貴様が欲しい(FT/R20)

……などと言うと思ったか、馬鹿者め。

閲覧感謝する。
……気の利いた挨拶は得意でない。まずは事情の報告…いや、説明をする。詰まらないだろうが、私も必死なのだ。最後まで見てくれると嬉しい。

我が国エヴィレテウスは妖精王の加護を受けた“森”を有する豊かな国だ。……そして近年では絶え間なく種族戦争を繰り返す、誇り高きエルフ族の愚かな国でもある。
肌、髪、目玉、どれをとっても美しく商品価値のある我が国民は狩人の影に怯え長らく森にこもり、ささやかに密やかに歌い酒をのみ気楽な生活を謳歌していた。

そして“女王”は目覚めた。

我らは翼と魔力を得、気楽な生活を捨て周囲に牙を剥く。
種族戦争が始まった。

と、ーーーここまでが、三百年前の話。

長く続いた戦争で多くの領土を得たが森は枯れ始め、もはやエルフの誇りなど殆どの者の胸には無いだろう。それは偉そうに語る私も同じだ。

そんな無為な戦闘を繰り返すなか、私は小さな楽しみを見つけた。
それが貴様だ。
敵対する種族にいる貴様と初めて交戦したのはいつだったか。踊るような身のこなしに目を奪われた。どれだけ策を練ってもまるで貴様にはお見通しのようだったし、どんな強敵を前にも膝を折った事の無い私が死を覚悟したのも初めての経験だった。
貴様が手加減していた事に気付いたときは、恥ずかしさと嫉妬と怒りでおかしくなるかと思った。
いや、それよりずっと前から、きっと出会った頃には既におかしくなっていたのだろう。
貴様は強い。私はそう確信していたし、貴様に私の刃が届かないことは一番よく知っていた。

ーーはずだった。

毎日のように続く戦闘に疲弊していたのか？それとも何かの気紛れか、届かないはずの私の刃は貴様の胸に深々と突き刺さり、私の手を血で濡らした。
次に私がしたのは勝鬨をあげることでも首を切り落とす事でもなく……貴様の力無い身体を抱いて、逃亡することだった。


ここまで話せば心当たりのあるものならばすぐに気付くだろう。
私が馬屋に無理やり引きずり込んだ死に損ないの貴様を探している。傷は深かったはずだ、勝手に動くんじゃない。
貴様のせいで魔力も翼も名誉も誇りも失った。よもや死んだ等とは言わせないぞ。
[返信について]
お相手願う方にのみ

条件は、背後二十歳以上の女性であること、精密描写を好み、ある程度のマナーと常識を有すること。共に話を展開していく努力が出来ること。


当Cプロフィール
ユーリアン
(175cm/外見年齢18歳)
金髪碧眼。長い前髪を左右に分け、胸元まである髪を右耳の後ろで緩く編んでいる。
大きな瞳に色素の薄い白い肌と長い耳の典型的なエルフ族。すっきりと通った鼻梁と引き結ばれた厚い唇の幼さを残しながらも知性を感じられる気の強そうな顔立ち。
すらりと伸びた手足は成長途上の華奢なもの。
エルフには珍しく任務や規律に重きを置いて行動し、鍛練も怠らない為に若くして一個隊を任されている。
真面目で世話焼きだが抜けている所があり思い込みも激しく、貴Cが関わると感情に任せて暴走しがち。
プライドが高く軽んじられることを何より嫌う。
槍をメインに使うが、得意武器は短刀。

国に背き貴Cを救おうと動いたことで魔力の大半とその源である両翼を失う。

接触時は白地に青の刺繍と銀ボタンの軍服。本来はその上に魔力で構成された鎧があるはずなのだが、貴様が目を覚ましたときには既にあるまい。

実は顔見知りであったり同種族であった、実は隣国は既に機械化していた、魔なる者の巣窟になっていた……等、上記世界観をベースに設定を持ち込んでくれる者は歓迎だ。何しろ私の世界は狭い。知らないことも数多くあるだろう。


萌
甘甘、ギャグノリ、バトル、シリアス、独占欲、嫉妬、共依存、ヤンデレ、サブＣ、暴力、暴言、流血、多喘ぎ、淫乱、露骨表現、薬物、玩具、無理矢理、看病、着衣、女装、拘束等萎え以外/半なり相談､適度な確定､24時間受信､遅･亀･ムラレス
萎
メインの死や切断、鸚鵡返し、永久愛なし、展開任せ、Ｌ会話


心当たりがあるものは、件名は空欄のまま本文にプロフィールと萌萎、設定と接触ロールを書いて寄越せ。
ロール内では貴様と私、どちらが先に目を覚ました事にしても構わん。貴様の傷の程度も任せる。

望みは薄いだろうが、どうかもう一度目を覚ましてくれ……。
[返信について]
お相手願う方にのみ