バクゴー。

よ、久し振り。おめェが俺の探してるバクゴーか分かんねェけど覗いたって事は少なからず身に覚えがあっからだよな?ならちっと見てってくれよ。──もし、俺の探してるおめェなら。逢いてェから。

俺らが遣り取りしてたのは一年も前だけどよ、どーしても忘れらンなくてさ…はは、漢らしくねェよな、悪ィ。強い様に見えて本当は誰よりも繊細なおめェが、今も未だあの傷を抱えてンのかと思うと気が気じゃねェし俺が癒してやりてェって…この一年ずっと思ってた。笑っちまうよな、未練がましくて。
おめェは今笑えてっか?美味い飯食って、ちゃんと寝て、良い奴見つけたか?

…もし、ほんの少しでも、少しだけでも、俺の事覚えてて、息抜きにしてくれンなら…逢いたい。背中を預けて貰えるくれェには成長したつもりだからよ。

鍵は上の文章に散りばめてある。
あとおめェが言ってた「深夜族の俺っつったら分かんだろ。」これも。

あー…此処まで言っといてアレだが既にお相手さんが出来てンならスルーしてくれ!邪魔するつもりはねェから!

っし、じゃあちっとだけ待たせてな。