Write
1 昭美

だらだら娘のしつけかた

「コラ愛っ!またこんなに部屋散らかしてー!さっさと片付けなさい!」
「あぁ、うん。後でね。」
また今日も、こうして怒らなければならなくなった。
娘の愛は小学五年生。
反抗期と呼ぶほど大袈裟でもないのだが、最近なかなか親の言う事を聞いてくれない。
「後じゃないでしょ、今やるの!」
「うるさいなぁ・・・もう、そんなに片付けたいならお母さんがやっといてよ。」
「なっ・・・!?」
「・・・嘘だよ、やるやる。やるから向こう行ってて。」
この通りだ。
怒られればとりあえずは実行してくれるのだが、合い間に必ずと言っていいほど憎まれ口をたたく。
やる事だけきっちりやってくれればいい、と寛大な母親なら思うのだろう。
しかし生憎、私はそれほど気が長くない。
いつか本気で反抗してきた時は覚えておきなさい・・・と心の中で呟いてきたのだ。

自分で言うのも何だが、我ながらどっちが子供かわかりゃしないな。
[作者名]
昭美
(PC)
2 昭美
しかし、ほどなく娘の愛にきつい仕返し・・・もとい、厳しいしつけをする時期がやってきた。

「愛ー、ちょっと来なさい。」
「何ー?聞こえてるからそこで言って。」
「服っ!また脱ぎっぱなしにして!」
「あー、ごめんごめん。」
愛には昔から"脱ぎ癖"があり、気付けば家のいたる所に服を脱いでそのままにしている事がよくある。
理由を聞いても「薄着のほうが楽だから」と自分勝手な答えが返ってくるのだが、そんなもの、母親として認める訳にはいかない。
「いいわ、次みつけたらお尻たたくからね。」
「ええっ!?う、嘘でしょ・・・?」
「そう思うなら、やってみなさいな。・・・後悔すると思うけど。」
実は何年か前、この方法で愛の脱ぎ癖を"矯正"した事があった。
その頃からマイペースで、今ほどではないが手のかかる所のあった愛。
始めのうちは押入れに閉じ込めたり部屋から出してあげなかったりしていたのだが、暗いのも狭いのもそれなりに好きらしく全く効き目がなかった。
そこで用いた最終手段が、お尻をたたくという体罰。
痛い罰は少しかわいそうであまり気は乗らなかったのだが、お尻ならばと試してみたところ・・・見事に改善が見られた。
・・・と言っても、愛本人はそんな風には口が裂けても言わないのだが。
痛くない、全然効いてないなどと言いながら必死に泣くのを我慢する姿が親としては可愛くて仕方がなかった。
憎まれ口の片鱗はこの時培われてしまったものかもしれないが、数回試みただけで脱ぎ癖が顔を潜めてくれたのだから確実に効き目はあったのだろう。
現に今も、それをまたやると口にしただけで慌てて脱いだ服が残っていないか見に行った。
しばらくは脅すだけでも効果がありそうだ。
(PC)
3 昭美
だが一度身についた悪癖は、そう簡単に消えるものではない。
それから数日もしないうちに、私はベッドの下から"証拠"を見つけてしまった。
「愛ー?これなーんだ。」
「げっ・・・!そ、それは・・・。そう、今!今さっき脱いだんだけどトイレ行きたくなって・・・。」
「へぇー、じゃあ今履いてるのは何?」
「よ、汚れちゃってたから・・・。」
見え透いた嘘でごまかそうとする愛。
たとえ今靴下を履いていなかったとしても、丸めた靴下がホコリをかぶってベッドの下から出てきた事の弁明にはならないのだが。
「約束したよね。お尻たたくから下脱ぎなさい。」
「なっ・・・、脱ぐなんて聞いてないよ!?」
「前もそうやってたでしょ!大体、普段脱がなくてもいい所で脱いでるんだから文句言わないの。」
「だって・・・。」
そう簡単に応じない事はわかっていた。
愛も五年生、十一歳の女の子だ。
丸出しのお尻をたたかれるとわかって、はいそうですかと応じられるはずがない。
しかし親として今のうちに何とかしておかないと、将来が心配だというのも事実だ。
決して、溜まったストレスのはけ口を探していただけ・・・ではない。
「愛、早くしなさい。」
「・・・だって、もうお父さん帰ってくる時間だよ・・・?」
「えっ?」
全く気付かなかったが、確かに仕事が定時ならば夫が帰宅するかもしれない時間だった。
夕飯の準備などは終えているが、愛の立場で考えると裸のお尻を父親に見られるかもしれないというのは罰といえど少しやり過ぎかもしれない。
「いいわ、ちょっと早いけど・・・愛、一緒にお風呂入りましょうか?」
「お、お風呂・・・?」
「だから、お風呂でお尻たたいてあげます。嫌ならここで始めるけど、お父さん帰って来ちゃうかもよ?」
「・・・わかった。お風呂がいい。」
愛は少しばかりの譲歩を受け入れ、入浴の準備を始めた。
(PC)
4 昭美
「愛と入るのも久しぶりねぇ。」
「う、うん・・・。」
「少し前は、もっと小さかったのに・・・。」
脱衣所でそんなやり取りを交わす。
傍目には仲のよい母親と娘なのだが、今から行われる事を考えれば娘の愛はそれどころではないだろう。
「こらこら、タオルはまだよ。」
「えっ?・・・あ・・・、そっか。」
「そう、先にお仕置きするんだから。濡れちゃうでしょ?」
愛がひと足先に服を脱ぎ終え、先に浴室へ入る。
後から入る方が気まずいと思ったのか、少しでも心の準備をするためか。
本当のところは愛本人にしかわからないが、私が下着まで脱ぎ終える頃には覚悟を決めていたようだった。
「じゃあ、その辺にハイハイして。」
「・・・はーい・・・。」
かつてと同じ台詞で愛を浴室の床に這わせる。
この浴室は夫の希望でかなり広く造られていて、小さな銭湯を思わせるほどの規模がある。
浴槽は一般サイズとそう変わらないが、私にもよくわからない男のこだわりらしい。
そんな事情はどうあれ、こうやって愛をお仕置きするにはお誂え向きと言える。
「・・・始めるから、動かないのよ。」

