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1 麻耶

私が叩いてきたお尻

若い頃、十年ほど小学校の教員を務めていました。
お腹に子供ができたのをきっかけに辞めてしまいましたが、それがなければ今でも続けていたはずです。
時代は今に比べると厳格な教育が主流でした。
小学校といえど例外ではなく、いけないことをした児童は先生が"指導"するのが当たり前。
その際には、必ず何かしらの罰を与えることになります。
それは拳骨であったり、ビンタ、または廊下や教室の後ろに立たせる罰など指導する先生によって様々。
私の場合、どの子を指導する時にも決まって行うようにしていたのが"お尻叩きの刑"だったのです。
[作者名]
麻耶
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2 麻耶
叱り方については、実習生になるより更に前からもう悩んでいました。
ほとんど学生と変わらない、人生経験も浅い自分が教員になったところで子供たちは受け入れてくれるのだろうか。
私自身、幼少から厳しい先生方によって育てられてきたはずなのですが、その立場が逆になることなど昔は想像もしていませんでした。
一つ確かだったのは、気分次第できちんと叱らないことがあった先生に反感を覚えていたことです。
前にあの子は叱られなかったのに、どうして今日同じことをした私が叱られたんだろう。
その不平等さがたまらなく嫌で、当時の先生を何だか信用できなくなったこともあります。
だから、そこだけは決めていました。
悪いことは悪いと、きちんと叱ることにしようと。
そうして考えた末、かつて一番身近にあった罰を使わせてもらうことになったのです。
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お尻叩きの刑は、母の十八番でした。
悪さをした私がどこに逃げようとすぐにつかまえ、裸のお尻をピシリ、ピシリと打つのです。
ズボン、スカート、下着。
何を身につけているかなんて母にとっては関係ありません。
最後に罰を受けた十二歳の時まで、母は必ず私のお尻を剥き出しにして叩いていたのです。
もちろんしっかりとした痛みを与えることで反省させる意味合いが強かったのでしょうが、いざ叱る側の立場に立ってみると隠れた意図も見えてきました。
衣服で隠していると、どれだけ叱ったのかがわからないのです。
過剰に叩きすぎないようにするのはもちろんですが、こちらがそれを意識してしまって早々に叱るのをやめてしまえば戸惑うのは子供のほう。
きっちりお尻を出して、それから叩いてあげるというのが結果的として子供のためになるとその時になって気付いたのです。
母もきっと、昔からそのつもりで厳しく叩いていたのでしょう。
家庭も学校も同じ。
教える立場になったのだから、母を見習って、信念をもって罰を与えることにしよう。
そう決めた時、私は初めて教員としてのスタートラインが見えてきた気がしたのです。
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晴れて教員となった私が最初に叩くことになったのは、知枝ちゃんという女の子でした。
本音を言ってしまえば、意外でした。
担当クラスが決まった際に口頭で挨拶をしたのですが、腕白盛りの児童たちはなかなか聞く耳を持ちません。
最初くらいなるべく優しくいこうと思っていたのですが、つい大きな声を出してしまったのです。

「そうやって言うことを聞かない子は、先生…お尻を叩きますよ!」

教室は一瞬にして静かになりました。
同時に、失敗したという気持ちが生まれてきます。
優しいけれど怒る時は怒る先生…というものを思い描いていたのですが、初日からその調子では怖いイメージだけが一人歩きすることでしょう。
どんな先生が来るのかとワクワクしている子もいますからなおさらです。
知枝ちゃんもおそらくはその一人で、内気でおとなしい雰囲気をしていました。
実は私のほうでも、最初に叱るのは腕白そうな男子かお転婆そうな女子だろうと、何人かに目星をつけていたのです。
ところが私の予想は大きく外れ、控え目で小柄な女の子を叱らなくてはならない日がやってきます。
その原因は、尋常ならざる忘れ物でした。
厳密に言えば、忘れていたのではありません。
彼女には、持ってこなければいけないという意識が著しく欠けてしまっていたのです。
聞けばそれまで厳しく咎められたことがなかったようで、忘れ物がいけないことだという発想すら定着していないように思えました。
このままではいけないと、何度か連絡ノートにも書きました。
それでも改善の余地はみられず、私は知枝ちゃんに最後通告をしたのです。

