Write
1 梨紗

事故

わたしにはまいこという名前の妹がいます。
まいこは美人で、営業の仕事をしています。
スタイルは良く身長159センチと高くはないですが、スリーサイズは目視で85-50-85、スレンダーなのに適度にバストがあります。
余暇は旅行やエステ、友達と飲みに行ったり、礼儀正しい彼氏がいてデートやお泊まりもしているそうでいわゆるリア充というものでした。
あの日までは。
[作者名]
梨紗
(SP)
2 梨紗
まいこは優秀ですが、お調子者でかなりの自信家です。
実家にいた頃も危険な運転ばかりしてました。

そんなある日まいこは会社の車で最後の営業が終わった後友達と飲みに行ってました。
酔っ払ったまま車を運転してました。
まいこはかなりの自信家なので酔っ払っても事故など起こさないとい自信があったのでしょう。
それが悲劇の始まりだと知らずに。

スマホで彼氏とラインしながらまいこは車で家まで戻ろうとします。
本当は車は会社に返さなければなりませんが、面倒臭かったのでしょう。明日返すつもりだったのでしょう。


いきなり大きな音がしてまいこはびっくりしてました。
ハンズフリーで彼氏と電話していたらしくすぐには気づかなかったそうです。
なんと、車と自転車が衝突してたのであった。
自転車に乗ってた少女に目をやるとすらりと背の高い長身モデルでシフォン生地のワンピースを血で赤く染めてました。

救急車とパトカーがきて、まいこは逮捕されました。
(SP)
3 梨紗
あれから両親はまいこへの面会と被害者のお見舞いに毎週末走り回ってました。
たまにわたしも一緒に行くこともありましたが、被害者の女性も正直性格が悪く2.3度行ったきりです。
具体的には体型のことをバカにしたり熱いコーヒーを服にかけシミをつけたことです。
後で聞いたのですが被害者は読者モデルをしていたが事故で足を切断することになり読者モデルを続けることが出来なくなったとのことです。
名前は莉乃、というらしい。

最後に莉乃にあったときマグカップをなげられ割れた破片が足にぶつかり足を怪我しました。
わたしは莉乃を力強くビンタし、「わたしはお前には何もしていない。もし、こんなことが続くなら傷害罪と、それから服を汚した器物破損でお前を訴える。お前に汚された服代をここで請求してもいいんだよ。」

莉乃は赤ん坊のようにギャーギャー泣き出し暴れまわりました。
莉乃の母親に怪我の治療費と服代として5000円を受け取りました。
莉乃とはしばらくの間それっきりでした。
(SP)
4 梨紗
裁判でも何も反省の無かったまいこ。
しかし、意外と刑は軽く禁錮6ヶ月の実刑判決。
残された私達家族はほとんど話しもせず過ごしていた。
子供の頃からまいこに勝てる分野などなかった。
わたしは背が153センチで止まってしまい、足も短いずんぐりむっくりな体型がずっとコンプレックスで、ヒール無しでは歩けない。
外見以外も成績だってスポーツだってまいこに勝てたことは日一度もなかった。
そんなある日いきなりわたしは善人、まいこは悪人とはっきりまいこよりも上の人間になれたのだった。
まいこに劣等感を抱かずに済んだことが解放感を感じさせられる。

