7月29日に勝手に居なくなった三/男

初めは兄さんの負担になってたなら…とか考えて諦めようと思ったけど、色々考えた結果やっぱりあんな去り方は卑怯だしすっっっごい腹立つ。この世界から消えるとか言ってたから見てくれる保証なんかどこにもないし、見つけたとしても反応を貰えるかなんてわかんないけどさ、一縷の望みを掛けて。


出会いはここ。
出会った時、ボクには他に好きな人がいて兄さんにはその人の代わりになってもらってた。

これだけでも兄さんならわかるでしょ。

兄さんは待たせ続けるのは酷だって言ったけど、思い出の詰まった部屋だけ残された方がボクにとっては酷でしかないんだけど。帰ってきてよ、馬鹿三/男。