「今度忘れ物をしてきたら、お尻を叩きます。いいですね?」

これまで通りに頷いた彼女が次に忘れ物をしてきたのは、翌日のことでした。
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放課後、指導室に呼び出します。
さすがに知枝ちゃんも昨日の今日で、ばつが悪そうに項垂れていました。
ただ私の方はというと、呆れるよりも少し安心していました。
翌日であれば、厳しく指導することの決意が揺らぐことがないからです。
知枝ちゃんが忘れ物をすることに対しての意識の低さは相当なものだったので、遅かれ早かれ罰することになるだろうとは考えていました。
しかし通告してからあまりに日数が開いてしまうと、どうして叱られているのかが知枝ちゃん自身に伝わりづらくなってしまいます。
今ならば、心を鬼にしてお尻を叩ける。
そう思わせてくれたのも彼女だったのです。

「…約束ですからね、お尻を叩きますよ。」

「……はい…。」

知枝ちゃんは子犬のように震えていました。
当然です。
私がその年の頃にはもう母にずいぶんお尻を打たれていましたが、知枝ちゃんはどう見ても叱られるのに慣れていません。
もしかしたら、お尻を叩かれるなんてことすら初めての経験かもしれないのです。
それでも、彼女のため、そこでやめるわけにはいきませんでした。

「ここに立って、こちらを向きなさい。」

怯える知枝ちゃんを脇に立たせ、私は用意した椅子に腰掛けます。
動かないよう言ってから下着を脱がせようとすると、彼女は驚いていましたが抵抗はしませんでした。

「お腹を下にして…、そうです。」

座った太腿を揃えて寝かせてみると、その緊張が自分のことのように伝わってきました。

(母に叩かれる時、私もこんな表情をしていたのだろうか。)

スカートを捲ると、知枝ちゃんは顔を背けるように下を向いてしまいます。
今になってようやく、小さな後悔が始まっているのでしょう。
それを一時だけで終わらせないために。
私は先生として厳しく彼女を罰するのです。

「三十回です、覚悟しなさい。」

ピシッ!ピシッ!ピシッ!ピシッ……

最初に数を教えてあげたことだけが、唯一の情け。
そこからは一言も発せず、ただ剥き出しの尻たぶをピシリピシリと打ち据えていきました。
何とか声を出すまいと頑張っているように見えましたが、十五ほど叩いたところで「あっ」「あっ」と声が漏れてしまっていました。
もしかすると、残りの数を意識したら耐えられなくなってしまったのでしょうか。
だとしたら、三十と教えてあげたのは逆効果だったかもしれません。
約束の三十回を叩き終えると、彼女の目には涙が溢れていました。