さて、まいこが釈放される日が来た。
まだ20代なのに、すっぴんのせいか顔は老けていた。
体型も少し太ったような気がする。
家族全員で迎えに行ったが車内は誰も口を開かない。
(SP)
5 梨紗
向かった先は家では無く被害者、莉乃の住んでいる家だった。
チャラそうな外見の莉乃に似合わず大きな純日本風の立派なお家であった。
池では鯉が泳いでいて広い縁側もあった。
莉乃の母親は着物を着てわたしたちを出迎えてくれた。
案内された部屋に入ると、莉乃は居なかった。代わりに莉乃の遺影と仏壇があった。
実は脚の切断手術を受けた次の日、病院の窓から飛び降りたのだった。
脚の切断はモデル人生の終了を意味する。
26年の長い人生の幕を閉じた莉乃。
莉乃の母親はその時の様子を語った。
しかし、まいこがろくな貯金もせず遊び回ったあげく仕事をクビになったのを知っていたのか損害賠償は一銭も請求してこなかった。
代わりにまいこを毎日お仕置きしたいと申し出た。
パパもママもその申し出を受け入れ、まいこはしばらく莉乃のいた家に住むことになった。
1日1回お仕置きがあるだけで、食事も風呂も寝床も無料。
まいこはへらへら笑っているように見えた。
あぐらをかいた足で頭を掻いていたまいこ。
(SP)
6 梨紗
後で電話で聞かされた話であったが、生活はこのようなものだった。
毎朝8時起床
朝食を食べて家の掃除、それが終わったらテレビやパソコンをゆるされる。
昼食は毎日お母様(以下チエ子)にランチへ誘われるという。
普通のOLでは食べられないような高級料理が多い。
その後、昼寝をしておやつ
チエ子と買い物に行ったり生花や茶道を教えてもらうこともあった。
午後5時から寝るまでお仕置きが行われる。
お仕置き中は全裸でいること、それ以外は着物をきせられていた。
まず、2時間正座。
その間チエ子は気まぐれで往復ビンタをしたり、熱湯をかけたりする。
少しでも動けばビンタが飛んでくる。居眠りも同じであった。
その後、仰向けになり脚をあげられ、いわゆる赤ちゃんのオムツ替えのポーズでグリセリン液を200cc浣腸される。
コットンで尻に栓をして、その間パドルで20分ほど尻叩き
排泄はチエ子の目の前で洗面器の中でさせられる。
浣腸は2.3回、態度が悪いと10回以上行われる場合がある。
浣腸が終わると赤ちゃんのオムツ替えのポーズになり、大量にお灸を据えられる
お漏らしすると尿道に綿棒を入れられることもある。
お灸が終わると夜12時まで鞭やパドルで尻叩き。
そこでお仕置きは終了だそう。

まいこは初日は尻が真っ赤になり翌日になっても座って朝食を取ることができなかったらしい。
(SP)
7 梨紗
半年ぶりにまいこに会うことになった。
私たち家族はチエ子の家に呼ばれたのだった。
午後5時8月という季節のせいかあたりはまだ明るかった。
この間と同じ部屋に行くと、まいこが正座していた。
中学生の頃から反抗期が終わらないまいこはわたしと両親の姿を見ると睨みつけ、顔を背けた。
チエ子は動いたからとまいこの股にアイロンをあてた。
まいこはアイロンをあてられるのが初めてで痛えなババアといい、チエ子に掴みかかった。
悲鳴をきいた、チエ子の息子であり、莉乃の弟である数男がまいこにのりかかり往復ビンタをした。
その後浣腸1リットルを入れオムツをつけました。
まいこは必死に抵抗するものの大人の男には勝てません。
手錠をつけられ、脚を縛られ往復ビンタをされ続ける。
チエ子が言うにはここまでのお仕置きは初めてだと。
浣腸も10分も持たずに漏らすのでもう一度やり直し、しかももう一つの穴にこけしを入れられ浣腸した穴にもこけしで栓をされる
オムツは履かずに真っ赤になっても尻を叩かれるまいこ。
わたしたちはその様子をぼーっと見ていた。
帰るよう言われたのが夜中12時。
普段のお仕置きの様子をチエ子は見せてくれたのだった。
(SP)
8 梨紗
3年後まいこはチエ子の家から追い出された。
解放されたともいえる。
チエ子がまだ62歳という若さで認知症になり、介護が必要になったからだった。
そのためチエ子は介護施設に入れられ、唯一一緒に暮らしていた数男は独立した。
しかしまいこは帰ってこなかった。
ずっと待っていても帰ってこない
パパは彼氏と同棲してるか住み込みのバイトを見つけたんじゃないのと言っていた。

ある日、中学時代の友人の里美と舞と一緒に飲みに行く機会があった。
里美は風俗雑誌のあるページを指差して
「これ、まいこちゃんじゃないの?」と聞いてきた。

どぎつい紫色の下着姿に茶髪のストレートヘア、化粧の濃い顔だけどまいこと一発でわかった。

風俗嬢紹介欄にはこう書いてあった
name りの
身長159 スリーサイズ89/49/84
当店No. 1M嬢。浣腸とスパンキングが大好きです。
可愛らしいお顔とすらっとしたボディに似合わない変態女。
ぜひ一度遊んでみてください。

あの日の被害者の名前でまいこは風俗嬢をしていた。
整った顔と生まれ持ってのスタイルの良さ
わたしは羨ましくて仕方なかったけど結局は風俗をするための神様の贈り物だと思うとなんとも言えない気持ちになった。


end
(SP)