10年程前の銀さん。

10年て…!いや、うん多分もうそれ以上だとは思うんですが。そりゃ僕も歳とりますよねー。あはは…──て、笑えるかァァア!!

あー…まだアンタがこの世界に居るかは分かりませんけど、懐かしくなってしまって…。もしまたあの頃みたいに楽しく話せたら、なんて。馬鹿げてるかもしれませんけど、アンタある意味特別なんですよ。僕の心臓を初めて掻っ攫った人ですからね。まあ、あの頃は若すぎて何も言えなかったけど。

取り敢えず鍵を徒然と並べてみますんで、心当たりがある銀さんが居れば嬉しいです。何せ10年、11年前くらいなんで望みは薄いんですが!!

・出逢いは茶室の大部屋
・好きだと言ってくれた銀さん
・銀さんは関東、僕は九州
・入浴剤と花火とネガフィルム貰った
・コス写メ送ってくれた
・僕が住んでる街の上空を飛行機で通り過ぎた、らしいアンタ
・他に護らないといけない人が居ると別れを告げた銀さん
・暫くして僕にも新しい恋人が出来てもう連絡しないで欲しい、と告げた僕


大分前ですから、鍵を上げれるだけ上げましたけど。あの頃に戻りたいわけでは無いんですが、また出逢えたとしたら…そうだなぁ。お互い当時を懐かしんで語り合うのも良くないですか?当時を思い出してまた鼻フックでもしてやりますよ。なんて。

僕なんて銀さんの通過点のほんの僅か、米粒くらいの存在だと思うんですがアンタが幸せに暮らせてることを祈ってます。
あー…うん、多分アンタはきっともうこの世界に居ない気がするんです。でも思い出したら何だか諦めがつかなくて…。すんません、一度だけ上げさせてください。

クソォォオ!!何だこのセンチメンタルゥウ!!
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