「今日はこれで終わりだけど…、直らないようなら、今度はもっと叩きますからね。」

「…ぐすっ、……はぁい…。」

結論を言えば、知枝ちゃんの忘れ物はそう簡単に減りませんでした。
この日とは別に何度かお尻を叩くことになり、その度に叩く数も増えていきました。
ただそうするにつれ、何とか忘れ物を減らしていこうという意思が見られるようになってきたのです。
少しずつ彼女の意識を変えていくことは一年がかりの計画だったのですが、三学期を迎える頃には知枝ちゃんを呼び出さなくてはいけない日はほとんどなくなっていました。
それは喜ばしいことであり、同時にほんの少し、寂しいことでもあります。
ある意味では、私にとっても知枝ちゃんが最初の先生みたいなものだったのですから。
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そしてもう一人、印象深い子がいます。
雄哉くんという男の子で、活発な子でした。
ですがどこか大人の顔色を窺っているようなませたところがあり、軽い気持ちで嘘をついてしまうのです。
それは悪意よりも、人を怒らせて嫌な気持ちにさせないためのものだったように思います。
ですが…時には、ついた嘘で自分の身を守ろうとすることがあったのです。
私が学校以外の場所で教え子のお尻を叩いたのは、後にも先にもこの子だけです。
きっかけは些細なことでした。
ある日、宿題のプリントを持ってこなかった雄哉くんが「やったけど家に忘れました」と口にしたのです。
以前にも何度か似たようなことがあったため、私は取りに戻るよう命じました。
すると途端に表情は曇り、「それは無理です」としどろもどろな言い訳を始めたのです。
やっていないのは明白でしたが、「放課後に家まで送ってあげる、その時渡してくれればいいです」と敢えて心にもないやり方で接しました。
彼が皆の前でそれを覆せないであろうことも、何となくですが理解していました。
小さな嘘でもどれだけの大ごとになるかを、身をもって知ってほしかったのです。
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他の教員にざっくりと事情を説明し、少し時間をもらいました。
その時間で、本当に雄哉くんを自宅まで送ろうとしたのです。
彼が家に行ってもプリントがないことを白状したのは、その車中でした。
ところが今度は、終わらせたプリントをなくしたのだと言い訳を始めたのです。
これにはさすがに堪忍袋の緒が切れてしまい、本当はどうなのかと一から説明するよう迫りました。
最後には自分でも収拾がつかなくなったらしく、最初から問題に手をつけていないことも認めました。
そのまま彼を自宅まで連れて行って親に文句を言ってやる、という選択肢もあったのですが、何せ時代が時代です。
特に、男の子の親ならこの程度のことでも鉄拳制裁という家庭は溢れていました。
雄哉くん本人にどちらが望ましいか聞いた上で、私の自宅へと進路を変えます。
嘘の戒めとして、そこでお尻叩きの刑を与えることにしたのです。
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雄哉くんも、何となくそうなると覚悟をしていたようでした。
黒いランドセルは車に積んだまま、その身一つで降りるように促すと素直に従っていました。
玄関へと歩く最中、どの部屋でお尻を叩こうかと考えます。
玄関からは遠くて、なるべく外まで音が響かない部屋。
それは私なりに雄哉くんのことを気遣ったつもりでした。
現代のようにお尻を叩いたぐらいで隣人に通報されるようなことはありません。
ですが、叩かれた子はその事実を誰にも知られたくないものです。
それは、同じく母にお尻を叩かれていた私が一番よく知っていました。
ただ、なるべく早く学校へ戻らなくてはいけないため、あまり迷っている時間もありません。
床に正座ができる奥の部屋を選び、雄哉くんは太腿に抱いて叩くことにしたのです。
手前のリビングに多人数掛けのソファがありましたが、運んで戻すのはかなりの手間でした。
それならば、昔…母が私にしたように叩いてあげるのが最善だと考えたのです。

「…先生、それはちょっと…。すごい小っちゃい子みたい…。」

「心配しなくても、すぐに。そんなこと言っていられなくなるから大丈夫です。」

「え…?」

「それくらい、痛いってこと。」

その言葉に偽りはありません。
私は時間の許す限り、とにかく雄哉くんのお尻を痛めつけてやろうと考えていました。
それだけ本気で叱ってやらないと、この子の嘘は直らないと考えたからです。
もちろん制限時間があるからこその選択であって、長くとも小一時間ほど経った後には彼を自宅に送り、私は学校へ戻らないといけません。
私がズボンのホックに手をかけると、観念したのか両脇を開いて上げておいてくれました。

「明日からちゃんと、宿題やってない時はやってませんって言いなさいね?」

「……。」

バチッ!バチッ!バチッ!バチッ!バチッ……

この時は、学校でする時よりも心なしか力が入ってしまったように思います。
自宅でお尻を叩いていると、つい同じようにして叱る母の姿が浮かんできてしまうのです。
母なら、もっと厳しく叩くかもしれない。
母なら、罰が終わるまで決して甘い顔はしない。
私が雄哉くんを叱っていた時、もしかしたら教員としてではなく母としてお尻を叩いてしまっていたのかもしれません。

