました。
そしてその上に袋から出した艾を丸めて乗せました。
「今日は初めてだから、小さいものにしてあげます。いいですね?動いてはいけませんよ」
そう言ってお母さんはお線香に火をつけ、そのお線香を艾に近づけました。
しばらくするとお尻が熱くなってきました。
「熱い!熱い!とって〜!!」
「いけません!しばらく辛抱なさい!」
お母さんは私の足を抑えてそう言いました。
お尻は割れるように熱く痛いです。
「熱いよ〜!痛いよ〜!やだ〜!!!!」
あまりの熱さで泣き叫び、私はお漏らしをしてしまいました。
[作者名]
あずさ
(i)
8 あずさ
「まあ!なんですか、ミツヱさん!お漏らしなんかして!」
「ひっく…ごめん…なさい…」
「泣いても許しませんよ!お漏らしのお仕置きです!今度は上を向きなさい!」
お尻の上の艾が取り除かれ、今度は仰向けに寝かされました。
「初めてだから許してあげようと思ってましたが、お漏らしを治す為ですからね!我慢しなさい」
そう言ってお母さんは今度はオシッコの出るお股の少し上、割れ目の辺りにしょうがを乗せました。
そして艾を丸めて乗せ
「いきますよ!今度はしっかり我慢なさい!」
そう言って再びお線香で火をつけました。
「いや〜!熱い!熱い!熱いよ〜!」
お尻のお灸よりとても熱く、そして痛いのです。
「熱いよ〜!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさ〜い!」
叫んでも許して貰えず、艾が燃え尽きるまで私は叫び続けていました。
[作者名]
あずさ
「ひっく…ごめん…なさい…」
「泣いても許しませんよ!お漏らしのお仕置きです!今度は上を向きなさい!」
お尻の上の艾が取り除かれ、今度は仰向けに寝かされました。
「初めてだから許してあげようと思ってましたが、お漏らしを治す為ですからね!我慢しなさい」
そう言ってお母さんは今度はオシッコの出るお股の少し上、割れ目の辺りにしょうがを乗せました。
そして艾を丸めて乗せ
「いきますよ!今度はしっかり我慢なさい!」
そう言って再びお線香で火をつけました。
「いや〜!熱い!熱い!熱いよ〜!」
お尻のお灸よりとても熱く、そして痛いのです。
「熱いよ〜!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさ〜い!」
叫んでも許して貰えず、艾が燃え尽きるまで私は叫び続けていました。
[作者名]
あずさ
(i)
9 あずさ
艾が燃え尽き、割れ目から取り除かれた頃には、汗と涙でびっしょりでした。
お母さんは、火傷の薬をお股とお尻に塗ってくれました。そして
「今度おねしょしたら、お尻に4つ据えますからね!お漏らししたら、お尻の穴やオシッコの穴にも据えますよ!」
そう言ってお尻をパシンと叩きました。
「ごめんなさい…もうしません」
「よろしい。では昨日と同じように、お布団の横に立っていなさい」
着物の裾をまくりあげ、お尻を出したまま私はお庭に立たされました。
布団の横にはさっき濡らした座布団も干されました。
そのまま朝ごはんも食べられず、午前中いっぱい立たされていたのでした。
[作者名]
あずさ
お母さんは、火傷の薬をお股とお尻に塗ってくれました。そして
「今度おねしょしたら、お尻に4つ据えますからね!お漏らししたら、お尻の穴やオシッコの穴にも据えますよ!」
そう言ってお尻をパシンと叩きました。
「ごめんなさい…もうしません」
「よろしい。では昨日と同じように、お布団の横に立っていなさい」
着物の裾をまくりあげ、お尻を出したまま私はお庭に立たされました。
布団の横にはさっき濡らした座布団も干されました。
そのまま朝ごはんも食べられず、午前中いっぱい立たされていたのでした。
[作者名]
あずさ
(i)
10 あずさ
…っと、こんな事があったんだよ。おばあちゃんお灸が怖くてね、あれからおねしょしなくなったよ!
お前も今度おねしょしたら、おばあちゃんがお仕置きしてあげようね。ホホホ…
穏やかに話すおばあちゃんの、穏やかでない昔話が怖くて、私は翌日からおねしょをしませんでした。
もしおねしょをしていたら…と想像すると恐ろしくなります。
単なる昔話で終わって良かったなぁと思います。
そんな私も今では娘の母。まだまだオムツのとれない年ですが、
いつか大きくなったらおばあちゃんの昔話を聞かせてあげたいなと思っています。
おわり
[作者名]
あずさ
お前も今度おねしょしたら、おばあちゃんがお仕置きしてあげようね。ホホホ…
穏やかに話すおばあちゃんの、穏やかでない昔話が怖くて、私は翌日からおねしょをしませんでした。
もしおねしょをしていたら…と想像すると恐ろしくなります。
単なる昔話で終わって良かったなぁと思います。
そんな私も今では娘の母。まだまだオムツのとれない年ですが、
いつか大きくなったらおばあちゃんの昔話を聞かせてあげたいなと思っています。
おわり
[作者名]
あずさ
(i)