ぴしゃーんっ!!
たたいた私が少し驚いてしまうほど、大きな音が浴室に響いた。
「・・・お母さん、ちょっとは考えてよ・・・。」
「お、怒られてるんだから文句言わないの!」
愛のお尻にはくっきりと、私の赤い手形が貼り付いている。
(ちょっと強すぎたかしら・・・。)

ぴしゃんっ!ぴしゃんっ!ぴしゃんっ!ぴしゃんっ!
気持ち程度に少し力を抑えながら、何度も続けて愛のお尻を平手打ちする。
浴室だとここまで音が響くとは、あまり考えていなかった。
これだと夫が帰ってきたら何をしていたかなどすぐわかってしまう気がするが、しつけはしつけ。
今さら止めるわけにはいかなかった。
ぴしゃんっ!
「ま、まだやるの・・・?」
「当たり前でしょ?」
ぴしゃんっ!
「泣いてごめんなさいするなら、少し減らしてあげてもいいけど?」
「絶対やだ。後でお母さんの手が痛くなると思って言ってあげてるのに・・・。」
ぴしゃんっ!
「いらないお世話。愛こそ早く素直にならないと、お湯に入ったとき沁みるわよー?」
ぴしゃんっ!
「沁みないよ、こんなの何回でも平気だし。」
「あらそう。」
ぴしゃーんっ!!
「・・・っ!?」
「愛はこっちの方がいいわけね。」
ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!
外部に漏れる音などお構いなしに、愛のお尻にかなり強い平手打ちを続けて浴びせる。
ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!
強がるおてんば娘の心が折れるまで、さほど時間はかからなかった。
「・・・お母さん。わかった、もうわかったからぁ・・・。」
「そう。それはよかった。」
ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!
しかし反省の言葉を聞こうとも、そう簡単に許しはしない。
「昔はこれぐらいで許してあげたけど、愛ももう大きいからね。二度としないって思うまで許してあげない。」
「も、もうしないってばぁー!」
「だめ。」
ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!ぴしゃーんっ!!・・・ぴしゃーんっ!!

結局二十分ほども続いたお仕置きの末、真っ白だった愛のお尻は明らかに大きく赤くふくれ上がっていた。
「・・・これじゃ、パンツも穿けないじゃん。」
「痛くても穿くの!また脱いでたら最初からやり直すよ?」
「そ、それはやだぁ!」
最後には涙を見せた愛だったが、終わればケロッとした顔で浴槽に浸かっている。
・・・本当に反省しているのだろうか?
少し不安が残る部分もあるが、痛々しく無数の手形がついたお尻を見る限りしばらくは大丈夫だろう。
「今回はお風呂だったけど、次はお父さん居てもたたくからね?」
「別にいいよ?もう何か慣れちゃった。」
その憎まれ口が愛なりの強がりである事はすぐわかった。
「そう、なら次はお母さんも手加減しないかな。」
「・・・今日もしてなかったくせに。」
「あら、あんなもんじゃないわよ?試す?」
「遠慮するっ!」
そう言ってろくに体も拭かずに出ていく愛を見るに、次のお仕置きはそう遠くなさそうだ。

だらけた娘のお尻は、力いっぱいたたいてやるに限るのだ。
(PC)
5 無名さん
〜♪
(EZ)