バチッ!バチッ!バチッ!バチッ!バチッ……

バチッ!バチッ!バチッ!バチッ!バチッ……

みるみる赤く染まっていくお尻を見ても、中途半端なところで許そうとは思いませんでした。

バチッ!バチッ!バチッ!バチッ!バチッ……

真っ赤に染まったお尻を、私はそれから数十分もの間、叩き続けたのです。

バチッ!バチッ!バチッ!バチッ!バチッ……

バチッ!バチッ!バチッ!バチッ!バチッ……

いつしか、手の平の感覚はなくなっていました。
雄哉くんのお尻も赤くなるのを通りこして膨張したように腫れあがっています。

「今度嘘ついた時は、またしますからね。」

それだけやっても、いつものように釘をさすのは忘れません。
また同じだけお尻を叩くというのも、もちろん本気でした。
雄哉くんには私が鬼に映ったかもしれませんが、こうして叱られて許されるうちに何とかしておいた方がいいに決まっています。
自分を守るための嘘はいけない。
昔の私も、母から嫌というほど叩き込まれたものでした。
もちろん、雄哉くんと同じようにして…です。
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文章が上手くて素晴らしいです。
男女平等という所も大好きです。
フィクションでもノンフィクションでももっと書いてほしいです。
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そうした指導を続けるうち、児童も時に怖がりながら心を開いてくれていったように思います。
これでよかったのかと自問した日もありますが、導く立場としてできるだけ堂々と構える事を心掛けていました。
ただ教員を何年も続けていると、揺らいでしまう瞬間というのはどうしてもやってきてしまうものです。

叱る事の意味を考えさせられるできごとは、怖い先生が浸透してきた担当クラスで起こってしまいました。
ある女子児童から、クラス内で浮いてしまっていると相談を受けたのです。
正直言って、最初は私も考えすぎではないかと思いました。
これだけ毎日子供たちと接しているのだから、そんな片鱗があれば気付けないはずがない。
どこか、驕っていたのかもしれません。
意識して見るようになって、初めて気付いたのです。
彼女の言う通り、普段の何気ないやり取りの中に壁のようなものを感じました。
それは"いじめ"と呼ぶのも憚られるほどあまりに些細な事で、同時にだからこそ解決が難しいという怖さがありました。
誰かに意地悪をされたわけではないのです。
誰かが直接、傷付けたわけでもないのです。
ただ「何となく」彼女とは深く関わらない、という空気がクラスに蔓延してしまっているのは確かでした。
このままではいけないのに、先生としてどうしたらいいかがわからない。
もしかしたら、私にどうこうできる問題ではないのかもしれないと思い悩んだりもしました。
そんな八方ふさがりの一件。
解決の糸口となったのは、他の児童からのある相談だったのです。
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私と二人だけで話したいと言ってきたのは、春香ちゃんという女の子でした。
あまり自己主張をしない彼女がそんな風に頼んでくるだけでも珍しい事で、よほどの悩みでもあるのかと勘繰らずにはいられません。
そんな私をさらに驚かせたのが、春香ちゃんが口にした願いでした。

「…先生、お尻を叩いてもらえませんか…?」

私は一瞬、耳を疑いました。
何と彼女は、自らのお尻を痛めつけてほしいと頼んできたのです。
理由がなければ冗談でもそんな事の言える子ではありません。
話を聞いてみると、あるクラスメイトの事で悩んでいると言っていました。
そう、浮いていると相談してきたあの子です。
おかしな空気にも気付いているし、そうなった原因はきっと自分にもある。
今まで見て見ぬふりをしてきた事への罰を与えてほしい。
彼女の主張はそんなところです。
私も随分迷いました。
常識的な観点から言えば、ここで春香ちゃんを叱るのは筋が通っていません。
彼女の言う通り本当に原因を作ったのなら、その報いもあるでしょう。
ただ一番大事なところがはっきりしていないのです。
見て見ぬふりが罪だと言うなら、他にも気付いていた子がいるはずなのです。
春香ちゃんだけを悪として、この場で叱りつけていいものか。
私はしばらく時間をもらい、考えてから答えを出しました。

