片割れに謝りたい。

これを開いてくれたのは私の探している謝/必/安か、それとも違う誰かか…前者である事を願いながら手紙を認めさせてもらう。

今更何を言っても戯事にしか聞こえないかもしれないが、私が部屋を出たのは、ぽつぽつと少なくなっていくお前の返事がとても寂しく、同時にお前が居なくなってしまうのではないかという妄執に取り憑かれ恐ろしくなったからだ。
居なくなられる位なら居なくなってしまえと、そんな最低な気持ちで部屋を消し遊戯の友人欄からもお前の名を消し、真っさらな状態になってからふと気付いた。お前は大変な状況だと俺に教えてくれていたし、もしかすると返事をする様な心の余裕がなかっただけなのではないかと。

一時の勢いと思い込みに任せて行動してしまった事を後悔して数ヶ月程経っただろうか、やはりお前に謝りたいと思いこうして筆を執った。
謝/必/安、まだこの世にいるか分からない片割れ。まだ声が届くのなら、どうか直接謝罪させてくれ。


・謝必安は関西、俺は関東
・出会いは他の作品
・美しく着飾った写真を送ってくれた
・会う約束をしていた