添い寝を頼みたいんだが、

いやな、どうにも静寂が耳障りでなぁ…。君の存在を感じながらなら、健やかに眠れそうな気がするんだ。

そうだなぁ…条件だなんだととやかく注文を付ける気はないんだ、ただ一つだけ我儘を述べるとしたら遠回しに恋に破れた哀れな鶴の泣き言の一つや二つを聞いちゃうくれないかい?……なんてな。はは、どうだ、驚いたか?

今のはちょっとした冗談だ、湿っぽいのは性に合わないからなぁ!
さて宵も更けて来た。帯、豆、空、君の好きな媒体で構わない。住所なり招待状なりを俺の元に届けてくれるか?

ま、期待せずに待っているぜ。