「…自分で、そうした方がいいと…思ったんですね?」

「……!…はい…。」

「……わかりました。でも…、やるからには痛くしますよ。」

私は春香ちゃん自身のためにも、厳しく叱ってやった方がいいと考えました。
なぜなら彼女は、そうする事で助けを求めていたのです。
もしかしたら、あの一件は放っておいてもさほど大きな問題には発展しなかったかもしれません。
浮いていると訴えてきた児童も、何もせずともいつの間にか溶け込んだ可能性だってあるでしょう。
ですがここで叱ってやれなければ、春香ちゃんの気持ちにはずっと後悔が残ると思ったのです。
叱られることで救われる心だってあるはず。
今向きあっている私にしかできないと、その時確信したのです。
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その日は音楽準備室を使うことにしました。
指導室も空いてはいましたが、やはり誰かに入るところを見られたらと考えてしまいます。
放課後に私と一緒にいる時点で、すれ違う人によっては「あぁ、あの子はこれからお尻を叩かれるのだろうな」と思わせてしまうかもしれない。
いつもならばそれも含めて罰だと言えますが、自ら叱られにきた今回のような場合は可哀想だと思ったのです。

「先に行って…、座って待っていなさいね。鍵は開けてあります。」

入室する時間をずらしたのも、僅かながらの気遣いでした。
音楽室であれば、準備室を含めてあまり外まで音も響きません。
施錠して入口のカーテンさえ閉めれば、中で何をやっても二人だけの秘密にしてあげられると考えたのです。

「今日が初めて…、でしたね?」

「…はい、…でも…。」

「…でも?」

「…聞いてるので、わかります。」

どうやら春香ちゃんは、私にお尻を叩かれた経験がある友達から詳しく話を聞いてきたようでした。
深く掘り下げる気はありませんでしたが、それを知った上で叱られる事を願い出たのです。
彼女の覚悟も相当なものだったのでしょう。
私がお尻を出しなさいと告げるより前に、自らの下着に手をかけていました。
心の準備も、反省しようという気構えもできています。
もうそれ以上、私からかける言葉はありませんでした。

…パァンッ!…パァンッ!

幼さの残る小さなお尻。
その丸い部分を包み込むような大きなもみじマークを残します。
お尻を叩く事に関しては、優しくするつもりなど一切ありません。
むしろ可能な限り真剣に、痛くしてあげるのが彼女に対する礼儀だと思ったのです。

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ!

二つ叩いて一セット。
左右のお尻を交互に痛めつけながら、赤くなっていくその様を複雑な心境で見守ります。
いつだってそうですが、こちらも叩きたくて叩いているわけではありません。
できれば真っ赤なお尻を見たくはないけれど、他ならぬ私の手でそうしてやらなければならない。
本当は、春香ちゃんが声を殺して泣き始めたのにも気付いているのだ。

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ!

それでも私は、お尻を叩くのをやめなかった。
ひどい体罰教師だと罵る人もいるでしょう。
もしかしたら、そこまでしなくてもよかったのかもしれません。

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ!

…パァンッ!…パァンッ………

ただ…。


「……先生、ありがとう、ございました…。」

小一時間ほど経った頃、お尻を腫らして動けない春香ちゃんがそう口にしたのです。
私の指導が正しかったのか、間違っていたのか。
それを決めるのは、本当は子供たち自身だったのではないでしょうか。
(PC)
13 削除済
面白い。もっと読みたい。
みせしめにみんなの前でお尻丸出しで叩かれた子とかいないのかな?
いじめっことか反抗的な子とか。
(i)
すいません。
投稿出来てないと思い二重投稿してしまいました。
続き期待してます。
(i)
16 みず
教師側からの視点なのが良いですねこの小説。
惹きこまれました。
(PC)
17 無名さん
♪♪♪
(EZ)
18 無名さん
俺が小学校6年の時に仲良しグループ5人で万引きをした時の話。
成功したと思っていたら、1人どんくさいのH君がいてH君が店員に捕まり、でも4人はH君を置いて逃げてしまいました。
H君どうなったのかなとみんなで話していて次の日の学校で、昼に4人が呼び出しをくらいました。
結局、防犯カメラに4人も移っていて、H君は隠そうとしたけどばれたとの事。
H君は僕達に謝ってましたが、僕達はガキなので「裏切りもの」とH君のせいにしました。
そして、昼にそれぞれの親が来てK君の所だけ父親がきていきなり「このあほんだら!」と強烈なビンタをしてK君はごめんなさい!と謝っていました。
僕達はその父親の怖さで縮みあがり
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19 無名さん
呆然としてたら、K父が尻!とK君に怒鳴りました。K君は「ここでは嫌だよ〜せめて家にして、父さん!お願いします!」と懇願。

