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1 りう

依存 〜奴隷と言われて〜

私には、とても大切な人が居る。
その人に対しての感情は、愛なんて生易しいモノじゃなくて。私の心の汚い所で愛して欲しいと思う。

間違ってるって解ってても、もう戻れはしない。
[作者名]
りう
(S)
2 りう
彼の事をご主人様なんて呼ばないし、彼は強要しない。私は彼を智英と呼ぶし、智英は美雨って呼んでくれる。
「美雨、出来るよね?」
その一言で、逆らう事は出来なくなるの。

その日はテストの最終日。学校が早く終わって、私は友達とカラオケに行った。明日は土曜日で学校は休みだし、智英の仕事はないけど土曜日は疲れを取るって理由で私達が逢うのは日曜日だけ。
だから少しくらい遅くなっても良いかなって、私は考えもせずに友達について行った。
[作者名]
りう
(S)
3 りう
「ねぇ美雨、これ歌いなよ!」
そう言って入れられたのは最近人気の歌。でも普段から智英の事しか考えてない私は、当然ながら知らなくて。悪そうに謝るその子に、私は作り笑顔で首を振る。
あまり楽しいとは感じ無くて、ただ智英に逢えないのが淋しい。
今日はもう帰ろう。そう思ってる時だった。
急に鳴った携帯、つい相手を見ないで電話を出る。
「はい、美雨です」
『美雨?今何処?外?』
電話の相手は智英で、私は思わず固まってしまう。
出掛ける時は、どんなに短時間でも許可を取りなさい。それが智英の命令だったから。
「そ、と…ごめんなさい、友達とカラオケ…もう帰るけど…」
『お母さんに許可は取ったから、今日は家に泊まりなさい』
「はい…」
『待ってるよ』
切られた電話。
命令口調ってだけで、智英が怒ってるのが解る。当然だよね。私は智英のモノなのに、勝手に“外”で悪さをしたんだから…。
諦めて友達に別れを告げて、私は智英の家に向かった。
[作者名]
りう
(S)
4 さくら
続き早くみたいなぁ
(PC)