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1 カラカラ

悲しい結末

「はぁ〜」
5年生の奈菜はため息をつきながら、家への帰り道を歩いていた。
「お母さん絶対に怒ってるだろうなぁー。」
奈菜が気を病んでいるのは朝、母親の美奈に生意気なことを言って、家を出てきてしまったからだった。

普段優しい、美奈だが、奈菜が生意気なことを言ったり、反抗的な態度をとると容赦なく、お尻が真っ赤になるまで叩いてしつけている。

そんな母親の恐ろしさを知っている、奈菜は、家に帰るのが嫌だった。うつむき加減に歩いていると、後ろから、急に言葉をかけられた。
[作者名]
カラカラ
(PC)
2 カラカラ
「なーなちゃん。何、うつむいて歩いてるの?元気ないよ?」
そう話しかけたのは、奈菜の同級生、美穂の母親、久美だった。
「あ、美穂ちゃんのお母さん・・・。」
「どうしたの?すごく暗いよ?何かあったの?」
暗い様子の奈菜と、底抜けに明るい久美の声が対照的だった。

「家に帰ったらお母さんに叱られそうだら・・・。」
奈菜は今にも泣きそうな声だ答えた。

「え?奈菜ちゃん、何か、悪いことしちゃったの?」
「う、うん。。お母さんに朝、生意気なこと言っちゃったの」
「そっかー。奈菜ちゃんのお母さん、それで怒ってるんだ。」
「うん・・。」
(PC)
3 カラカラ
「奈菜ちゃんのお母さんって、怒ると怖いんだ?」
「うん・・・。すごく怖い。」
「でも、いつも優しそうな感じがするんだけどなぁー」
普段の美奈の様子からは、想像もできない、久美は首をかしげる。

「お母さん、普段は優しいけど、奈菜が生意気なこと言うと、本当に怖い・・・。」
「なら、お家に帰ったら、お母さんにしっかりと謝んないとね。自分が悪いなぁと思ってる奈菜ちゃんなら素直にごめんなさいっていえるでしょ?だったら、お母さんも許してくれるはずだよ?」
「・・・・・」
久美の言葉に、一瞬の沈黙の後、奈菜は思いもよらないことを久美に聞いた。
(PC)
4 カラカラ
「美穂ちゃんのお母さんって・・・美穂ちゃんのお尻叩いたりする?」
「え?」
想像していなかった、奈菜の質問に、久美はびっくりする。
「悪いことしたり、生意気なこといったら、パンツおろして、お尻ペンペンしたりする?」
奈菜は恥ずかしそうに久美に聞く。
「お尻ペンペン?うーん、美穂が小さい時はお尻ペンペンしてたけど、小学生になってからは、したことないかな。」
基本的に手を上げずに、言い聞かせて育ててきた久美は、美穂のお尻を叩いたのは、幼稚園の時ぐらいで、小学生になってからは、全く叩いたことなどなかった。

「奈菜ちゃんってお母さんからお尻ペンペンされてるの?」
「うん・・、悪いことするとお尻が真っ赤になるまでお尻ペンペンされる・・・。」
「そっかぁ。だから奈菜ちゃん、元気がないんだ。今日はお家に帰ったらお尻ペンペンされちゃうの?」
久美は心配そうに奈菜に話しかける。

「たぶん、お母さんからお尻ペンペンされちゃうと思う・・。」
今にも泣きそうな声で奈菜は答えた。
(PC)
5 カラカラ
「そっか・・。でも、まだお尻ペンペンされるって決まったわけじゃないでしょ?奈菜ちゃんのお母さんだって、奈菜ちゃんがしっかり謝ったら許してくれるはずだって。だから元気だそうよ。」
「そうかなぁ・・。」
「うんうん。まず、家に帰ったら、すぐにお母さんに謝って、どうして生意気なことをいっちゃったか?それで、これからどうするのか?をちゃんと伝えて反省したら、叱られるかもしれないけど、お尻ペンペンは許してもらえるはずだって^^」
久美は、肩を落としている奈菜の頭をなでながらそう言った。
「そっか。ちゃんと、お母さんに謝ったら、お尻ペンペンされないよね。うん、ありがとう、美穂ちゃんのお母さん。奈菜、言われたとおりにお母さんに謝ってみる。」
「うんうん。絶対にお母さん許してくれるよ。」
久美は、元気な様子になった奈菜を見てほっとした。
(PC)
6 カラカラ
「美穂ちゃんのお母さん。ありがとう。ちゃんとお母さんに謝ってみるね。」
自分の家の玄関の前まで来た奈菜は、明るく久美に答えた。
「それじゃあ、おばさん、お家にかえる、奈菜ちゃんは、ちゃんとお母さんに許してもらえるように、謝んないといけないからね?わかった?」
「はい^^」
久美の問いかけに元気よく答えた、奈菜は玄関の扉を開けて自分の家に帰って行った。

ほっと、肩を撫でおろした久美だが、その数秒・・

「ごめんなぁいーーーお母さんーーー、お尻ペンペンゆるしてえええーーーーー。うえええーーーーーーん。」
「いやああああーーーパンツは、パンツおろさないでええーーーーーー。」
「ものさしいいいい??おかあさあああん、物差しいだけは許してくださいいいーーいやあああーーー」


バッチイイーーーン!! ビッシイイーーーン!!
バシイーーーーン!!

バッチーーーーン!!
バッシイーーーーン!!
ビッシイイーーーン!!

「いだいいいいーーーいだいいよおおーーー、おかあさあああんーーゆるじでええーー」

奈菜の甘い期待は裏切られ、
お尻を叩かれる音と泣き声がが近所中に鳴りた・・・。
(PC)
7 カラカラ
感想聞かせてくれると嬉しです。
(PC)
8 無名さん
お尻ぺんぺんに致るまでの奈菜とお母さんとの会話があるともっと良かったと思います。

友達のお母さんにアドバイスした事をやって。

でも「お仕置きはお仕置きです」とか「もうしないためにお尻に覚えてもらいましょう」とか逆に「言い訳ばかりで反省がないです!!」とさらに叱られるとか。

お尻叩きのシーンがもう少し細かくあって欲しいと思いました。
(i)
9 無名さん
面白かったです!
次回作も期待してます!!
(EZ)
10 あか
今回の作品はメディアスパンキングではなくこちらなのですね(^-^)/

いつも楽しみにしてます
頑張ってください!
(S)
11 無名さん
もう少し読みたかった〜次も楽しみにしてます(^.^)
(EZ)
12 無名さん
ご感想、ありがとうございます。サクサク読めるものと思って、投稿しました。
あえて、奈菜・美奈親子のやり取りを書かなかったつもりでいたのですが、ちょっと淡泊すぎたと反省です。

また、投稿した時、ご感想頂けると嬉しいです。
(PC)
13 真っ赤なお尻
二日間(43時間くらい)ずっと寝ないで
父に手とか物差しで叩かれました。
1週間くらい痛みが残りました↓↓↓
(PC)