臆病者の屑

思えば、貴様を屑と呼んだことは無かった。

蒼の部屋、女の体で交じった貴様がどうにも気がかりでな。
何通か鬱陶しく手紙を送ってみたものの返答はない。部屋を消していなくなった時点でそういうことなのだろうが…

最初に言った、いなくならないかという問い。僕は果たすつもりだった。

弱音でも文句でも構わない。これは命令だ、僕に会いに来い。待っているのは貴様しかいない。