甘いひと時を。

――少しだけ初夏の匂いを感じた。微睡みの中、きみの姿が見えたんだ。そうしたら居ても立っても居られなくて。きみの声が聞きたい、そして、赦されるならきみに触れたくて堪らない。ねえ、アッシュ、……きみがもし、今一人ならぼくと過ごしてみない?少しだけ甘くて、柔らかな時間をきみに送るよ。先ずはそうだな、……食事を済ませたきみと、のんびり寛ぐなんてどうだろう?少しだけ伸びた綺麗な髪に触れて、撫でて、巫山戯あって、眠気に攫われるまで。もしきみが望んでくれるのなら時には互いの声に耳を傾けるというのも、悪くはないと思う。

やりとりの方法は帯。部屋の鍵はぼくから送るよ。それじゃあ、きみが退屈そうな顔をする前に失礼するね。良縁を願って。
[やり取り期間]
一日から一週間程度