僕達はなんだろときょとんとしてました。
するとK父は「やかましい!!俺をわずらわすな!」とK君の腕を強引にひっぱり、小脇にK君をかかえ、ズボンとパンツを一気にずらしてすごい勢いでたたき続けたんです。
K君は泣き叫んでました。

僕は怖くておしっこをちびりそうになり、先生が慌てて「お父さん、ここではなんですから。落ち着いてください!」といいましたが、K父は「ほっといてくれ。これは我が家の問題。躾ですわ。あかん事したらその場で叱るのがわしの流儀ですから。先生、あまやかさんといてください。」と言って先生は黙りました。
少しして、他の3人の親も来て、K君がお尻を叩かれているのに驚いてましたが、みんな先生に謝って連れて帰ってました。
僕は母がきていて「もう二度としたらあかんよ!」と頭を少し叩かれただけで帰りました。
K君のお仕置きが脳裏に焼きつき、うちでよかったと安堵して帰ってました。

ところが、母が玄関開けた時に「今からたっぷりお仕置きするから覚悟しなさいよ!」といいました。

僕は一瞬固まりましたが、ああ、きっと説教されるぐらいだな面倒くせええと思ってました。

すると、リビングのソファーで母が座って「きなさい!」と膝をさしました。
「泥棒なんて絶対ゆるさないわよ!お尻ペンペンしてあげるから早くしなさい!!」ときつく言われ、僕は躊躇し「いや・・・ママ・・・俺もう小6なんだけど・・・」とぼそっと言うと、「グズグズしてるなら、パパにもお仕置きしてもらうわよ!」と怒鳴られました。
父親は不動産関係の経営者でいつも忙しい人でしたが、怒ると鬼のようで一度、僕が妹を蹴った時に、片手で庭に放り出されたり、母に「ばばあ」といったら、いきなりつかまれて「今なんていったんだ!!」と抱えられて、尻をむちゃくちゃに叩かれ、ガレージに朝まで閉じ込められた。そんな強烈な父だが、普段忙しくあまり子供と接しないので、気がゆるんでいた。
母と父ならまだ母の方がましだと思い、しぶしぶ母の膝にのった。

母は「今日は泣いても許しませんからね。」
母はズボンとパンツもずらして、僕の丸出しのお尻を思い切りたたきつづけた。
母だからと安易だった僕は、母が思った以上に強く叩いていて、しかも一向にやめる気配がないので、次第に痛くなり、「もうそろそろやめてよ。痛いよ」と頼むと「お仕置きなんだから痛くしてるんでしょ!まだ反省の色ないじゃない。」
母はさらに力をいれ、叩いたが、20分程して、手をとめ、「まだまだ許しませんよ!今日はたっぷりお仕置きしてあげるからしっかり反省するのよ!」といい、
すごい痛みがきた。
ちらっとみたら、母の手に手鏡があった。
手鏡の裏側(鏡側じゃないほう)で思い切り叩かれて、僕はさすがに泣き叫んだ。
そのお仕置きは10分以上つづいた。
永遠と続くお仕置きに恐怖を感じ、小さな子供のように泣き叫んだ。

これが一番きつい僕のお仕置き体験でした。
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23 りな
まやさん私は悪い子ですこんな悪い子にお仕置きしてください
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(EZ)
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34 彩香
私はとても悪い子なので、お尻叩いてください。
(SP)